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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2009年11月18日

桜井甘精堂の栗みつ・栗ペースト、若菜屋の焼き栗きんとん、栗尾商店のカワイモくん、中松屋の深山栗しぼり
地味だけど好き! 栗とお芋のあれこれ

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若菜屋の焼き栗きんとん
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栗と砂糖のみで煉った栗しぼり
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カタイぞ〜!鳴門金時芋100%の揚げないお菓子
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栗と砂糖だけのペースト



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シンプルを極めた栗の菓子栗しぼり”。
知られているのは岐阜・中津川の“栗きんとん”ですが
今年は岩手、中松屋の「深山栗しぼり・・・

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・・もいただきました。

中松屋といえば何てったって「饗の山」。
栗あんを芯にした瑞々しい羊羹
我が家は未だ飽かずに毎月一回、新宿高島屋で予約購入しています。
(※中松屋と「饗の山」についての詳細記事へ  )

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饗の山

で、「深山栗しぼり」…こちらは秋限定。
購入チャンスは僅かなので数週間前から高島屋に予約注文。

(が、当日思わぬアクシデントで入荷が遅れ、売り場担当者が自宅まで届けて下さったり、お詫びの福砂屋(焼きたて)カステラがおいしかったことなどは さておき。)


甘さごく控えめでホロリとした口あたり。
砂糖のほかには何も加えずに煉る
素朴な山栗の風味そのままの茶巾しぼりは、
岐阜の栗きんとんたちと比べて、さらに鄙びた味わいです。

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深山栗しぼり 

しおりにあるように
“深山の静けさをひっそりと秘め”ている
そんな栗しぼりでした。

も一つは京都の栗菓子専門店、若菜屋の「焼き栗きんとん
栗の裏漉しに手亡豆(白インゲン)あんを加えて成型し焼を入れたモノです。
箱入りの栗きんとんと異なり、袋入り一個ずつの販売。
買いやすさにふと手が伸びたのだけど、予想外に好み。

白あんと栗を合わせるのは珍しくないけれど、
若菜屋製はバランスが良く、栗のおいしさを引き出して、
焦げ目としっとりしたあん、その口あたりの強弱も新鮮でした。

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蜜漬渋皮栗「栗阿彌(りつあみ)」で知られる若菜屋の焼き栗きんとん

ところで
毎日数種類の和菓子をいただきます
とヒトに話すと、みな一様に
「結構ずっしりきますよね〜」「毎日、ですか?」など
ガッツリ食べ応えのある生菓子を想像するようです。

そりゃ甘いモノなしでは夜も日も明けないワタクシですが
特大の豆大福やどっしり甘い上生菓子ばかりを
食べているわけではありません。
むしろ半生菓子や乾きモノの方が多い。

そう、
ここ一年半でもっとも購入頻度の高かったお菓子は
栗尾商店「カワイモくん」
すんごく地味でドライなヤツです。
…しかもとってもカタイ

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現時点の家庭内在庫7袋 

それはナマ半可でない硬さで、
口に含んでやわかくしてお召し上がりください」と
わざわざ大きめの文字で注意書があるほど。
間違いなく咀嚼力旺盛なヒト向きです。

ボリッボリッボリリン
顎の弱いヒトなら後ずさりするような噛みゴタエに
はたしてリピーターがいるだろうか?
ソーシャルネットワークサービスでコミュ作ろうかと思っちまうほどでした。

なぜそんなに硬いのか?
それは読んで字の如く“イモの皮”だから。

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ステキな歯ごたえの芋の皮♪愛しのカワイモくん

栗尾商店は四国鳴門産の鳴門金時を使ったお芋菓子専門店
看板菓子は
蒸し芋を80年以上つぎ足している蜜床に漬けた「鳴門うず芋」。
甘納豆風ですがホクホクねっとりとお芋らしさが魅力で人気も全国区。

その副産物である“”に蜂蜜と砂糖を加えて
ボリンボリンの硬〜い乾き菓子にしたのがカワイモくん。
つまり本来なら捨てられちゃうものから生まれた
おばあちゃんの知恵袋的エコロジカルスナック。

揚げてないせいか後味すっきり、
ひたすらカタクて、食べ始めるとやめられない止まらな〜い♪
甘いと言えば甘いけれどハマったら最後、コイツなしではいられません。

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鳴門うず芋の夏バージョン「すなじ金時」
皮付きパーツと皮むきパーツが混在 

芋の中身より皮が好きなワタクシ。
まず皮から食べて中身はごまかしながら(誰を)消費してる。

そんな硬いモノ好きで皮好きな←ダブルヘッダーとも言える
少数派にとって「カワイモくん」は唯一無二の存在。

ああ、それなのに。
一旦市場から姿を消すとしばら〜くは出てこない不定期商品なのです。
なぜなら専用に皮を剥くわけではないので (鳴門うず芋の皮が)一定量貯まってからでないと製造されないからだ。

切れたらどうしよう〜という不安感もあいまって
かなりアブナイ“カワイモくんアディクター”になってしまった。
最近では一度に10袋ずつ予約注文するありさまです。

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カワイモくんだって和菓子(の範疇)。
冒頭で書いたとおり、
毎日欠かさずいただいておりまする。

さて、和菓子の副産物をもうひとつ。
栗菓子の専門店「桜井甘精堂」の栗みつ、です。

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栗の蜜漬けの“みつを製品化したもので
ある意味“福耳”的とも言える
(※松屋籐兵衛「味噌松風」の端(耳)をひと袋に詰めたのが福耳、)。

長時間栗を漬けておいた“みつ”は
まるでカラメルのように香ばしい。
栗版メープルシロップ、てなかんじ。

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野趣にとんだ風味に“栗ってナッツなんだよなあ”と
と再認識したり。

アイスクリームにかけると風味が格段に上がり
みつ豆のシロップに換えれば“栗みつ豆”♪
蒸しかぼちゃお芋にかけると
別なお菓子に生まれ変わったよう。
応用範囲が広くドレッシングやミルクティにも合いそうです。

桜井甘精堂の瓶詰めは「栗ペースト」も昨年から愛用。
栗と砂糖だけのごくシンプルなペーストで 主に朝食のパンに付けていただいてますが
寒天と共に“栗あんみつ”風もお気に入り。

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しおりには“お湯に溶いておしるこにも”とありますが…
そのままスプーンでペロリっってのがやめられません。
ああ、こわい。

華やかではないお気に入りのお菓子は
芋や栗の加工品ばかりではありません。

我が家の抽斗には乾きモノが入りきらないほど。
…やれやれ、日持ちするタイプって依存性高いんだよなあ。

●過去の関連記事
中松屋「饗の山」 
★おまけの話★
今年いただいた栗きんとんは6種類ほど。
岐阜ものは川上屋、松月堂、すやを頂戴して、名古屋からは「川口屋」の上生菓子。どれもおいしいけれど、何故か気分的に栗甘納豆の類をより熱心にいただきました。これってより甘いモノに傾いているってことなのだろうか。


●店と菓子のデータ
中松屋 
・深山栗しぼり:秋限定、箱入6個1296円:栗、砂糖
若菜屋  
・焼き栗きんとん:一個158円?:栗、砂糖、手亡豆
栗尾商店
・カワイモくん:鳴門金時100%使用、不定期品:一袋315円:さつまいも、砂糖、はちみつ
桜井甘精堂 
・栗みつ:315円:砂糖、栗・栗ペースト:840円:栗、砂糖
新宿高島屋銘菓百選
(この記事では深山栗しぼり、焼き栗きんとん、カワイモくんを購入)

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posted by あんころりん at 17:26| 東京 ☀| Comment(15) | TrackBack(0) | 東京以外など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今度も栗・芋の秋の味覚ですか?
私も好きなんですよね〜!

今年は長野関係の物産展が少なかったから買わなかったのですが、去年は桜井甘精堂さんの栗ペーストでいつもの質素なトーストが豪華になりました。 あそこの栗+砂糖+寒天=純栗ようかん&純栗かの子ようかんも好きです。

芋菓子も新宿高島屋さん地下で男向きのガッツリした鳴門金時の大きな甘納豆があり、芋焼酎のような風味がしておいしかったでした。
芋かりんとう・芋けんぴを食べだすと止まらない口なのでからいもくん、是非挑戦してみたいですね。

小布施、中津川もいいですけど丹波栗の若菜屋さんもいいですよね?

岩手県ならではの栗や胡桃を使ったお菓子も要チェックですね。

現在私の注目している栗は特大の恵那栗です。
恵那川上屋さんのみ扱っているらしいです。 次は恵那も行ってみたいです。
http://www.enakawakamiya.co.jp/enaguri/index.html
Posted by 笹団子 at 2009年11月18日 22:11
連投失礼します。

鳴門金時の甘納豆は栗尾商店の鳴門うず芋のことです。

女性にはもてあますかもしれませんが・・・。
Posted by 笹団子 at 2009年11月18日 22:16
あんころりんさんこんにちはー☆

わーっわーっ、今までのあんころりんさんの記事の中で、1番心わしづかみされました(笑) 芋ー!栗ー! 乾燥芋うまそう! 甘納豆は有名なお店というのは知ってたんですが…
若菜屋もいいなぁ 栗羊羹、立派だなぁ、みるからに高そう(笑)
最近ずっとコンビニのむき栗にはまってましたが、本物の栗をやはし食べたいですね。
乾燥芋は不定期なんですかー…残念。
Posted by トッコ at 2009年11月19日 00:54
あんころりんさんこんにちはー☆

わーっわーっ、今までのあんころりんさんの記事の中で、1番心わしづかみされました(笑) 芋ー!栗ー! 乾燥芋うまそう! 甘納豆は有名なお店というのは知ってたんですが…
若菜屋もいいなぁ 栗羊羹、立派だなぁ、みるからに高そう(笑)
最近ずっとコンビニのむき栗にはまってましたが、本物の栗をやはし食べたいですね。
乾燥芋は不定期なんですかー…残念。
あー食べたい
Posted by トッコ at 2009年11月19日 00:55
笹団子さん
お返事が遅れてすみません。
栗やお芋ってシンプルでおいしいですよね〜♪
私は栗ペースト、今年も新宿伊勢丹で購入しました、一瓶であれこれ使えるのも嬉しいです。
カワイモくんは芋ケンピと異なり揚げてないので
もたれないかもしれません、でも甘さはこちらのほうが上かも。
>芋焼酎のような風味
あっ、そおなんですか、焼酎を飲めないのでわかりませんでした。
ちなみになるとうず芋、私は男性の方がもてあますものだと思っておりました(笑)。
Posted by あんころりん at 2009年11月20日 23:29
トッコさん
お久しぶりです♪お元気ですか。
お芋や栗がそれほどお好きだったとは!
あ、カワイモくんは乾燥芋ではないんですよ、でも芋好きならぜひお試しアレ。
不定期ですが、高島屋は頼んでおくと入荷したら教えてくれます。いっとき東急東横の諸国名菓コーナーにも並んでたんですけど。
饗の山はそれほど高かではないんですよ、今度ひと切れお分けしましょうか(笑)。

また時間のあるときブログ見てみてくださ〜い
Posted by あんころりん at 2009年11月20日 23:35
これこれ、「饗の山」、以前あんころりんさんのブログで見て惚れたお菓子の一つです!
毎月1回買われているなんて凄い!

それから、鳴門金時の「カワイモくん」も芋好きには無視できませぬ〜。地元サツマイモも有名な鳴門金時には敵わぬか〜?しかし、私は地元産を応援します!!!

芋・栗、最高の季節ですね♪
Posted by いもすけ at 2009年11月22日 06:42
いもすけさん
す、すみませーん、すっかりお返事が遅れてしまいました。
そう、饗の山です、裏漉した栗がたっぷり、周りの羊羹がおいしいんですよ。
宮崎のお芋でもカワイモくん的なお菓子作ってくれないかなあ。みやざき館にはお芋の和菓子ってほとんどないんですよ。もっと作ってほしいなあ。宮崎のお芋、とても美味しかったので、活躍してほしいです。お芋に栗にかぼちゃ、どれもおいしいですねえ。
Posted by あんころりん at 2009年11月24日 23:50
本文と全然関係ないんですが(汗)
上野の福助閉店してました。
衝撃のあまりメールしました
Posted by とうみ at 2009年11月26日 13:13
とうみさん
ご連絡をありがとうございます。
そうなのです、私も先月訪れて知り、愕然としました。いまでも夢であればよいのに、と思います。上野の甘味処は次々と閉まってしまい残念です。
Posted by あんころりん at 2009年11月27日 23:13
はじめまして。
本日、銀座三越の菓遊庵でカワイモくんを購入しました。思わず2袋。早速、食べましたがおいしい!硬さもぜんぜん気になりません。すこしやわらかくしたほうがもっと風味を味わえてよいのかも、、と思いつつもバリバリ食べてしまいます。とまりません。。
おいしい情報をありがとうございました!!!
Posted by こんころりん at 2009年11月28日 00:12
さきほど、カワイモくん購入を本日とかきましたが、28日に突入してました。。購入したのは27日19時半頃でした。まだ何袋かありました。
そしてコメント欄を見て福助が閉店との情報が。。。ショックです。
Posted by こんころりん at 2009年11月28日 00:19
こんころりんさん
初めましてコメントありがとうございます。
おお、気に入って頂けましたか!そう、柔らかくなんてしていられないですよねえ。ボリボリ♪
ワタシも一昨日東急東横点で補充しました、やはり夏より秋冬は生産量が多いかもしれませんね。
この歯ごたえをお好きだなんて、そうとう硬派の歯列とお見受けします(笑)。
福助については28日付け「おまけの話」をご覧下さい。
Posted by あんころりん at 2009年11月28日 14:48
ああ今年はくりきんとんを食べていないー。
「みつ」は知りませんでした。ちょっと興味あります。
栗とお芋って乙女心に響く食べ物ですよね。
我が家では芋ようかんを作ったときに残るお芋の皮をきんぴらにするのが好評で、けっこうしっかり、カリっと炒めますけど、カワイモくんにはかないません。
Posted by kozue at 2009年12月03日 14:51
kozueさん
おや、kozueさんには珍しいこと。でもkozue製渋皮煮のほうがずっとおいしいのでは?
みつは価格に惹かれて買ったんだけどヒットでした。カワイモくんのボリボリ感は油分がないからこそ、かもしれません。うまいでっせ。
Posted by あんころりん at 2009年12月03日 23:53
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