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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2010年12月29日

京都と和歌山/総本家駿河屋〜古代伏見羊羹、夜の梅
全国28店の羊羹を味わう、その28〜YOKAN羊羹collection

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秀吉好みのハデなヤツ…京都「総本家駿河屋」古代伏見羊羹 
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和歌山「総本家駿河屋」美似芭里絵


和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く

まだ終わらない よーかん。

全国の羊羹自慢58店が出展した
「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越
実際に購入&食した28店の羊羹について連日書いております。

さて、28番目に紹介するのは
和歌山「総本家駿河屋」 美似芭里絵
そして京都「伏見本舗 駿河屋総本店」も・・・


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・・・登場します。
YOKAN羊羹Collection」@銀座三越についてはこちら

ざっくり説明しますと、
過日開催された「YOKAN羊羹Collection」@銀座三越にて
個人的に28店合計53種の羊羹やお菓子を購入したので
11/11から(できる限り)毎日一店舗ずつ紹介しております。

27で紹介したのは 東京「銀座 瑠璃」やうかん

というわけで。

28 和歌山 「総本家駿河屋」夜の梅
そして 番外として
京都、「伏見本舗 総本家駿河屋」古代伏見羊羹
京都、伏見桃山「伏見駿河屋」夜の梅
京都、伏見稲荷「稲荷駿河屋」夜の梅」
以上和歌山、京都の4軒を併せて紹介したいと思います。
おつき合いいただければ幸いです。

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古代伏見羊羹

まずは駿河屋」の歴史について。

煉羊羹の起源については諸説あります。
そのうちの一つが
1658年、駿河屋(鶴屋)六代目岡本善衛門による、というもの。
その創製に至る歴史はつぎの通り。

創業は室町末期の寛正2(1461)年。
550年の間には遷移、改屋号、分家がありました。
その長い歴史は木曽源氏の一門だった初代・岡本善ヱ右門が
京都伏見で饅頭屋「鶴屋」を開いたことに始まります。

IMG_5222.JPG
京都「伏見本舗 総本家駿河屋」古代伏見羊羹〜紅煉と夜の梅

豊臣秀吉に重用された四代目(五代目?)善ヱ右門は
1589年に"伏見羊羹"を創製、
これは従来の蒸羊羹を改良して、澱粉、砂糖に赤色を加えた紅羊羹で
煉羊羹とは異なりますが、この年、秀吉の大茶会で引出物となったとHP等にあります。

が。有名な北野大茶会が行われたのは1587年10月ですから
聚楽第で行われた"金配り"の際に出させれたのだと推測します。
この"金配り"は「羊羹合戦 」のテーマにもなっています。

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五代目善ヱ右門by和歌山「総本家駿河屋」

その後(60年間)も改良を重ね、万治元年(1658年
ついに六代善ヱ右門が"煉羊羹"を完成
これが伏見で生まれた"寒天"を用いた今に繋がる"煉羊羹"の基。
現在も各駿河屋の看板商品へ受け継がれています。

善ヱ右門が和歌山に召したのはそれ以前、徳川幕府の江戸時代に入ってから。
まず徳川家康の十男、頼宣が駿河を治めた折の御用菓子司となり
1619年、頼宣が初代として紀州家にお国替えするに従い
紀州家御用御菓子司となり和歌山店を開いたのだそうです。
さしずめ、お気に入りシェフを店ごと他国に連れていった、といったところ?

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和歌山「総本家駿河屋」和歌浦煎餅

その際、弟の善一郎に任せた創業地、伏見の店が
現在ある伏見桃山の「駿河屋総本店」として継承されている。
それについてこの記事では 「…創業の地である伏見には総本家を置き…」と記しています。
(ここで生じる疑問=和歌山、京都…羊羹は何処で完成したの?)

鶴屋から駿河屋へ屋号を変えた経緯はHPでご覧になれます。

和歌山「総本家駿河屋」については
今年の正月記事にある特製干支羊羹が記憶に残ります。

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今年の干支羊羹「福の寅」

そのほか羊羹ではないけれど和歌山限定品のひとつ
"和歌浦煎餅"を最近になって頂きました。
こちらは和歌山の名所旧跡の絵柄を焼き型にした玉子煎餅。
軽い歯ざわりが魅力です。

肝心の羊羹コレクションの看板商品は"五代目善ヱ右門"。
三越の各広告媒体にも取り上げられ、人気の品でした。
HP記載はないのでコレクション限定品だったのでしょうか?

これは糖化した表面の煉羊羹で紙袋入り840円でした、が。
ワタシは"美似芭里絵"(みにぱりえ:小形羊羹)夜の梅を購入しただけ。
しっかり煉った羊羹と大納言小豆。
その硬さは出展の駿河屋三店(大阪の駿河屋、合資会社駿河屋=ながほり)中、一番でした。

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左からながほり、和歌山、大阪の駿河屋

さて。
今回コレクション出展のなかった京都「伏見本舗 総本家駿河屋
和歌山「総本家駿河屋」HPには京都店伏見本舗、と表記しており
このページトップに掲げた"古代伏見羊羹"は京都店のみ調製。
創業地の伏見本舗は他の分家とは一線を画す存在です……

というわけで。
どうやら長くなりそうです。
なので、京都三軒を番外編として今年中に書きます。

これで終わり〜♪と思ってひと安心していたアナタ(とワタシ)。
残念ながら(?)
それではまた明日か、明後日。
次回は必ずシメます。

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●“YOKAN羊羹collection”関連記事
・0(11/6)速報!銀座三越“YOKAN羊羹collection”
・1(11/11)北海道標津/標津羊羹本舗
・2(11/12)北海道北見/清月:薄荷羊羹
・3(11/13)北海道日高/八木菓子舗:元祖三石羊羹、豆ごころ
・4(11/15)宮城/白松がモナカ本舗:コーヒーヨーカン、こぐり山etc
・5(11/16)秋田/熊谷長栄堂:東雲羊羹
・6(11/17)福島/松本家:水羊かん(田舎羊羹)
・7(11/19)埼玉/太田甘池堂:古代秩父煉羊羹-田舎
・8(11/20)福島/玉嶋屋:本煉羊羹、ハートの羊羹
・9(11/22)千葉/なごみの米屋:昔羊羹,生栗むし羊羹etc
・10(11/24)東京/清月堂本店:メープルの琥珀、栗蒸し羊羹
・11(11/25)東京/青柳正家:栗具楽生、CUBE!!
・12(11/28)東京/虎屋:四季の富士,カ レ ド羊羹
・13(11/30)山形/十印:塩小倉
・14(12/2)神奈川/みのや本店:好み羊羹
・15(12/4)長野/桜井甘精堂:蒸し栗ようかん
・16(12/6)長野/竹風堂:くりづと
・17(12/7)富山/鈴木亭:杢目羊羹
・18(12/9)大阪/大阪の駿河屋:丹波づと、goshiki
・19(12/11)大阪/合資会社駿河屋:ひとくち羊羹夜の梅
・20(12/13)兵庫/藤江屋分大:丁稚羊羹
・21(12/15)栃木/吉田屋羊羹本舗:日光煉羊羹
・22(12/17)佐賀/新油屋:稲荷ようかん
・23(12/20)岡山/古見屋羊羹:田舎羊羹、高瀬舟羊羹
・24(12/22)滋賀/鶴里堂:比叡杉羊羹
・25(12/24徳島/日の出楼:和布羊羹 
・26(12/26)福岡/鈴懸:雫、メープル金鍔
・27(12/28)東京/銀座 瑠璃:やうかん 


●店と菓子のデータ
総本家駿河屋
073-431-3411
・美似芭里絵(夜の梅)(168円)白双糖、生餡(小豆)グラニュー糖、 和三盆糖 小豆 水飴 寒天 甘味料(トレハロース)
※重量45gは他の駿河屋2店小型羊羹より小さい
銀座三越催事にて購入
銀座三越
03-3562-1111
●おまけの話●
すみません、和歌山で〆るつもりが…。
書きたかった京都の店も勢いに乗ってかいちゃおう。 ああ、大掃除も料理もどうなるのだ。

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posted by あんころりん at 18:11| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 羊羹コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
虎屋とは対称的に駿河屋は京都・和歌山の総本家ですらわからないくらいのれん分けしているのでは?と思います。

大阪、京都・先斗町、宇治・・・
休業中(事実上廃業)の本郷の藤むらものれん分けらしいですね。

共通しているのが鶴の紋。

ちなみに和歌山の本店では桃、柿など旬のジャム、あんぱん、伏見では酒饅頭の限定品があります。

羊羹ネタ、終わりが無いと思いますよ。(笑)
Posted by 笹団子 at 2010年12月29日 22:44
笹団子さん
あんぱん!召し上がったのですね、いかがでした?
和歌山の総本家までいらしたんですね、スバラシイ行動力に感服です。
そうそう、ジャムは伏見本舗でも取り扱っていましたけれど。
これから書く京都の三軒は羊羹舗です、お楽しみに♪
Posted by あんころりん at 2010年12月30日 02:24
「駿河屋」のものは全国銘菓のコーナーで見たことがあるような・・・。どこの駿河屋だったのか覚えておりませんが。和菓子業界も歴史がある分諸事情があるのですね。
これで終わり、と思ったらあと京都、ですね〜。
Posted by いもすけ at 2010年12月30日 06:35
いもすけさん
コメントありがとうございます。
駿河屋の名前は飴屋さんから先斗町の生菓子店など京都にたくさんあるので。京都展や諸国名菓コーナーでご覧になったかもしれません。お菓子だけでなくとにかく日本全国に流布する屋号のようです。
>これで終わり、と思ったらあと京都、ですね〜。
す、すみません〜、お付き合い頂き恐縮していまするるる。
Posted by あんころりん at 2010年12月30日 16:40
和歌山の駿河屋総本店のあんパンネタはこちらをご覧になって下さい。

http://green.ap.teacup.com/gogodango/922.html
Posted by 笹団子 at 2010年12月31日 15:51
訂正です。

×駿河屋総本店

○総本家駿河屋
Posted by 笹団子 at 2010年12月31日 15:53
笹団子さん
あけましておめでとうございます。
新年から年越しのコメントで失礼します。
ご丁寧にありがとうございます。すごいですね、袋入りでナショナルブランドみたい。季節物まであるとはオドロキです〜。
Posted by あんころりん at 2011年01月03日 07:09
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