発売迫る『東京 いとしの和菓子』 今日の一品『招福楼』懐石料理屋の和菓子 ☆記事下段にプレゼント告知あり

『招福楼』“冬ごもり”、下は“しょうが入り黒砂糖葛餅＝モスラではなく　

発売まであと１０日！に迫った
『東京 いとしの和菓子　あんころりんのおやつめぐり』
YAHOO！ブックスでも予約購入できます。

さて、画像上段の美しいお菓子の素材はなんと海老芋。
『招福楼』は茶の心を基とする滋賀の高級会席料理店。　
伊勢丹新宿本店には“お持ち帰り店”があります。

「しょうが入り黒砂糖葛餅」を頂いたのが……
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　☆☆プレゼントのお知らせは記事の最後をご覧下さい。
（サムネイル画像はクリックして拡大出来ます）　

一年前の夏。以来…ハマってしまいました。
笹にくるんだ葛餅はむっちりとして
予想をはるかに上回る、シンプルな味。
黒糖独特のアクのある甘さは抑えに抑えて、
香りだけ閉じこめた、ってな口あたりには
かっこよさ、さえ感じました。

そのうえ、　しょうが、です、生姜。
生かよ、ってほどサクサク♪のざく切りが気前よくぶち込まれ…
いや、刻み込まれてた。
（本を書くには、生来の雑な表現を慎むことが望まれます）


生姜ざくざく、ぴりウマ〜♪

ゆえに生姜パートはかなりスパイシー。
琥珀色の餅は本格的な葛の風味。

そう……最近は“水まんじゅう”などにありがちな、
必至に保水したような、
ぷるぷるるん、と“アンチエイジングな舌触り”と　
ゲル化材などの増粘多糖類による過分なもったり感が
どうもつまらない。
年のせいか、食感に対する柔軟性が乏しくなった？

燃えないのだ、水まんじゅう的なるもの。


この9月20日頃までの菓子。“水ようかん”（420円/砂糖、小豆、かんてん）
ゆるりと柔らかで甘さ控えめ　

ともあれ
“葛”独特の香りと風味は繊細でハカない、
冷蔵庫にいれりゃ一晩で浦島的老化。
だがしかし。
やはり日本の夏には、いえ四季を通して
この国の気候（と老い先短い我が身）には、あの一瞬の“ムっちりぷるん”がヨロコばしい。

しょうが＆葛、しかも黒糖のイイトコ取り。
洒脱で野趣に富む＝クール＆ワイルドな笹巻葛。
（「しょうが入り黒砂糖葛餅」07年8月・1個420円/葛粉、黒砂糖、しょうが※この後の葛餅は材料に変動あり）

秋には何が作られるのかいな、と待ち遠しかった。


「冬ごもり」海老芋のそぼろきんとんに小豆のつぶしあん

そこで、また出たのが海老芋のきんとんだ。
おい、こちらの好みを知っているのか、ってなもんです。
「冬ごもり」の名にふさわしい、美しい雪餅のようなそぼろきんとん。
（「冬ごもり」07年11月・420円/海老芋、小豆、砂糖）

海老芋は年末になると、世間に出回る里芋の仲間。
東京の八百屋さんでは“京芋”と呼ぶ方が多いかな。
（我が家では昔から京芋（きょいも）と発音）。
太った特大エビのような芋は“いかにも”のルックスです。
ねっとりとコクがあっておいしい煮物になりますね。

確かにお菓子にしたいような風味だけど
里芋よりさらにアクが強いので、下処理に工夫がいるだろうなあ。
ちなみに関西では“いもぼう”がポピュラーな料理らしく、
某有名店では元祖争い的なムードも漂う。


「招福楼」は旬食材が中心、“小芋と舞茸、茗荷の酢の物

ともあれ、
『招福楼』はさすが禅の精神に基づくという料理屋。
旬を味わうお弁当も繊細な調味で茶懐石にも向きますが
扱う素材が一般の菓子屋とはひと味もふた味も異なります。

気がつくと、季節ごと変わるお菓子を心待ちするようになり…

…… というわけで、この続きはまた明日♪。
栗や豆のステキなお菓子をお楽しみに。


ここからは、プレゼントのお知らせ♪
クイズに答えて下さった方の正解者の中から1名様に
「東京 いとしの和菓子　あんころりんのおやつめぐり」を
１冊プレゼントしちゃいます。



表紙(帯別）です♪

☆問題☆
東京の和菓子屋さんを満載した
『東京 いとしの和菓子　あんころりんのおやつめぐり』
その表紙は淡いピンクバックに豆大福とその断面です。

さてどこのお店の豆大福でしょうか？
店名でお答え下さい。
応募の締め切りは９月１７日、
当選者の発表は９月１８日予定、当ブログ上で行います。

ご応募は、このメール↓から。
♪クイズの答え♪

答えと
名前、在住都道府県名、職業、年齢、を明記の上、送信して下さい。
当ブログの感想なども良かったらお書き添え下さいませ。
当選者にはあらためてメールを差し上げます。

それでは
はじめて読まれた方のためにも、
あらためて“あんころりんの本”出版のお知らせです。
「東京 いとしの和菓子　　
　　　　あんころりんのおやつめぐり」　

発売日は2008年９月２５日（木曜日）
出版社は「ソニー・マガジンズ」です。
定価1680円（税込）　A5判　144P
全国書店にて発売されます。
現在、YAHOO！ブックスからの購入も出来ます。

カラー写真も美麗
“いますぐ行きたい東京の和菓子屋さん”を満載。

読者の皆さまを筆頭に　
甘党さん、町歩きが好きな方に
ぜひ読んで頂きたいと思います。

皆さま、何卒ご購入の方もよろしくお願いします〜。

Comments

そういえば招福楼はいまだ通り過ぎるばかり〜。
しかし、しかーし、海老芋のきんとんだなんて、もーういますぐにでも食べたいわーーーと、PCの前でなぜかたまらなく悔しい思いをしております。

豆大福の答え、いますぐ書き込みたいくらい(笑)。

Posted by kozue at 2008年09月14日 23:10

招福楼、母となくなってしまった叔母と一緒に行った思い出があります〜。懐かしい。。。
表紙・・・東京のおみせですよね？
一応メールしちゃおうかな〜。
もちろんあたらなくても、買いますよ!!!

Posted by 道明寺さくら at 2008年09月14日 23:25

生姜いいですね。うちもこの前生姜がたくさん出来ました。母が甘く煮まして、今毎日、ぼりぼり
かじっています。生姜の香りは良いですね。
今日は十五夜でした。団子やさつまや里芋
など、いろいろ飾ってましたよ。
日本の秋はいいですね。
夏も終わり、秋の気配。
いもぼうならぬ里芋の味噌汁を食べました。

Posted by yottyan at 2008年09月14日 23:49

あんころりん師匠、写真お借りしました、すみません。
私も絶対買いますから、よろしくです。

Posted by yottyan at 2008年09月15日 00:11

「冬ごもり」、美味しそう！海老芋のきんとん、やっぱり甘いんですよね？去年初めて海老芋なるもの食べましたが、ねっとり美味しかったです（里芋は大好きなんです）。海老芋は京芋とも呼ばれるとあるんですが、京芋ってあのぶっとい芋ですか？私が思っているものと違う気が・・・。どちらにしろ里芋のお菓子って珍しい。下処理が大変なんですねぇ。

Posted by いもすけ at 2008年09月15日 06:49

ご本の表紙、淡いピンク色がブログのイメージ通りですね！
クイズの解答、実は自信はあるけど、本は購入する予定なので応募しないでおきます♪

Posted by zoomania at 2008年09月15日 18:12

kozueさん
老松から招福楼へ回るのが私の定番コース、ってほどの距離ではないけれど。ぜひ次回覗いてみてね。惣菜もうまいです。良かったらご応募してみて下さい、そして買って下さい、笑。

Posted by あんころりん at 2008年09月15日 23:00

道明寺さくらさん
本店へいらしたのですか。いいなあ、東京からはちょっと遠いですね。風雅な庭を眺めて頂く味は格別でしょうね。ご応募大歓迎です。

Posted by あんころりん at 2008年09月15日 23:08

yottyanさん
ステキ、生姜も自家製でしかもお母様の甘煮なんて最高ですね。お菓子要らずじゃないですか。
yottyanさんのお宅のお月見は本当に趣あって素晴らしいですね、いつか拝見したいなあ。

そして、本のご紹介をあんなに
きちんとして下さって、ほんとに感謝の念に堪えません。ありがとうございます。無名の新人ですから、一所懸命、自らプロモーションしなくては、演歌歌手の気分です、笑。これからもよろしくお願いいたします。

Posted by あんころりん at 2008年09月16日 12:10

いもすけさん
冬ごもり、は惣菜でなくお菓子です。でも甘さはごくごく控えめ。当日中に頂かないとかなり危うい繊細さでした。
京芋は特大のあれです、あれもちょっとモスラ入ってますね笑。おそらく場所によっては小ぶりなものもあるのではないだろうか。芋ですもの。里芋のお菓子は以前作ったことあるけれど割と気軽なおやつでした。でも海老芋のきんとんは作る気起きませんねー。

Posted by あんころりん at 2008年09月16日 12:16

zoomaniaさん
ありがとうございます、お買いあげのほどよろしくお願いいたします〜♪。良かったら応募して下さい。でも買って下さい笑。答えあわせだけでもお受けします。

Posted by あんころりん at 2008年09月16日 12:19