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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2008年09月08日

秋だ〜、校了記念に栗の菓子。
『東京 いとしの和菓子』から 
新潟『若松園義正』名水水ようかん/里の栗

東京いとしの和菓子表紙.jpg
表紙(帯別)です♪

IMG_ku3255.JPG
新潟『若松園義正』の「里の栗」今年の新栗と名水のお菓子


表紙が完成、そして校了…だ〜!!

らしく、新栗のお菓子も店頭に並びはじめた、今は9月。
先日からお知らせしているあんころりん初の単行本

東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり 
(ソニー・マガジンズ刊・購入はYAHOO!ブックスで可)
ステキな表紙見本も出来上がり
ようやく、昨年からの長期にわたる制作が完了、あとは……


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(サムネイル画像はクリックして拡大出来ます) 

・・・
より多くの方が読んで下さることを祈り
微力ながらブログでお知らせしていくばかり。
さてさて、皆さん、表紙はいかがでしょうか? 
紙のテクスチャーも内容にぴったりで素晴らしい♪
さらにきれいな帯も付きます

アートディレクターのセキユリヲさんをはじめとする
スタッフの皆さんは 掛け値なしに最高の方達なのです。
詳しくは追ってご紹介しますね。

ともあれ、長かった〜10ヶ月間、くうーっ、
新栗のお菓子で自分に“お疲れさま〜”。

先日、「東急東横店」地下にひっそりと出店していた『若松園義正』。
ここは少々、思い入れのある新潟の和菓子屋さん。
大好きな「名水水ようかん」を今年もようやく入手できました。
(→思い入れたっぷりの過去記事

IMG_mi3215.JPG
適度に柔らかくなめらか、王道の水ようかん  

「全国名水百選」にも選ばれたという
新潟県栃尾市の天然記念物!『杜々(とど)の森』の
杜々の森湧水』を使用しているそうで、清冽なる水の“味”を実感できます。

近ごろは、“水ようかん”という涼菓を、
はのどごしや舌触り、“ふるふる度合い”で、
好き嫌い・良し悪し、を語られることが多いけれど
ここのは“水分そのもの”の、清々しい甘さと美味さが
「じわじわじわ〜」っと味蕾に広がる。

砂糖と小豆と寒天、そして“水”で・・、
というよりも、含有割合から言えば、
“水”と砂糖と小豆と寒天(と塩)、で成立しているのが水ようかん。
水がどれほど重要なパートかと、血液が認識しそうに
“水”の奥深さを味わえる水ようかん、なのでであります。

IMG_mi3214.JPG

竹筒に入った手みやげ&贈答に向くタイプもあるけど。
プラスティックパック入りの「名水水ようかん」を好んでいます。
(882円/原材料表示:砂糖、小豆、寒天、塩)

さて、「東横店」の催事スペースに話しを戻し、
秋を告げるお菓子もいくつかは並ぶ9月初旬。
10日ほど日持ちするとのこと、
新栗で練り上げたという♪栗き〜んと〜ん♪を
たっぷり詰めた「里の栗」も購入。

校了翌朝にひとくち、乾杯気分でいただきました。
新栗らしい、ほのかな酸味と渋み、香り
。 野趣に富んだ、と表すにふさわしい栗練りきんとんが
中央にぎゅっと詰まっている。
秋だなあ〜〜
これを芯に薄〜く8ミリ位の葛と小麦粉の蒸し羊羹が包んでいます。
真空パックの小ぶりの蒸した棹菓子。
(987円/原材料表示:砂糖、栗、小豆、小麦粉、葛粉、塩)

IMG_lu3245.JPG
ちくわ麩サイズ?「里の栗」は小ぶりな棹物 

水ようかんに比べれば、もちろん濃厚な味わい。
秋風を感じる日なら、より楽しめると思います。。

……
さて「東京 いとしの和菓子」って本で
なんでまた新潟のお菓子が? と思われるでしょう。
もちろん単独取材した52店は東京(一店は横浜)の店です。

お読み下さっていれば、ご存じのように、
物産展やデパート銘菓売り場も頻繁に登場する我がブログ。
それらもひとつの東京ってワケで、
文章であれやこれやと紹介させていただきました。
なんとお店のデータまで掲載してます。
このブログでは書ききれなかったあの菓子この店
むしろ、ブログ読者さまにはそちらが新鮮かも
今年に入って“ハマった”お菓子もあるしね。

若松園義正』はブログをはじめる際にも
「絶対に紹介したる〜〜っ」

ここのを頂くたび、その清々しい口あたりに
“アミノ酸調味料入り水羊かん”などは
残念ながら口に合わないおいらは強く思っていたのでした。

登場する際は数行にとどまるけれど
やはり印刷物になるのは心底うれしい。
あー、
どうかどうかたくさんの方が読んで下さいますように。

> IMG_ku3221.JPG

それでは
はじめて読まれた方のためにも、
あらためて“あんころりんの本”出版のお知らせです。

東京 いとしの和菓子  
    あんころりんのおやつめぐり
」 

発売日は2008年9月25日(木曜日)
出版社はあの「ソニー・マガジンズ」です。
定価1680円(税込) A5判 144P
全国書店にて発売、
またYAHOO!ブックスでも購入できます。

カラー写真も美麗、
物産展やアンテナショップで出会った
お菓子のエッセイも掲載
東京の和菓子屋さんを巡るガイド&エッセイブックです。

読者の皆さまを筆頭に 
東京の和菓子、地方の菓子、町歩きが好きな方に
ぜひ読んで頂きたいと思います。
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一家に一冊、ぜひどうぞ。

☆☆
次回はプレゼントのお知らせがあります!
乞う ご期待。☆☆

【東京 いとしの和菓子 出版の最新記事】
posted by あんころりん at 06:59| 東京 ☀| Comment(26) | TrackBack(0) | 東京 いとしの和菓子 出版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおー里の栗、いいですね〜。
これに似た中津川は川上屋の「さゝめさゝ栗」が好きでして、先日伊勢丹で見かけたんだけど買えなくて残念だったーという気持ちがふつふつと・・・また行こう。
Posted by kozue at 2008年09月08日 15:32
はじめまして

アチコチ、ブログ覗かしてもらっています。
コメ残していきますです。
Posted by アク at 2008年09月08日 17:42
やっぱり表紙は豆大福の断面図ですね!
ブログを髣髴とさせる桜色ですね!

10ヶ月お疲れさまでした!
いわゆる「十月十日」か。か?
水羊羹で夏、栗で秋ってことで、
あー支離滅裂ですがおいしければいいのってことで、
東急東横店、夏を惜しみに行っときます!

しつこいですが25日は本屋かけこみです!

Posted by ぺなぞう at 2008年09月08日 22:03
怒涛の更新ですね。さすが師匠。
「里の栗」も一瞬「イカ飯か?」と間違うくらい大胆なグラビアですね。
ところで、この水ようかんはもう東京では買えないんでしょうか?
食べたい〜。
Posted by モメ吉 at 2008年09月08日 23:33
あんころりんさんといえば豆大福!断面!なので、この表紙はピッタリですね〜。潔くて素敵です!

里の栗、栗好きには外せない栗きんとんを使ったお菓子…食べたいです。
若松園義正さんのネットショップを見ると栗蒸し羊羹もおいしそう。次の催事は関東だと10日〜16日まで相模原伊勢丹みたいですね。
Posted by UYU at 2008年09月09日 00:46
9月に入り、栗菓子の話題ですか?
まだまだ暑い日が続きますが秋なんですかね。

私も若松園義正さんの羊羹、好きです。 社長はネットをする人なのでこちらに降臨されるかもしれないですね。

さて、話題の著作ですが物産展やアンテナショップネタも扱うそうですね。 かなり膨大な量なので絞るのが大変だったかと思います。 もしや続編の企画があるとか?
Posted by 笹団子 at 2008年09月09日 01:29
発売日が楽しみですね〜♪
あ、でも我が家近辺は田舎で到着が遅いから、ネット予約した方がよいかしら。
若松園義正、たまにネットで見かけたのですが、美味しいかどうかわからなかったので、スルーしてしまいました。う〜む。今度見かけたら、ぜひ挑戦してみます。
Posted by たからにゃ at 2008年09月09日 06:16
そろそろ栗のシーズンですね。いよいよあんころりんさんの本も完成ですね。
これを持っていろいろなところに繰り出しますよ。
今は花粉症でかなりやばいですが
まあ、体調がよくなれば落ち着くでしょう。
(昨日も眠れなかった)
甘いものはエネルギー。
また本のほうもいろいろ紹介させて戴きます。

秋にはおいしいものがいっぱいありそうで。
Posted by yottyan at 2008年09月09日 10:23
◎kozueさん
そうそう、川上屋のあれに似てます。
あちらは昨年は伊勢丹にあったよね。
こちらはもっと小ぶりの真空パックで値段もお手頃、
おやつには気軽です。
ちなみに伊勢丹の和菓子売り場に変動ありましたね〜。
黒船、だっけ?銘菓売り場独占状況。「鶴屋八幡」撤退でそこに諸国銘菓が移ったの。老松とまとめ見られるのは良いけど…。

◎アクさん
はじめまして、コメントありがとうございます
Posted by あんころりん at 2008年09月09日 12:02
>やっぱり表紙は豆大福の断面図ですね!
>ブログを髣髴とさせる桜色ですね!
気に入っていただけましたか?
紆余曲折ありつつ、これになったのです。
桜色はデザイナーさんのセンス、あとから「あ、ブログ背景に似てる〜」とね。

>10ヶ月お疲れさまでした!
ありがとうございます。まだ不安です、が、言ってもせんないよね。

>東急東横店、夏を惜しみに行っときます!
すみませーん、わかりにくくて。
私が出かけたのが最終日だったの。
始終東京に来ているから、こんど見たらキープしておきます♪

>しつこいですが25日は本屋かけこみです!
ありがとうございます、ぜひご協力お願いします。


Posted by あんころりん at 2008年09月09日 12:08
ああもう関係ないけどごめんね。
そうなんですよ伊勢丹。なんで黒船? と思っていたのですよ。でも老松の横で以前よりきれいに並べられてましたね、お菓子たち。
榮太楼本舗がデパートから撤退しつつあるのが少し気になっております。
Posted by kozue at 2008年09月09日 15:39
◎モメ吉さん
いかめし〜〜、がはは。いいねー大好きよ、その視線。鶏と栗って合うけど、イカとクリってどうだろうか。
この水ようかんは東京出店の際には必ず連れてくるので、見たら買え、ってかんじです。
プロモ時期なのでせっせと更新よ、笑。

◎UYUさん
ええ 栗蒸し羊羹も隣に並んでました。栗くり気分だったので栗の量でこちらを選びました。羊羹おいしい店だから、あれも良いのかも。
…話し変わるけど、二子玉がテリトリーなら、大阪の庵月が10日から栗蒸し羊羹、連れて7階に出店しますよー。今日はがきが届きました。
Posted by あんころりん at 2008年09月09日 18:03
本、予約いたしました〜。25日が本当に楽しみです!表紙、とても素晴らしい!ブログのバックのピンクと同じで、あんころりんさんにぴったりのイメージ。
9月と言えば「栗」ですねぇ。「里の栗」いいですね。新潟ですか。東京では何でも手に入るから羨ましい・・・。しかし私の住む地方も栗の産地があって、地元産の栗を使った和菓子やケーキ等これからたくさん出ますよ。そして大好きな栗蒸し羊羹。楽しみです。あんころりんさんにも、栗おはぎ等いろいろ食べていただきたいわ〜。いつかいつかお持ちいたしと〜ございますぅ。
Posted by いもすけ at 2008年09月09日 21:45
笹団子さん
今日9日は重陽の節句、突然、秋めいた気候になりましたね〜。9月は新栗&新芋ですね、特に長野や新潟から若い栗のお菓子が届きます。
続編!それは良い考えですが、最近は書籍の出版は簡単ではないようですね。
今回の本では、物産展などはエッセイの中でフォローしまして、ページ毎の和菓子店の個別取材記事は52店に絞りました。“東京の和菓子”が本のテーマなのです。
Posted by あんころりん at 2008年09月09日 22:53
たからにゃさん
予約して頂けるなんて、とても光栄です、よろしくお願いします〜。
若松園義正はシンプルかつ上等の材料で水ようかんがおいしい、パック入りと竹筒を食べ比べるのも一興かも。
Posted by あんころりん at 2008年09月09日 23:10
yottyanさん
ひょっとして栗も自家製ですか?いいなあ。
秋は味と香りの豊饒を実感できて楽しいです。
栗やお芋っておいしいですよね。

ぜひお散歩の共にお持ちください。
宜しくお引き立ての程を♪
Posted by あんころりん at 2008年09月09日 23:13
校了、おつかれさまでした〜!
私もずっと紙媒体の編集をやっていたので、
大変さは痛いほどわかります。。。

かわいらしい表紙ですね♪
スタッフともども、発売を楽しみにしています!
Posted by ここなっつ at 2008年09月10日 00:17
kozueさん!!
そうなんだよね〜、黒船。なんだかんだと伊勢丹イベントに頻繁に登場してましたが、代理店でもはいってるのでしょうか。私は鶴八の方が良かったなー、一年に一度くらいしか利用しなかったけど。あと「菓匠 禄兵衛」も伊勢丹のイベントでは重用されていて不思議。
榮太楼!タカシマヤも売り場撤退しましたね。今日銘菓百選に生菓子だけ入ってました←ちょっと驚いた。伊勢丹のAmeyaはそのままですね。
Posted by あんころりん at 2008年09月10日 23:31
いもすけさん
東京には何もないけど、何でもあるってところでしょうか(笑)。地元に栗の産地があるなんてステキ〜。その栗のおはぎや和菓子が食べられるとはすごく幸せですね〜。和菓子は地元産の食材で作るのが最高ですね。栗おはぎ♪食べてみたいなあ。
Posted by あんころりん at 2008年09月10日 23:34
ここなっつさん
ありがとうございます。
単行本はほんとに長いスタンスなので、編集の方のご苦労は大変なものだと思います。
やりがいありますが。体力気力も必要ですね。
ぜひご覧になってみて下さい。
スタッフの方にもよろしくお伝え下さいませ〜♪。
Posted by あんころりん at 2008年09月10日 23:37
はじめまして!
ずっと読み逃げだったのですが、初めてコメント書かせていただきます。
長い間更新がなく、どうされたのかと心配しておりましたが
出版のためだったのですね。おめでとうございます!

あんころりんさんの記事を参考に、先日人形町の東海さんに参りました。
黄身しぐれがホント絶品で!!!
人形町の和菓子屋さんはよく知っているつもりでしたが
ここはノーチェックで、あんころりんさんのblogで拝見できなければ出会えなかったお店でした。
ありがとうございました^^
Posted by miel at 2008年09月11日 03:39
こんにちは。

十ヶ月間本当にお疲れ様でした。
表紙の色と断面図がとてもかわいいですね。
あんころりんさんらしさが出てます(^^;
早く本の中を見たいです。
和菓子屋さんのウインドも秋のお菓子が並ぶ時期。栗のお菓子も。。。
また、ゆっくりお話を聞かせて下さいね(^0^)/~
Posted by あっちっち at 2008年09月11日 16:43
あんころりんさま!
あぁ恋しかったです〜。
更新なくどうしたのだろうと思っていましたが、本の出版のためだったとはっっ!! おめでとうございます☆ あんころりんさんの記事は、本当に和菓子に対する愛を感じてましたし、紹介されるお店は思わずムフフとうなる所ばかりでした。 なので、あまり知られなかった名店が書かれているのではと期待しています♪

両国とし田は高校生の頃に頻繁に行ってました。両国のあの通り沿いは錦糸町方面に行くと和菓子屋さん多くあるんですよね。
私はとし田のもうちょい先の和菓子屋さんも好きでした。

そして、あんですMATOBA。私も京風あんぱん好きですぅ〜。 毎回本っ当にどれにするか迷います。
かぼちゃあんも好きです☆
ちなみにそこまで足を伸ばすと、千束の和菓子屋巡りもします。 素朴な六方焼きがどの和菓子屋さんにも置いてあるんですよね。
あと、いろは会の中にあるパン屋ぶれ〜てはうまい…。あっ、久々で長くなってしまいましてすみません。
最後に、本当にブログ復活嬉しいです! また楽しみにしてまーす♪
Posted by トッコ at 2008年09月11日 21:04
mielさん
はじめまして、こんにちは。お返事がおくれてすみませんでした。
コメントありがとうございます。ご心配おかけして申し訳ありません。
>おめでとうございます!
ありがとうございます!お言葉に感激です。
東海!ほんとに素晴らしいお店ですよねー。気に入って下さって嬉しい。このブログが役に立ったなら何よりです。もちろん本でも紹介していますよ、ご覧下さいね〜。
Posted by あんころりん at 2008年09月13日 18:35
あっちっちさん
♪ありがとうございます。
表紙、かわいいでしょう、気に入ってもらえたら嬉しいです。ぜひぜひご覧になって、ついでにお買い求め下さいませ♪
栗が今年はおいしいそうです、またぜひご一緒致しましょうね♪
Posted by あんころりん at 2008年09月14日 01:28
トッコさん
ごめんね〜寂しがらせてしまって。
ご心配おかけして申し訳ありません。私も早くトッコさんはじめ皆さんにご連絡したかったのですが。温かいコメントありがとうございます。
知られざる名店がたくさん掲載されました。ややマニアックなのが、特徴?笑。
そうそう、あの先の和菓子屋さんもステキなところ多いですね。
京風あんぱん。あっさりしておいしいですよね。
ぶれーて。またまた渋いお店ですね、私はたべたことないなあ。今度挑戦してみますね。
これからもまたよろしくお願いいたしまーす♪
Posted by あんころりん at 2008年09月14日 01:36
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