バイクが似合う?古代秩父煉羊羹−田舎
『和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く」
近所の豆大福 遠くても羊羹。。
全国の羊羹自慢58店が出展した
「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越
実際に購入&食した28店の羊羹について連日書いております。
さて、7番目に紹介するのは
埼玉「「太田甘池堂」古代秩父煉羊羹-田舎・・・
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・・・です。
「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越についてはこちら。
ざっくり説明しますと、
過日開催された「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越にて
個人的に28店合計53種の羊羹やお菓子を購入したので
先週(11/11)から毎日一店舗ずつ紹介しております。

6で紹介したのは「松本家」水羊かん(田舎羊羹)。
というわけで。
7・埼玉「「太田甘池堂」古代秩父煉羊羹−田舎。
北海道から南下して紹介しておりますが、ここだけちょっとジャンプ(再び北に戻ります)。
太田甘池堂は東京と隣接する埼玉で営む、羊羹ひと筋のお店です。
隣接、とは言え山深い秩父は都心から遠い。
店を構える小鹿野町は鉄道駅はなく、
「バイクで町おこし」を 謳うツーリングポイントのようです。
想像するにバイカー達にもっとも親しまれている羊羹ではなかろうか?
そんなライダーズ好みの「太田甘池堂」。
創業は江戸中期、200年以上続く老舗です。
しおりに拠ると“古代秩父煉羊羹”は
二代目が江戸日本橋の老舗「甘林堂」より製煉秘法を伝授、
店名「甘池堂」を贈られ、故郷秩父に戻り享和3年に創製したのが始まり。
当代九代目、207年伝承された手煉り羊羹なのだそう。
この歴史ある煉羊羹の「本煉」は白隠元豆を使った白こしあん羊羹。
昔ながらの手煉りのため量産が出来ず、デパート出品は稀のようです。
始めて買うなら「本煉」を選択すべきだったかもしれないけど
てっきり「本煉」も材料は小豆だと思い込んでたワタシ。
なもんで。
「本煉」「田舎」「柚子」の全三種から、
選んだのは小豆“粒々”あんの「田舎」。
いわゆる小倉羊羹ですが、豆の密度が半端ではない。
断面を見ると、粒よりの豆がすきまなくそのままみっちり。
つぶさないよう丹念に炊かれたであろう小豆の羊羹は
“呉”の入るすき間なく、蜜漬けした豆をそのまま寄せたようにさえ見えます。
じっくりと砂糖を含ませた艶かな小豆は
疲れを癒すようなこっくりした甘さ。
茶菓にふさわしい濃縮した味わいです。
ライダースジャケットにも似合いそうな古代秩父煉羊羹「田舎」。
機会があれば日本橋式と言われる白隠元餡の「本煉」や「柚子」も味わいたい。

ところで。
商品のみ出展の「太田甘池堂」
初日はスルーしたのだけど、どうしてもあきらめきれず
結局最終日、理由をこじつけ銀座で途中下車してにありついたのだ。
そのわりに「本煉」の内容も認識せずに獲得するって。
まったく何をやってるんだか。
では、また明日。
一日が終わるのが早いような長いような。
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●“YOKAN羊羹collection”関連記事
・0(11/6)速報!銀座三越“YOKAN羊羹collection”
・bP(11/11)北海道標津:標津羊羹本舗
・bQ(11/12)北海道北見清月:薄荷羊羹
・bR(11/13)北海道日高八木菓子舗:元祖三石羊羹、豆ごころ
・4(11/15)宮城「白松がモナカ本舗」
・bT(11/16)秋田/熊谷長栄堂:東雲羊羹
・6(11/17)松本家:水羊かん(田舎羊羹)
●店と菓子のデータ
●太田甘池堂(おおたかんちどう)
0494-75-0132
・商品参照はこちら
・古代秩父煉羊羹(こだいちちぶねりようかん)−田舎
(一棹945円)小豆、砂糖、寒天
※他に白隠元「本煉」、白隠元と柚子「柚子」。
・銀座三越催事にて購入の価格
銀座三越
★おしらせ★
◎もうまもなく!kozueさん編みぐるみの文化祭が11/23〜28まで千駄木空間で開催します。
詳細は作品展「役に立たないきのこの文化祭」。
こんどはきのこ。“役に立つ、立たない”決めるのはキミだ!HP必見です。
秩父のきのこはいるのか?
◎「Jogboy」というウォーキングアプリで和菓子&パン地図を こんなかんじで作っています 。歩きながら自動的に距離や時間、消費カロリーまで算出されて、写真も同時にアップ。画像アルバムと地図が同時に完成するスグレモノです。
●再びお知らせ●
・読売文化センター講座「東京のお菓子を歩く」若干名募集中、詳細はこちら と こちら
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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く
※内容紹介&サポートサイト
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小倉羊羹は小豆がぎっしりで私好みです。
確かに小鹿野町というと足が無いと行くのが大変みたいですね。
「田舎」のつぶつぶもいい感じですが、やはり白餡の「本煉」が気になります。
しっかりと小豆の味を味わえそう!
それにしても、200年以上も続く羊羹屋さん、凄いですね!!
里仙の栗かん、以前書いてらっしゃいましたよね♪あちらは煉切っぽい棹菓子ですが太田甘池堂のものはしっかりとした煉羊羹なので食感などだいぶ異なると思います。本煉は白あん羊羹の本煉は田舎よりいくぶんあっさりしていると想像しているんですけど。笹団子さんも豆豆派なんですね〜。
西武秩父駅からバスで45分。小鹿野は街というより「町」なのでは、と想像しています。羊羹も魅力的だけど画像で見る店構えもそーとーステキです。
>本煉
まったくもって。次回、見かけたら絶対獲得してやるぞ、と心に誓っております〜。
今頃は明日の準備で家中お忙しいことでしょうね。
今回、どの店も来歴調べるとタダモノでないところばかり。どこもかしこもひどく興味をそそられます。羊羹っってすげーとあらためて思いました。小豆のつぶってたまらないですよね〜〜。