↑コッペパン生地の粒あんぱん。
ワン&オンリーのうまさ
前々回から“ハワイはあんこ天国”と書いています。
ハワイものを初めて三回目。
これまでのところカラフル餅に
チョコレート餅にクッキー饅頭と続いては
日本の方が見ると
「あんこだ、餅だと言ってもやっぱりキワモノじゃない」
ってかんじもあるんじゃないのでしょうか。
ここでハワイの名誉?の為にも最高クオリティのものを
ご紹介致します。
これははっきり言って世界レベル(大げさな・・)。
2005年のスイーツバトンでも行きたいお店に挙げていた
『コモダストア(KomodaStore)』は
今回の旅の大きな目的の一つでもありました・・・
※この回の記事は画像が多いのでそれぞれクリックして拡大してご覧下さい
↑ヒロのスーパーでもANPANの大群が
“あんこ天国”のハワイで
とりわけ“あんぱん”は人気者。
至るベーカリーで出会うことが出来ます。
最初に出会ったのも今はなきレトロなスーパー
“Ah HOOK”(一昨年全焼、無念だ)のベーカリーでした。
それが思いがけず美味しかったので
各ベーカリーに立ち寄る度に「あんぱんあるかな」と気にしてました。
そしてこの『コモダストア』で出会ってしまったのです。
10年位前のことなので何でわざわざ
あの山の中腹の小さな町まで出かけたのかも定かでないのですが。
ウィンドサーフィン前にでも、
アップカントリーにドライブがてら立ち寄ったのかも。
↑コモダストア、入り口は狭いが中は広々
“マカワオ”は
パニオロ、と呼ばれるハワイのカウボーイの町。
今でも近辺には放牧された牛馬が見られます。
本などに拠ると
元々は砂糖キビプランテーションで働く人々で出来た町で
日系の方も少なくないようです。
そんな中で『コモダストア』も創業1916年、
90年の歴史があります。
お店もアメリカの田舎にでもありそうな
雑貨と食料品を揃えたよろず屋さん、てなかんじです。
とにかくその時ふと立ち寄ってほとんど残っていないパンの中に
なかなかおいしそうな
“あんぱん”とクリームパフ(シュークリーム)を見つけたのですが
―これが驚く程美味しかった!
↑カスタードぎっしりクリームパフはココア味あり。
以来、機会があれば購入してたけど
売り切れのこともしばしば。
午後早めでも、もうおしまい、なんて事も。
だもんで最後に食べたのがもう4年以上前のこと。
マウイの思いがけない場所で食べたからおいしい、
と感じたのか、何だか再確認したい気分と
とにかく「コモダのあんぱんが食べたい!」という食い意地もあり
この取材旅行?の最重要チェック項目のひとつでした。
クリスマス明けの午前中に早速出かけたのですが
何とまだ休み〜。
翌日は何だか朝一の波乗りが長引いて(波が良くて)断念。
その翌日はコモダの定休日で
結局旅行で動ける最終日になってしまった!
この日は同行2名(注1)の協力で朝8時にお店に到着。
でもすでに行列が・・。
↑朝の8時に行列。マウイの朝は早いのだ
不安になって中を覗くと
たくさのんあんぱんがきれいな焦げ目を見せて並んでました。
見ただけで幸せになるような光景ですね〜。ほくほく。
ほくほくとやれやれで何だかテンション高めに
ドーナツ目的の他のお客さんに混ざって並んでいると
種類豊富なドーナツ類にも惹かれて
結局7種類にプラス特製バターロール6個入り一袋購入。
↑左の串団子風はスティックドーナツ、中央シナモンロール
店内の片隅にコーヒーテーブルもあるので
紙コップのコーヒーとドーナツ、あんぱんで朝食です。
ここでは運良く客は我が一行だけ。
早速、持参のプチ包丁で断面カットしつつ撮影。
店内のだーれも気にもかけないのでありがたや〜。
(同行2名はこのマニアックな取材振りに
慣れたのか呆れてるのか。
無言で食べる前に差し出した後ぱくついてる)
↓あんドーナツの断面にも参りました
そして“あんぱん”をカット。高まる期待と緊張感?
刃を入れた瞬間「これはイケる」と確信。
“よいあんぱんと大福は断面も美しい”とは
少ない経験での持論。
すっごく良い顔出してます、ぐふふふ。
いよいよここまで引っ張りに引っ張って
待望のひとくちです。何せ4年振りですから。
∞〜!おいしい。ひとりでうなずくほどうまい。
もうバンズが・・・自分にとって理想のパン。
↑おいしいベイクドアンパンは
“アズキビーンズのフィリングのブレッド”
―我が理想のあんぱんの生地とは・・
「こっぺぱん」。です
あんぱんには“おいしい“こっぺぱん”のバンズが最高!
と思ってたのに、もはや日本では出会うことが出来ません。
それがこのマウイの山の中腹
「カウボーイの町」で見つけたのです。
好きなこっぺぱん=
“甘くない、少し噛み応えあって歯切れ良く
「つや出し」してない。
卵、ミルク、バターが感じられない上においしい”なんです。
飾りっ気ないさっぱりしたものが好きです。
コモダのベーカリーは
“近所のパン屋さん”にふさわしく
まさに技術だけで勝負してるパンじゃないでしょうか。
↑焦げ目から生地の均一感
そしてカットしても乱れないさっくりした美しいあんぱん
皆さんには大げさに思えるだろうけど、
でも我が感激如何ばかりか。
中の粒あん!も手作りだし。
同行者に「や、やっぱり間違いなかったんだ!」
とか「パンがね〜明らかに違うわ〜」と熱弁を奮うが
朝っぱらから波乗りの代わりにドーナツ責めの二人なので「ふーん」。
↑ポルトガル風ドーナツ「マラサダス」
ハワイの名物ローカルスイーツ、店によって様々
それでも両人共むしゃむしゃと
砂糖たっぷりのドーナツ食べてました。
強甘味ファンの前田氏はマラサダスがお気に入りだし。
ドーナツ苦手のプログラマー氏も「これはおいしいね」と
味の違いを指摘してました。ほっ、良かった。
↑甘いけどおいしいストロベリードーナツ、
切った瞬間に中から大量のジャムが流出
カウボーイの町で朝から甘い物でお腹を満たす・・
考えるとこの土地でのあんぱんやドーナツは
日本の朝生菓子=大福、おはぎと同じようなものなんですね。
労働者のお十時、おやつによろず屋さんで
ドーナツを作ったんでしょうか?
砂糖キビ畑で働いていた日本からの移民の方も
このあんぱんを食べて、元気つけたのでしょうか?
↓あんドーナツも生地はコッペパン的、
でもすご〜く甘かった
そんなことはまったく考えずに
シュガーグレズイドで甘さ爆発のスティックドーナツに
血管が切れそうだ、と思い
しみじみおいしい『あんぱん』を達成感と共に味わって
出遅れた波乗りに出かけたのでした。
後で見つけた“バンズのみの袋入り”を
「今度は絶対あれ買おう」と心に誓いつつ。
★取材データ
☆コモダストア&ベーカリー(KOMODA STORE AND BAKERY )
3674 Baldwin ST.Makawao MAUI(upcountry maui)
日・水休 7時〜17時 土〜2時
―ご主人はTAKEO KOMODA氏。
実はマウイで数々の賞をもらう程の名のあるおいしいベーカリーなのです。
特にドーナツが大人気。
近隣だけでなくわざわざ買いに来る人も多いみたい。
午後になると売り切れパン続出。
↓コーヒーとバターロール、箱のテープがナイス過ぎる
☆・ANNPAN 1.20$ ・CREAM PUFF(シュークリーム)1.20$
・MARASADAS(マラサダス)80セント位
・STRAWBERRY DONUT(苺ジャムドーナツ)1.20$
・BUTTER ROLL((バターロール)一袋6個入り2.50$
・STICK DONUT(スティックドーナツ)85セント位
・CINNAMON ROLL(シナモンロール)85セント位
・ANPAN DONUT(あんドーナツ)不明とほほ・コーヒー(小)85セント位
☆マカワオ(Makawao)は
地理的にマウイの中心となるハレアカラ山の中腹に位置する
アップカントリーと呼ばれる地域にある比較的古い町。
他にsaiminnで有名なキタダ'Sなどやヒーリング系の店、ギャラりーなどあり。
パイア(Paia)の町から車で15分位。
注1)同行者は
natural wood styleの職人的家具デザイナー前田氏と
イカイカソフトウェアのサーファー兼プログラマー氏(イカイカ、とはハワイ語)。
★前田氏のブログでは食以外のコアウッドとサーフィンなどのハワイ情報が
同時進行的にアップされてます。ぜひご覧下さい。
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しかしジャムパンの写真はちょっとホラーですね(笑)
あ、気が付かれましたか、ホラージャムパン、笑。
私も思わす“流出”という言葉を使う誘惑に勝てませんでした。実際はきれいでおいしいジャムのドーナツでもう一度食べたい位のものなんですが。溢れ出るジャムを画像にするとこうなっちゃうらしいです。ひでえ〜。
コッペパンのあんぱんを探している自分にはコモダで気が付かされたのです。これが食べたかったのですね。
プクムクはあんこがなー、おしいんですよね〜。
シュークリームですが、8割がたクリームで形成されており、
クリームをシュー生地で巻いた、という感じですね。
どう食べればよいのでしょうか!!という感じがいたしました。
ストローで吸い取ってしまいたい気分です。
あんドーナツの断面しかと確認いたしました!。
表面がさっくりとしていないとこのように綺麗な断面にならないですよね。
時間が経ったドーナツって、汗かいて湿ってしまいますものね。
断面だけでも、何か「うまいです!」と第六感に響いてくる物がありますよ。
あんドーナツ・シックスセンス。
僕は、ポルトガル風ドーナツ「マラサダス」が気になりました。
中身は、いわゆる期待を裏切らない、アンパンですか?。
気になりますねー、アンパンは丸いもんという固定概念があるからでしょうか。
僕は男のスイーツ道ですから、当然甘党ですけども、
やっぱり甘い物ってのは、心も休まるんですよね、不思議ではありますが。
アンパンなんて、最たるもので、これだけのバリエーションが豊富ですと、
僕ならば、朝昼晩とアンパンでもOKなくらいです。
ではまたまた!
こんばんは。
シュークリームは割としっかり系のクリームで切ってもどろんとしないんです。だからストローで吸うとなると顔が真っ赤になるくらい大変ですよ。ここはたっぷりのクリームをそのままぱくっと頂いて下さい。クリームの色があまりきれいでないのはマウイの卵は黄身の色がかなり白っぽいからです。味は日本のより断然タマゴらしいのですが。
あんドーナツシックスセンスは感度良いです。これは生地が独立心旺盛なしっかりものですから。
マラサダス、は残念ながら中身がない、まるまるドーナツです。すみません。ただタマゴ風味でパン生地なんです、ケーキっぽくないドーナツです。だからお店によって形はいろいろです。
おいしいあんぱんは誠に心和むものがあります。
特にこんなのんびりした田舎のお店の片隅でぱくっとするのはなかなか機会がないものですから。
でもすごいな朝昼晩あんぱんは。
まだ試したことはさすがにありません。
私が同行していたら間違いなく興奮しまくりで皆さん引きまくりだったことでしょう。
まずはこのパンの並んだショーケース!好き好きこういうの大好き!!
そして興味深かったのが、あんころりんさんのあんぱん生地の好みが
「こっぺぱん」ということ!頭に入れておきます。
スイーツ好きな私には「クリームパフ」も興味津々です。
実家の近くのケーキ屋さんのシュークリームがやはり皮が限りなく薄くて、
ほとんどクリーム??ってやつだったんですけど、
これを見て思い出しました。久しぶりに食べたい!
ああ、またもや長くなりそう…失礼しました。
素敵なコメントばかりで天狗の鼻が折れちゃうよ。でも大好きなお店なのでよりテンッパって書いてましたが、そう言ってもらえると本当に良かった、書くことが好きで嫌いで楽しくて苦しいってかんじです。
ここはほんとにお店の隅から隅まで素敵で二人で言ったらきゃーきゃー状態で日本ジン禁止になっちゃうかも。
アップしてない画像も極上のがお蔵入りで残念なんです、見せたーい。
このクリームパフは私も大好き=アンチ濃厚です
自分で作るような良質でさっぱりしたクリームとぱりっとした皮も手作り材料風の味わいです。
パンドラサのクリームのややさっぱりめでおいしいよ。↓anpannさんと三人でMakawaoに行こうか?
Makawaoへルーツ探しにちょこさんと3人で活きましょう!こちらはバイキンマンだけど。
スーパーの大群画像はanpannさんを思い出して撮りました。anpanだらけのハワイ。