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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2011年01月31日

本所吾妻橋 中島ベーカリー/焼カレー、キャベツ、アンドーナツ〜 一番好き!これぞ本格コッペパン

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コッペパン、スカイツリ−&アサヒビールオブジェ、タマゴ、焼カレー

和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く

浅草から吾妻橋を渡るときに
アサヒビールの金色オブジェスカイツリ−が並んで見える。
その景色を楽しみながら東駒形方面へと向かいます。

コッペパンを自家製する「中島ベーカリー」・・・

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小さな画像はクリックで拡大♪

・・・までは歩いて15分ほどでしょうか。
ここでタマゴサンドや焼カレー(パン)、アンドーナツを仕込んで
業平橋のベンチでスカイツリーを眺めつつ遅いお昼をいただく。
「むきゅっ」としたコッペパンの歯ごたえに疲れも吹き飛びます。

中島ベーカリー」は拙著東京 いとしの和菓子所収のエッセイ
"日本のおやつパンと和菓子の甘い関係"128pに
ほんのサワリだけ登場します。
そーなの、ワタシはここのコッペパンがとても好き。

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食感や味はもちろん!
そのルックスが好きで好きでたまらない。
今回はコッペパンアルバムってくらい画像満載。
ぜひイチイチ、クリックして拡大しましょー。

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アンドーナツ、とーぜんこしあん

コッペパンの語源はフランス語で
フランスパンのクッペ(coupeクープ=切る、切れ目)
に由来すると言われています。

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ワタシにとってのコッペパンは
テリなしの素朴な、コシのしっかりした細長いパン。
深い焼き色の表皮、割るとやや粗めで厚みのあるの気泡。
中は卵色でなく白い小麦粉色の生地。


しっとりしない、フワフワでもない、甘ったるくもない。
もちろんバタリーでも絶対ない。
適度に力のあるクラストに、"ムキュっ"と噛みごたえのあるクラム、
…とは言え
やはりそこはコッペパン、老若男女が気軽に口にできるもの。
バケットほどはアゴ力を要することなく。

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タマゴヤサイ、コシのある生地を縦割りした粗めクラムがたまらん


浅草通りをスカイツリー目指して歩き
三ツ目通りとぶつかったところが本所吾妻橋駅。
そこを右折して4〜5分、こじんまりした町のパン屋さんが見えます。
3年前、浅草から亀戸への道すがらに偶然出会いました。

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2008

何の気なしに店内を覗くと、あらまー。
ガラスケースのパンたちは。
とぉってもワタシ好みのオーラを噴出しておりました。

取り立てて目立ったところはないように見えるけど
ちょっとフツーと違うのはその品揃え。

ほとんどがコッペパンによるバリエーション。
パンのサイズが大小あるのにも驚いた。
何よりも、コッペパンの深い焼き色やテリのない肌は
超がつくほど魅力的。

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午後遅くだったので残りは僅かだったけれど。
なかでとっても目を惹いたのが"キャベツ"。
コールスローでもなく、コロッケを挟む準備段階というわけでもない。
メンチもタマゴも誰の助けも借りず
ひたすらに千切りキャベツだけ、の独立した一品。
しかも…デカい。

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2008年、キャベツ一個160円

そんな商品構成や年季の入った店内や奥に見える厨房などを含めて
ワタシにとってはとてつもなく魅力的で
他と一線を画す、特別なお店に思えました。

そのとき店番をしてらしたのが女将のふみいさん、
快く撮影させてくださった。
息子さんと思しき若い職人さんを厨房に見つけて
(継る…)と安心したオイラは何様じゃい。

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2008年の店内

1月29日付の東京新聞最終面にこの女将さんの
お名前と似顔絵を見つけたのは何たる偶然♪
(ちなみにマス媒体で中島ベーカリーの名を見るのはこれが初)
素直にうれしかった。

で、"キャベツ"
具材のキャベツは食べたかんじはすっぽり、まんまキャベツ。
(下味がついていたのか、不明ですが)
これがどうゆーわけかコッペパンのしっかりした歯ごたえによく合って。
すご〜く美味しい。

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長いのがキャベツ


「千切りキャベツにはヒカリのウスターソース」、
それがワタシ的最高に好きな組み合わせなんだけど。
(ヒカリウスターソースへのウザい熱情記事はその1その2その3で)
何も足さずにそのままムシャムシャ食べつくしてしまった。

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中はすっぽりキャベツ

その後、再び訪れたときは売切れだったので。
それなりに売れ筋なんだなあ、となんだか安心したり。
どんな人達に好まれるのかいな、と興味が湧いたり。
中島ベーカリー"キャベツ"ファンの方いたらご一報を。
あ、ほかのサンドファンもね。

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コッペパン"トッピング"のオーダー表 あんこ+ジャム!だって

もちろんそのままコッペパンだけで買うことも出来る。
あるいは昔ながらの王道コッペパンの購入スタイルで
あんこやジャム、ピーナツバターなどをその場で挟んでもらえるのも嬉しい。

惣菜を挟んだコッペパンは迷うほど種類豊富。
具材はどれも作りたて、イキイキしたホームメイドの味です。

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フライ系はサクっと歯ごたえがあるし、
タマゴや野菜類は材料をナイフで刻んだ感のある
見るからにしてフレッシュな食感。
すりつぶした離乳食みたいなものではありません。
(すり身みたいなタマゴサラダにがっかりするオイラ)

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きっちり角のあるタマゴや野菜

B級とあっさり片付けたくない。
ステキなコッペパン。

中島ベーカリー製の
深く焼いた香ばしいパンのしっかりした噛み応え。
コシがある生地、割ると粗めの気泡 クッペ(フランスパン)に通じるものがあります。

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トッピングあんこ

それはワタシにとってのコッペパンスタンダード。
コッペパンが好き、と日頃言いふらしてるのは
こういったコッペパンのこと。
ま、コッペパンの差なんて他人にとっては重箱の隅よりも些細なことでしょうけれど。

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焼カレー断面 辛さほどほどじゃがいもつぶれず♪数少ないコッペパンでないパン

2年ほど前に店内改装したため、独特の雰囲気は薄れたけれど
ガラスケースに並ぶ、コッペパンサンドは以前と変わりません。

ここのコッペパンが食べたい!と思うと
代えがきかないので、むやみにいろいろなパンを食べてしまう。
オイラの住む町にはおいしいパン屋さん、たくさんあるけれど
近所に欲しい、本格コッペパンの美味い店。

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改装のち2010年店内、ぶら下がっていたCDはなし
ご主人の撮影快諾に感謝♪



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●店と菓子のデータ
中島ベーカリー
東京都墨田区東駒形4-1-2 日曜祝日休
最寄り駅 都営地下鉄本所吾妻橋駅

・コッペパン一個110円
・キャベツ(160?円)、トッピングあんこ140円、タマゴヤサイ160円、アンドーナツ100円 焼カレー130円ほか多数
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外観変わらず左:2010年 右:2008年

●おまけの話●
3年前からブログで書こう書こうと思いつつ
あまりに好きなので手が出なかった中島ベーカリー。
で、拙著所収のパンにまつわるエッセイで紹介したけれど
読者の多くはスルーしてらっしゃるようでした。
…写真ないもんね。
なので、今回はアルバムの如く画像満載。
ああ、見れば見るほど美しいコッペパンさん。
もっと載せたいくらいです。

・・・・・・
ちなみに。まったく別な、とあるコッペパン店。
外観すら撮影禁止、書籍掲載お断り。
テレビ露出は頻繁……。

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posted by あんころりん at 13:42| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 墨田区&足立区&北区&江戸川区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは!(^^)!
すき〜これ。
懐かしくって、
コッペパンのあの感じを思い出してます。
いっぱい買いましたね♪
Posted by coo at 2011年01月31日 18:44
cooさん
こんばんはー。すき?よかったあ。コッペパン、あまり見なくなったけれど。
京都にも昔ながらのパン屋さん、たくさんありますね。
大好きなお店だけど、しょっちゅうは行けないので、行くとついたくさん、買っちゃいます。
Posted by あんころりん at 2011年02月01日 00:09
うわぁぁぁ、あんころりんさん好きそうだぁw
うーん物凄くグッドルッキングですね。
具材もどれも美味しそう!全部クリックで拡大してしまいましたw
しかもお値段も魅力的!行きたいなーーーー。
先日書かれてた代々木の文明軒にも激しく魅かれており
全く、日本の庶民スタイルのパン屋さんには堪らない魅力がありますね。
ちなみに〜のグッドルッキング過ぎるパン屋さん、私も1度行きましたが
ウワサを聞いていたので緊張して写真撮れず。
しかも味微妙だったし・・・ベースは美味しいのに。
Posted by Risa at 2011年02月01日 01:50
ツヤなしコッペパン、いいですね〜すてきですね〜。
それにしてもすごい独自路線。続けてほしいわーこういうお店。

わたしはときどきロールパンでやりますけど、キャベツサンド。塩こしょうが基本かな。ときどきマヨネーズ。
お店で売っているのは初めてみました(笑)
Posted by kozue at 2011年02月01日 18:14
Risaさん
そりゃもう。ワタシ好みです。クリック拡大、お疲れさま(笑)ありがと〜♪
>日本の庶民スタイルのパン屋さんには堪らない魅力が
じつのところ、ここ2年くらいは和菓子店よりこういったパン屋さんへの訪問回数が多いのです。和菓子店は閉めてしまったところが少なくないけど、パン屋さんは案外、人気があるようで、地方も含めてどこの町にも残っているんですよね。
えーと。鳥の名前の屋号のね。担当編集者さんはテンパってしまったほどの対応だったようです。
>味微妙
同感です。なので固執しませんでした。
Posted by あんころりん at 2011年02月02日 18:15
kozueさん
ああ、わかっていただけて嬉しいー。
きれいでしょ。
>独自路線
ですよね、食パンないんだもん。文明軒より惣菜の組み合わせが豊富で、しかもキャベツまで。
>キャベツサンド
やりますねー♪さっすが。
やはり、世の中にキャベツファンがいるってことだ。ある意味、ニッチなのかしら。
ワタシはどうしても自宅ではウスターソースを使ってしまいます。
Posted by あんころりん at 2011年02月02日 18:30
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