キャンデイ羊羹♪神奈川/みのや本店〜好み羊羹 全国28店の羊羹を味わう、その14〜YOKAN羊羹collection

キャッチフレーズは“ハンドバッグに２〜３本♪”

『和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く」


二つ三つようかん。

全国の羊羹自慢５８店が出展した
「YOKAN羊羹Collection」＠銀座三越
実際に購入＆食した28店の羊羹について連日書いております。

さて、14番目に紹介するのは
神奈川「「みのや本店」好み羊羹・・・


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・・・です。

「YOKAN羊羹Collection」＠銀座三越についてはこちら。

ざっくり説明しますと、
過日開催された「YOKAN羊羹Collection」＠銀座三越にて
個人的に２８店合計５３種の羊羹やお菓子を購入したので
11/11から（ほぼ）毎日一店舗ずつ紹介しております。

��13で紹介したのは 山形「十印」塩小倉etc
��8福島 「玉嶋屋」本煉羊羹、ハートの羊羹
こちらも併せてご覧いただけたら嬉しく思います。

というわけで。

��14　神奈川「「みのや本店」好み羊羹

明治43年創業、「みのや本店」は
横浜市伊勢佐木町の和菓子店。



個人的に東京以外でひんぱんに訪れるエリアといえば
鎌倉や横浜、川崎などの神奈川県内。
けれども伊勢佐木町は一度通ったきり。
「みのや本店」店舗の場所も知りませんでした。

お店についての事前知識はゼロだったのですが
今回コレクション中、初っぱなに買い求めたのがこちらの"好み羊羹"。
梅、小豆、ゆずのワンパック三種類。
フィンガータイプでキャンディ風ねじねじ包装。
手軽にポイっと口に運べるのがポイントのようです。
白ざらめをまぶしたのは乾燥を防ぐねらいもあるのでしょう。


左から小豆、梅、柚子

好み羊羹の原型は練り羊羹の表面を乾かした"すだれ羊羹"。
おそらく我が好みの表面の糖化した羊羹と思われます。
が、すだれ羊羹、ご来場してませんでしたー。


好み羊羹はよほど力作だったと見え、
スタッフ数名のブース出店で、このワンアイテム一本やり。
小型品のみの販売にも関わらず、
試食用に三種類すべてをとーっても気前よく振舞っていたのが印象的でした。



あらためてお店について調べると
こちらもやはり羊羹屋として開業した和菓子店。
しおりによると
−初代は生菓子の製法を修得した後、羊羹づくりの研鑽を積み、
確信を得た後ようやく"羊羹舗"として創業。
神奈川県銘菓十選のひとつに選定され、更に全国菓子大博覧会で特賞受賞−
横浜に羊羹の味を浸透させた、とも言われ
現在も看板商品は羊羹、羊羹自慢の老舗というわけです。

小豆

HPや 和菓子の本 をチェックすると
本煉羊羹はもちろんのこと、豆ようかん、栗むしようかん、蒸しようかん、水ようかん等々。じつに多彩に取り揃えているではありませんか。
しかもすんごく美味しそう〜。

なぜにこれらステキな看板商品たちを連れてこなかったのか？
理解に苦しみます。

さて。購入した"好み羊羹"、
柚子味はコレクションでワタシが最初に口にした羊羹。
しっかりした風味が特徴です。
梅は思いのほか"うま味"にパンチがあります。
好みとしてはもう少し"うま味"を抑えめに…。


梅羊羹　黒っぽいつぶは"ゆかり"

シビレたのは秀逸かつキュートなキャッチフレーズ♪
「いつでもどこでも（ハンドバッグに2〜3本）」
こんどやってみよう。



でもでもやはり。
見たかった、食べたかった、
豆ようかん、むしようかん、栗むしようかん、すだれ羊羹＆more。
"栗むしようかん"ばかりか、ストレート"むしようかん"をこしらえているのも なんだか羊羹舗らしくて好感がもてます。
シュウマイまんじゅうなんて楽しげで、ほかのお菓子もかなり魅力的。
近々行きたい伊勢佐木町。

♪シュドゥビドゥビドゥビドゥビドゥば〜♪
青江三奈好きだし。




では、また明日か…明後日。
それにしても持たなくなったなー、ハンドバッグ。

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●“YOKAN羊羹collection”関連記事
・��0（11/6）速報！銀座三越“YOKAN羊羹collection”
・��1（11/11）北海道標津/標津羊羹本舗
・��2（11/12）北海道北見/清月：薄荷羊羹
・��3（11/13）北海道日高/八木菓子舗：元祖三石羊羹、豆ごころ
・��4(11/15）宮城/白松がモナカ本舗：コーヒーヨーカン、こぐり山etc
・��5（11/16）秋田/熊谷長栄堂：東雲羊羹
・��6（11/17）福島/松本家：水羊かん（田舎羊羹）
・��7（11/19）埼玉/太田甘池堂：古代秩父煉羊羹-田舎
・��8（11/20）福島/玉嶋屋:本煉羊羹、ハートの羊羹
・��9（11/22）千葉/なごみの米屋：昔羊羹,生栗むし羊羹etc
・��10（11/24）東京/清月堂本店：メープルの琥珀、栗蒸し羊羹
・��11（11/25）東京/青柳正家：栗具楽生、CUBE！！
・��12（11/28）東京/虎屋：四季の富士,カ レ ド羊羹
・��13（11/30）山形/十印：塩小倉

●店と菓子のデータ
●みのや本店
・好み羊羹3本入（400円）寒天　砂糖　小豆　梅肉　ゆず　白隠元　ゆかり　クエン酸　アミノ酸
※銀座三越催事にて購入の価格
銀座三越
03-3562-1111
●おまけの話●
70年代を中心に活躍した歌謡歌手青江三奈さん。 金髪（茶髪でもブロンドでもなく）と濃厚なメイクにハスキーボイス。キャバレーの似合うめちゃくちゃかっこいいシンガーでした。
シンボリックなナンバーは「伊勢佐木町ブルース」。 なもんで。いまだに伊勢佐木町＝青江三奈なんだよね。
ちなみに一昨年お仕事した映画「GSワンダーランド 」の ラスト、栗山千明さんが歌うシーンで提案したのが青江三奈風
ラメのロングドレスで歌も青江風。さすがに金髪ではなかったけれど。

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Comments

ホント〜、本煉羊羹や豆ようかん、栗むしようかん、蒸しようかん、水ようかんもたまらなく美味そう！　ぜひ伊勢崎町のお店へ行って報告してくださ〜い！
私、表面が固そうな、おまけに糖化？したような羊羹って殆ど目に留まりません。どちらかというと、しっとりしたものが好きなのかな〜？でもでも小城羊羹もそうだったけど、食わず嫌いもあるようなので、これからはとりあえずは食べてみたいと思いま〜す！

もしかして羊羹コレクションの報告、今日が折り返し？　頑張って〜〜〜、あんころりんさん！

Posted by いもすけ at 2010年12月03日 06:37

いいですな〜豆羊羹、蒸し羊羹。
じつは最近、蒸し羊羹を食べたいお年頃なんですけど。なかなか近所にストレート蒸し羊羹がないのですよね。

おお、半分来ましたね。よくがんばりました。この調子でがんばれー！

Posted by kozue at 2010年12月03日 17:49

いもすけさん
でしょう？せっかく羊羹舗として出展したのに不思議でなりません。でもこうなるととぜがひでも本店まで行かなくては。折り返しでしたっけ？なんだか永遠に自転車操業しそうでオソロシイ（笑）、マラソンはこれからだー。
それにつけても毎回コメントありがとう〜。つくづく励まさます（泣）。よし頑張ろう♪

Posted by あんころりん at 2010年12月04日 18:45

kozueさん
ですよねえ、と皆さんの同意を得て確信を深めます。蒸し羊羹、ほんと今では町の和菓子店では滅多に見ませんね。栗だけでなくいろいろアレンジすれば良いのにね。
あと半分まだ半分（笑）。毎回コメントありがとう、ほんとにありがたい。お忙しい中も読んでいただき感謝感謝。
ちゃんとできたらまたホメてね。

Posted by あんころりん at 2010年12月04日 18:50

みのやは関内駅を降りてイセザキモールのほぼ入り口にあります。
http://www.isezaki.jp/shop/index.html

立地はかなりいいですよ。
確か羊羹は切り売りがあったと思います。　あと、この時期は切り山椒がありますよ。
http://green.ap.teacup.com/gogodango/425.html

近くには横浜文明堂があって明治大正を思わせる制服を着た若い女店員さんがサービスする喫茶もあります。

他に花形のせんべいの花見煎餅吾妻屋総本店もあります。
http://green.ap.teacup.com/gogodango/513.html

今は横浜駅付近に押されている伊勢佐木町ですが、かつての横浜の庶民の町だっただけに老舗が色々あります。

Posted by 笹団子 at 2010年12月04日 23:55

笹団子さん
大晦日にいらしたのですね！切山椒をこしらえているとはステキ。ぜひ伊勢佐木町、訪れたいと思います。その前に羊羹コレクション終わらせなければ…。
花見煎餅吾妻屋、本で見て興味をもっていました、情報ありがとうございます。

Posted by あんころりん at 2010年12月06日 23:24