あんころりんのiPhoneアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2006年06月19日

麻布昇月堂,きりっと豆大福と美的もっちりなびわ
梅雨の広尾で大福?マダム?

IMG_8058 (2).JPG
↑どれがびわでどれが“びわ”?どれが好き?

IMG_8063 (2).JPG
↑麻布昇月堂の小ぶり豆大福の立派な断面、やはり朝生ラブか

豆大福上生菓子
かわいい〜
きゃあーなに、これー
女学生の友的感嘆詞を思わず連呼。

豆大福上生菓子

選べば当然、朝生チョイスの食い気の餅菓子好き
女子学生にも広尾マダムにも
なることはあり得ないはず・・・



人気blogランキングへ

人気ブログbanner_02.gif(↓小さな画像はすべてクリックで拡大できます♪)

しかしながら
どうしても一つに絞れなかった、今回は。
豆大福も素晴らしい上に、
目からうろこのうまい!べっぴん”さんに遭遇して。

ちょっと広尾マダムのDNAが騒ぐのか?
ないけど遺伝子、だから遺伝子とは関係なく。

うまい!と叫べる上生豆大福がお盆に並んで登場。
そんなお得ですごいお店が広尾にあったのです。

IMG_8024.JPG
↑びわ・・・・かわいい

豆大福もぱくりとイケルそのかなりのうまさ。
しかも!その後にその“べっぴん”もがっつりイケル吸引力。
しかも!
その直前には前々回登場の流しあんみつまで腹に収めてるのに。

前置きが長くなりましたが、
前々回をご覧下さった皆様にはご存じ
麻布昇月堂

IMG_7897.JPG
↑散歩コースに豆大福持って、ガーデンヒルズ脇

広尾ガーデンヒルズ側の老舗の和菓子店、
押し出しはあの「麻布一枚流しあんみつ羊かん」。
もちろん好きです。毎日イケます。

前回書き切れなかった、実はここからが美味しい話?
他にも飛び道具が多くて。老舗は侮れないのでござる。

本店へ行って「見せて下さい」とお願いしないと出てこない、
深窓の女学生マダムの如く
豆大福上生菓子が。
店の奥から隠し球の如く秘そやかに登場。

IMG_8040.JPG
↑前々回登場の葛桜、水ようかん、本わらび
とびわなど生菓子は塗り盆から


いえ、もちろん隠しているわけでなく。
お菓子の鮮度を考えてケースに陳列販売せず
お見本ディスプレイもしていない。
見過ごしそうな手書き文字がぺら一枚。

なじみ客がいかに多く実力が確か、という証でもあります。
だってさ、
豆大福が実際予想以上にすごくすごくおいしい。

特筆したい程、小豆がさっぱりと豆の味がいい上に
正直言うと、にはまったく期待していなかったのに
あまりにもきちんと“”なので仰天。

IMG_7992 (2).JPG
↑うまくて小振りの豆大福が似合う店

小振りできりり、とした粒あんにしっかり
小振り系豆大福”では間違いなく我が5本指入り。
あの「あんみつ羊かん」後にもぴったりの大きさと味わいです。
“侮れないお店”では小振りであれこれいただきたい。

前回記事の様に
この日は涼菓を茶寮でもいただき
持ち帰り用にも選ぶほどの暑いさなか。

とてもじゃないけど強甘味の気分ではない、そんなお天気。

IMG_7884 (2).JPG
↑お店でも水ようかんと冷抹茶

見本のお盆から必須の豆大福はともかく
煉り切り系上生(注1)はご遠慮モード、のはず。

ところが乗って出てきたその様子に
か、かわいい。
きゃー、なにこれー、
広尾マダムか乙女の如く思わずチョイス。

だってぇ“びわ”好きなんです。
ただ・・木登りの記憶と共にだが。マダムとは関係ない。

IMG_8032.JPG
↑どう?おしりだって“びわ”。ぜひ拡大

おやじらしく幼少の記憶という
反則的ルックスにだまされて?
つい財布のヒモをゆるめたわけで。

買ったは良いけど、当初は食指がのびない、
何せ
水ようかんあんみつ羊かん豆大福の後だぜ。
無理無理。でも、断面見たらついつい・・あらおやじね。

一口だけ、が・・あれ?おいしい。
さっぱりしてます、しかも求肥がしっかり。
え?これ上生なんだ〜すごいうまいじゃん。
と形容ワードはやはりマダム感ゼロですが。

IMG_8048.JPG
↑カット難しい上等な求肥餅とさっぱり餡断面

思うにこちらでは冷抹茶もいただける
フレキシブルな老舗。

梅雨時期には容姿もお味もさっぱりと
ごくごく控えた食べよい甘さで
御煎茶でも冷茶でもおいしくいただける上生です。

元来は求肥苦手ですがこれは本当に良い。
好みでは冷やしてをきりっと締めて中の黄身あんとの
好相性を楽しむのがベスト。

IMG_7886.JPG
↑苦みの弱い冷したお薄を点てて

食べ過ぎ防止に残すのが難しいほどすいすい
危険な香りにおやじはノックダウンで完食、
どーしよう・・・。
厚めの求肥黄身あんが殊の外“さっぱり感”を増してうまい。
まさに目からウロコがぼろぼろびわびわ。

初めて上生菓子をいただく方にも
目にもスーパーキュートにリアル“びわ”だし
舌にもとても馴染みやすく
無理なく“美味しい”と感じられると思います

IMG_8036.JPG
↑葛桜とびわ

もちろん、冷やさなければ
伸びの良い上等な求肥餅の醍醐味が楽しめる。
それが王道のお召し上がり方。

そしてこじんまりとした店内で
なじみの老婦人客のこっざぱりした振る舞いなどを眺めつつ
大きな窓辺でいただくお茶とお菓子

静かで贅沢なひとときが味わえる
用もなければお店の方も抛っておいてくれるのがありがたい
まさにとっておきの気に入りの席です。

冷抹茶は香りも味もお薄には届かないけど
きれいな大ぶりの氷に清涼感を覚えます。

IMG_7889.JPG

一つのお店で様々に良い思いさせていただいて
山の手の商店街ならでは居住まいと味わい、
ゆっくり堪能、隅から隅まで。

気取らずに優雅に自然に様々な和菓子に親しむ
そんな自分に酔えるかも

あんこで酔わせてもらって千鳥足
マダムじゃなくておやじだが。

IMG_8030.JPG
↑右後ろ45度が自慢のアングル

※(注1)
煉りきり、は茶席などの主菓子に多用される上生菓子の代表選手。
前回のはね鯛やこちらのひな祭り記事のなどに画像あり。
白あんと求肥で煉った生地にさらに中にしっかり煉った甘めの餡を入れることも多い。
上生菓子というと煉りきりに細工を施したものを連想する人多いのでは?

◎おまけのびわ話◎
3日前にびわを好きでない人が案外多いことを知ってびっくり。
理由は渋い甘いの当たりはずれがあるから、だって。
皆さんどうですか?
好き嫌いのない果物だと思ってたんですが。
・・・不思議なのは
関東では庭木に多く庶民的な木登り果実の印象と
店頭に並ぶ期間の短い高級な果実の両面があります。
ちょっとスペシャルなフルーツの印象。
遠い昔は時期には毎日空き地でびわの木登り
自分でもいで酸っぱいのをたっぷりかじってました。
お店のはすべて甘く感じるのはその頃の逆トラウマか。

IMG_7876 (2).JPG

●お店データとあれこれ
麻布昇月堂
港区西麻布4-22-12
10:00〜19:00(平日)〜18:00(土曜)日祝休
創業は大正7年、季節の生菓子、焼き菓子も上等。
店内には五卓ほどのテーブルで茶菓子をいただける。
「一枚流し麻布あんみつ羊かん」他宅配可能の品も。

IMG_7970.JPG
↑サービスカット
起立した一枚流しあんみつ羊かん


●菓子のデータ
・豆大福 粒あん210円
測定体重約82g
測定糖度Brix約53.1% 
※翌朝には餅が固くなります、しっかりうまい即日餅♪
・びわ(求肥餅にあん)262円
測定体重約51g
測定糖度Brix約47.1%(あん部分) 
・店内での抹茶と菓子 1050円(冷茶もあり)
・〃での煎茶と菓子 840円
※お菓子は選べます。

IMG_7908 (2).JPG


今回使用した糖度計は「ATAGO.PocketPAL-2」。
何せ素人が使っているのであくまでも目安。
今回は各種1〜2回ずつの計測です。
ちなみに、この数日前に私が計測した「雪印コンデンスミルク」はBrix約70.6%でした



posted by あんころりん at 16:29| 東京 ☔| Comment(11) | TrackBack(2) | 港区&品川区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いいな〜あ、びわ。かわいいわ〜。あまりのかわいさに家人もお喜びです(もちろんおしりのカットを口まねで)
Posted by kozue at 2006年06月19日 21:54
おシリまで! 芸が細かいわ〜。
なんでこんなにキュートなんでしょ。
作り手は、可愛さを狙ってるとも思えないのですが。
Posted by チロリン at 2006年06月19日 22:25
びわと言えば、幼少の頃実家に食べた種を蒔きまくり、立派なびわの木に育てた事があります。
結果、実はなったのでしたが根っこが塀を壊し始めてしまい大目玉をくらったのち引っこ抜かれた暗い過去(>_<)

どうも柚子と言いこの手の疑似モノの可愛さに惹かれてしまう(^m^)
思わず表面を撫でてみたい衝動に駆られるフォルムですね♪
Posted by たけ at 2006年06月19日 23:38
マダム、またずいぶんいっちゃいましたね。
流し羊羹の後に、豆ちゃん達、でもおいしいところはいけるんですよね。またこの風情や景色は
是非和菓子を食べてけという雰囲気たっぷり。
東京ってこういうほっとできるところがあるのがいいですね。うちの回りざんぞほっとすぎちゃって、ほっと出来ない。(^_^;)
びわ、うちの裏にもなってますが、なぜかあまり
食べるまま終ってしまいますね。ザクロもそう。
戦争中思い出すから嫌という人もいます。

でもこの冷たいお抹茶で、くーっとしながら
食べる小ぶりのお菓子。
ビール気分で夏を味わうにはいいですね。
いやっお上品に。<m(__)m>
Posted by YOSHI at 2006年06月20日 09:26
ご無沙汰しております♪
新宿小田急ではお世話になりました、aquaでございますm(__)m
あれから全国、東へ北へとボヘミアンライフを楽しみ、
合間にこちらもロムってましたが、コメントはあれ以来ですね〜(汗)

今回はちょっとばかり、宣伝を♪
今週22日の『どっちの料理ショー・2時間半スペシャル』に祇園小石のとあるものが!!
お時間有りましたら是非ご覧下さいませ〜

しかし…びわは愛らしいですわねー。
結構買うと高いので、なかなか買ってまで食べないのですが(笑)
リアルびわより、こっちのびわの方に購買意欲が沸くのはなぜでしょ??
Posted by aqua at 2006年06月20日 10:32
kozueさん
いいでしょーびわ、色も微妙で。すごいくせにかわいい。
なす餅もいいけど。
しかもこのびわ本当においしいんです。
ところで。御家人さまの口まね一度見てみたいわー。
おしりの口まねって・・・文字で書くとすごいかも。

チロリンさん
リアルであるほど不思議と可愛いんですよね、和菓子って。
こういう芸の細かさがハートわしづかむのよね。
>可愛さを狙ってるとも思えない
私も同感です。
季節感の追求とかそっちではなかろうか。

たけさん
蒔きますよねー種。私もびわは蒔きました。
芽が出た時踏んづけておだぶつだったけど。
そんなに成長早いのですねー。すごい
今度蒔いてみようか。
しかし引っこ抜かなくても・・。
果物ってやはり良いですよねールックスも味も。

YOSHIさん
いや、おやじです、食い気オンリー、胃袋のみ。
しかし我ながら恐いくらいいってしまって。
あ、あんみつ羊かんは全部一気ではないです、って
当たり前ですが。
ほんと、おっしゃるとおり
おいしいとこのはかなりいけるんですよね。
東京はほっとしないとやってけないんでしょう。
私はほっとしっぱなしですが。
冷抹茶、美味しいと言うよりまさに冷え冷えを楽しむ
ビールかも。さすがYOSHIさん!ナイスな描写だー。

aquaさん
わー嬉しいです、お久しぶりです、お元気ですか?
かっこいい♪ボヘミアン和菓子屋さんですか。
色々な街でたくさんの出会いがあるんでしょうね。
どっちーは必ず拝見させて頂きます、もちろん。
楽しみですね何が出るのでしょう、きっと何向けの涼菓では。
そうか、京都でもびわは同じポジションなんですね。
・・
やはりお菓子って自分でも買いたくなる物みたいですね。
果物はすきなんですけど。
Posted by あんころりん at 2006年06月20日 23:05
お久しぶりです!
思わず写真を何度も眺めていました・・
豆大福食べたいよぅ^^
Posted by なっつ at 2006年06月21日 23:07
はじめまして!!もぅすべてのものがおいしそうで。。またきます!!
Posted by mama-san at 2006年06月22日 01:30
なっつさん
こんばんは、お元気ですか?豆大福、ここのおいしいのです、地味だけど。写真でちょっとお腹満足しましたか?いやそれとも余計に減っちゃうかしら?
mama-san
初めまして。コメントありがとうございます。
気に入って貰えましたか。ぜひまた入らして下さい。あんこは豊富ですから。
Posted by あんころりん at 2006年06月22日 23:53
あんころりんさん、こんばんわ。
いつも楽しく見させていただいてます。

しかしなんてかわい〜びわなんでしょう。
なんかドキドキしてきます。
手のひらに載せてみたい!
先日の目からウロコの「あんみつ羊羹」も
ぐっときました。(PCの前で「スゴい〜」
の連発でした)
Posted by shosho at 2006年06月25日 20:24
shoshoさん
コメントありがとうございます♪
楽しんで見て頂きたいいつも願って更新してます。・・・びわ〜可愛いでしょ?この愛らしさはやはり和菓子的オーラ?ではないでしょうか。あんみつ羊かんもびわも同じお店でであって大感激です。おいしくてオリジナルで可愛らしく魅力的。スゴーイって一杯叫んで欲しいです!これからもよろしくお願いします。
Posted by あんころりん at 2006年06月25日 23:10
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

旬な和菓子?びわ饅頭
Excerpt: 山梨・松林軒(しょうりんけん)さんの、びわ饅頭です。
Weblog: 茶渋紹介堂
Tracked: 2006-07-02 15:24

品川「倉田屋」噂の!ヘビー級豆大福, 衝撃の麩まんじゅう,ほろほろのどら焼
Excerpt: ↑上:ほろほろっと。久々に重ねてみたどら焼のおいしさよ 中:ダントツ重量級!豆大福は搗き餅につぶしあん 下:もっちり素敵な麩まんじゅう、しょっぱめ良好! ずしっっ。 と、音をたてそうな豆..
Weblog: 近所の和菓子屋さんの豆大福、パン屋さんのあんぱん
Tracked: 2007-08-16 22:35
・街歩き、お店巡りに! 歩きながら距離や時間、消費カロリーを算出、写真保存機能付。
散歩計GPS

・わんこ好き、ネコ好きに!
わんわんセッション
にゃんにゃんセッション




facebook あんころりん