ストレートなつぶつぶつぶ!小豆好きにはたまらない
『和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く」
あんこやってるかーい!
全国の羊羹自慢58店が出展した
「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越
実際に購入&食した28店の羊羹について連日書いております。
さて、3番目に紹介するのは
北海道日高「八木菓子舗」の元祖三石羊羹と・・・
↓よかったらクリックを!↓
人気blogランキングへ

小さな画像はクリックで拡大します♪
・・・“豆ごころ”です。
「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越についてはこちら。

イベント会場では美術展風に各店の羊羹がずらーり

“羊のあつもの羮を再現”写真を展示
ざっくり説明しますと、
過日開催された「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越にて
個人的に28店合計53種の羊羹やお菓子を購入したので
一昨日(11/11)より毎日一店ずつ紹介しております。
2で紹介したのは北海道北見の「清月」。
というわけで。
bR:北海道日高「八木菓子舗」ミニ三石羊羹、豆ごころ
(商品のみ出展)の登場。
またまた北海道から(58店中5店が北海道)のご紹介。
創業明治43(1910)年、現在四代目
「都風堂 八木菓子舗」の代表銘菓“元祖三石羊羹”。
さっぱりと品の良い甘さでさらりとした口あたりです。
お手頃なミニは開封&カットしやすい配慮もあって100g。
しっかり味わえて、持て余さない。ほどよいサイズです。
ちなみに大サイズ340gでも630円と超お手頃価格。
“ミニ”は展開できるお利口な紙箱入り、見た目も良いし、カットもスムース
余談だけど、一般的なひとくち羊羹のガムみたいな幅って
いくら何でも味わうにはミニ過ぎる、
そう思うのはワタシだけだろうか。
閑話休題。
三石羊羹誕生のきっかけは
開拓時代、店の近くに駅逓所(旅館+輸送の要所)が出来たこと。
京都、伏見の羊羹をお手本に鋭意工夫したそうで
“都風堂”の屋号も(京=都)から由来しています。
三石羊羹の由来詳細はこちら。
そこで、HP「八木菓子舗の歴史」曰く
「三石の歴史は、江戸後期、松前藩が三石場所をおいたことにはじまる」
とあるんだけど、三石場所って何?検索したけどよくわからない。
どなたかご存知ですか。
しおり、をクリックで拡大
(ワタシが)解釈した概要は「開拓時代の主要ターミナル駅に集まる人々のために、土産品に適した名物を請われ、創製したのが元祖三石羊羹…」。
“元祖三石羊羹”のさっぱりと後味のよい口あたりも魅力的です。
が、それ以上に。
ワタシが大いに気に入ったのは小豆の粒たっぷりの「豆ごごろ」。
羊羹というより小豆を寒天で寄せたようなフレッシュ感あふれるおやつです。
粘りなくサクッとした歯ざわりで、
洗練された品の良い“きんつば”といった印象。
十勝小豆そのものを堪能できます。
三石羊羹も豆ごころも純度の高い白双糖を用い、キレの良い甘さです。
どうやらワタクシ、白双糖を使った羊羹、おしなべて好きです。
では、また明日…か明後日、日曜は休むかも。
しかし。体重増加がおそろし〜
もはや羊羹アディクターかも。こわ。
↓よかったらクリックを!↓
人気blogランキングへ

●“YOKAN羊羹collection”関連記事
・0(11/6)速報!銀座三越“YOKAN羊羹collection”
・bP(11/11)標津羊羹本舗
・bQ(11/12)清月・薄荷羊羹
●店と菓子のデータ
●八木菓子舗
0146-33-2538
・ミニ三石羊羹(ねりようかん263円1個263円:砂糖、小豆(十勝産エリモ小豆)寒天)
・豆ごころ(粒あん羊羹1個315円:砂糖、小豆(十勝産)寒天)
◎上記の共通サイズ: 10.5cm×6.3cm×3.4cm ・100g
・銀座三越催事にて購入
銀座三越
03-3562-1111
★おまけの話★
八木菓子舗のHP商品紹介でサイズ、重量、原材料名を表記しているのはスバらしい。
少なくとも食品のネット販売に材料表示って必須だと思うのですが…。
◎再び(みたび)kozueさん編みぐるみの文化祭が11/23〜28まで千駄木空間で開催します。
詳細は作品展「役に立たないきのこの文化祭」。
こんどはきのこ。“役に立つ、立たない”決めるのはキミだ!HP必見です。
…残念ながら“きのこ羊羹”は見つかっておりません。
◎「Jogboy」というウォーキングアプリで和菓子&パン地図を こんなかんじで作っています 。歩きながら自動的に距離や時間、消費カロリーまで算出されて、写真も同時にアップ。画像アルバムと地図が同時に完成するスグレモノです。
●再びお知らせ●
・読売文化センター講座「東京のお菓子を歩く」若干名募集中、詳細はこちら と こちら
★あんころりんプロデュースのiPhone&iPadアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く
※内容紹介&サポートサイト
「「和菓子wagashiー東京のお菓子・菓子パンを歩く」サポート」
*高 由貴子著
『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』。
カラー写真も美麗
表紙(帯別)です♪
“いますぐ行きたい東京の和菓子屋さん、パン屋さん”を満載。
便利な地図も好評です。
東京のおやつめぐりをご一緒に。
和菓子の楽しさを再発見する
小さな旅に出かけませんか。
↓よかったらクリックを!↓
人気blogランキングへ

私は日高の出身なので、三石羊羹は子供の頃からよくお目にかかっていました。当時は何の変哲もない普通の羊羹だと思っていましたが、そんなに歴史のある羊羹だったんですね。
子供の頃、給食のパンに豆が入ったものがよく出ましたが、あれも思い返すと豆の産地ならではだったからなんだなあと思います。
納豆好きになったのもそのせいかも?
「場所請負制」ってのがあったんですね。疑問はそのことなのかな? なんだかあらためて歴史のある羊羹なんだと思いました。
http://pucchi.net/hokkaido/history/basyo_ukeoi.php
http://ja.wikipedia.org/wiki/場所請負制
糖分も取っちゃうけど、小豆は体にいいのが嬉しい! まだまだ、ですぞ!あんころりんさま!
まめまめしくなりそうな可愛らしい羊羹ですね。
「羊のあつもの羹」羊羹の由来でしたっけ?
よくぞここまで変化してくれました、ありがとうという感じです(^^♪
あんころりんさん、日曜日はお休みしてまた明日から連載してくださいね。
微力ながら、コメントにて応援させていただきます。
>私は日高の出身なので
それはなんたる偶然でしょう。北海道は各地に由緒ある名物羊羹があるようですね、郷土菓子が鮮明に記憶にあるのが、すごくうらやましいです。
>豆の産地
ご存知かと思いますが目白「志むら」の九十九餅と福もち。初代が北海道出身でそれで虎豆だの青えんどうなどポピュラーでない豆で創作したのではないかとワタシは踏んでいるのです。
納豆好きについてもそうなのかも。
豆好きDNA濃そうです。
すごい博識!「場所請負制」は深い。ひと言で述べるにはあまりに深い歴史ですね。で三石場所って一般名詞だったのだろうか(しつこい)。
どの羊羹も伝統があるだけにどれも興味深くてどんどんはまってしまいます。
コメントありがとうございます〜。
脂肪分がすくないので砂糖の量もバタリーなお菓子に比べれば少ないような気がします。と言い訳しつつあんこもの(笑)。
ありがとうございます(泣)。
日曜休んで早もう火曜日、また週末まで頑張ります。楽しいけどキビし〜(笑)。
毎日お弁当つくるcooさんを見習います。
>羮
小豆を煮て冷ますとぷるぷると煮こごり風になるけれど。昔のヒトの観察力とイメージの豊かさに感服します。