あんころりんのiPhoneアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2011年10月02日

赤坂/虎屋本店「和菓子を作る−職人の世界−」展 限定菓子:玉柏、千里の虎 &栗粉餅、御好梨木饅

P1330424.JPG
"梨"つくね芋のもっちり皮に黒糖あん
IMG_9349.JPG
なにに見える?
P1330436.JPG
千里=4000`!走るタイガー!


和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く

和菓子好きにおなじみの虎屋文庫資料展
第74回「和菓子を作る−職人の世界−」は
美しい菓子を作り出す熟練の手わざなど・・・

人気blogランキングへ
人気ブログbanner_02.gif

小さな画像はクリックで拡大♪

・・「‥こだわりと愛情でいっぱいの職人の世界」を中心とした展示です。
和菓子職人さんをこよなくリスペクトしているワタシは、
開催早々に観に行きました。

こじんまりしたギャラリーですが展示はビデオ等を駆使し充実した内容。
原材料、製菓道具、製法を紹介しながら、江戸時代(十返舎一九作!)の菓子製法書や
御殿場工場の職人さんによる創作羊羹も並んでいてみどころがたっぷり。

IMG_9331.JPG

お菓子ごとに製法を紹介するコーナーではビデオに目が釘付。
前から不思議に思っていたカルメラ作りに感心したり、
(いつまでも上達しない)包あん作業をくり返して見ながら励みにしてみたり。

説明ボードにさりげなく書かれている職人さんの裏話がちょっといい。
虎屋の生菓子のあまりにも整然とした美しさは
逆に"人肌"みたいなものをあまり感じさせないんですが
修行中のエピソードなど読むと親しみが湧いてきます。


P1330412.JPG

菓銘由来は"玉堅磐"(たまがしわ=水中などにある固い岩)と考えられている

そんな職人の手わざを活かす生菓子として展示されていたのが"玉柏"。
山形にした緑色の羊羹製の三方にくぼみを入れ、そぼろを付けて 藻を茂らせた水中の岩を表したのだそう。

P1330464.JPG
手のひらで形づくり包あん、三角ベラでくぼみを入れる

こちらは会期中限定で販売しており、虎屋本店一階で購入できます。
そう、毎回のように虎屋は文庫資料展にちなんだお菓子を本店限定で(ひっそり)販売。
(ひっそり)というのは予め紹介されるときと、HPや案内DMにも掲載されずに店頭ではじめて 「あ、これね」という場合があるのです。

"和菓子の日"がからむ夏の展示に比べると、おしなべて秋の展示は(ひっそり)。
今回も店頭に並んだ限定菓子の"玉柏"と、そして思いがけなく"千里の"(カットバージョン)を見つけて「よし!」。

P1330434.JPG
本店限定「千里の風」は5種類の豆を用いた煉羊羹。派手なビジュアルだけどあっさり食べやすかった

"千里の"とは赤坂本店限定の羊羹で通常は一棹ずつの販売。
どっしりと大ぶりの白あんベースの羊羹にはこれまでなかなか手が出ませんでした。(小豆あん羊羹なら多少ハズしてもどうにか食べきるんですけど)
味見する絶好のチャンース!迷わずふたつとも買い求めました。
こういった複雑な柄の羊羹を作りあげる技術もわかりやすく展示されています。
(追記:とは言っても「千里の風」は未だに製法不明。御殿場工場職人さんのみぞ知る)

P1330423.JPG
けしの実で斑点を表現、

"御好梨木饅"も薯蕷饅頭とわかって思わず追加。
これまでも虎屋は梨をかたどった水羊羹製生菓子"青梨"や"黒梨"を調製していますが 薯蕷饅頭製の梨形を見るのは初めて。

P1330460.JPG
黒糖あんとつくね芋の生地のモッチリ感とベストマッチ、皮にも黒糖使用

ビジュアルからして伝わるもっちり感。
つくね芋を使った薯蕷饅頭ってのがこの時期そそられます。

そして毎年恒例の"栗粉餅"。
職人さんが金団箸でそぼろ栗きんとんをあん玉につけるようすを想像しながら 今年はよりいっそう美味しく頂きました。

P1330447-1.JPG

見応えもあるし楽しい展示、解説を聞きに再び行こうかな。

IMG_9355.JPG

虎屋文庫資料展「和菓子を作る 職人の世界」展
会期:2011年9月28日〜11月6日 虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)
人気blogランキングへ
人気ブログbanner_02.gif

●twitter



虎屋
玉柏:420円(砂糖 白小豆 小麦粉 寒梅粉 クチナシ色素 コチニール色素)
千里の虎:(豆類(小豆 白小豆 福白金時 手亡)寒天 クチナシ色素
御好梨木饅:(小豆 つくね芋(山芋) 上用粉 黒砂糖 けしの実 小麦粉 寒梅粉 クチナシ色素 コチニール色素)
栗粉餅:(砂糖 栗 白小豆 小豆 白玉粉 水飴 澱粉 )

★おまけの話★
1・帰りに立ち寄ったトラヤカフェのスタッフと雑談した際にこんな話も。
以前は元赤坂工場でカフェのお菓子製造もしており、行くと漂う香りに季節が感じられ心地良かったのだそう。 女性も増えとは言え"職人の世界"はかなり男っぽく、和菓子作りに集中すべく早くに身を固める傾向にあったそうな。 昔ながらの職人気質、人間くささがなんだか微笑ましい。

・10月15日より「よみうりカルチャー自由が丘」にて「和菓子を楽しむ」講座を開講します。
興味のある方は こちらをチェックしてください。
毎回、チョイスしたお菓子(2〜3種類)とお茶をいただきながら"和菓子のあれこれ"を楽しみましょ(・写真は見なかったことに‥)。

P1330469.JPG

お知らせ
★「散歩計GPS」★
企画参加iPhoneアプリ
散歩マップづくり専用のアプリ『散歩計GPS
実際に作ったマップがこれ
歩きながらに距離や時間、消費カロリーを算出、写真保存機能あり。。 『散歩計GPS

★★10月開講の土曜講座(@自由が丘)申し込み受付中、詳細はこちらから。東北や東京のお菓子を頂きます。
読売文化センター講座「東京のお菓子を歩く」
詳細は「読売・日本テレビ文化センター本部」事業センター本部(03-3642-4301)に問合せ。
読売文化センター講座「東京のお菓子を歩く」
詳細は「読売・日本テレビ文化センター本部」事業センター本部(03-3642-4301)に問合せ。



和菓子とパンのiPhone&iPadアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く
iphone
和菓子の楽しさを再発見
   

★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり
*高 由貴子著
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋さん、パン屋さん”を満載。地図付き。

●過去の東北関連記事
陸前高田より・ボランティアと実りの秋と郷土菓子
みちのく甘党ひとり旅@仙台 賣茶翁(売茶翁)
みちのく甘党ひとり旅A仙台 賣茶翁 生菓子とどら焼き
みちのく甘党ひとり旅B仙台 賣茶翁 みちのく煎餅ほか
みちのく甘党ひとり旅C弘前/三浦煎餅店(塔下煎餅)〜特製ハード
みちのく甘党ひとり旅D仙台/森の香本舗
みちのく甘党ひとり旅E仙台/森の香本舗
みちのく甘党ひとり旅F熊谷屋
みちのく甘党ひとり旅G開雲堂
白松がモナカ本舗
福島県いわき市と玉嶋屋
福島県いわき市の和菓子とパン
3月24日 東北の和菓子店
4月13日松島こうれん、石橋屋、丹六園
高島屋東北応援フェア
宮城県塩釜市/丹六園
福島/本家長門屋・かんのや 岩手/まつだ松林堂etc
宮城県塩釜市と丹六園再開
福島県玉嶋屋の上生菓子
福島県玉嶋屋の木の葉饅頭、くまたぱん本舗のくまたぱん
福島県玉嶋屋の浮草
福島県玉嶋屋の花がすみ
(ボラ)宮城県石橋屋+気仙沼でボランティア
宮城県/北上京だんご,壽最中.やなぎや,味佳嵯,もちっ小屋でん,もちべえ
いわて銀河プラザ
(ボラ)岩手県/さいとう製菓のかもめの玉子ミニ 大船渡でボランティア 
ずらり30店・東北の菓子フェア@高島屋
他多数

人気blogランキングへ
人気ブログbanner_02.gif

posted by あんころりん at 16:53| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(1) | 港区&大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「千里の虎」、これはどうやって作るんでしょう?キレイな虎模様。
栗粉餅も秋を感じますね〜♪
宮崎では今年は栗は不作のようで、価格も高くなっているそうです。
先日、日本橋高島屋で宮崎の物産展があったようで、美郷町の「日向庵」も出店していたようですね。婦人画報に商品が掲載されたらしく、その反響がかなりあったらしいです。今年はこのお店に行ってみたい!(でも時間がかかるんですよねぇ)

虎屋の文庫資料展は期間も結構長めなのですね。
限定品が“ひっそり”と販売されているのも行く価値ありそう。この文庫資料展、毎回あんころりんさんが紹介されていますが、一度行ってみたいものです!
Posted by いもすけ at 2011年10月03日 06:35
御好梨木饅がすごく気になっていましたー。へえ〜あの斑点はケシの実なんだ。やっぱりこれは買おう〜っと。
千里の虎もカッコイイですね! カットバージョンはたしかに嬉しい。
展示も見に行かなくちゃー。
Posted by kozue at 2011年10月03日 14:24
いもすけさん
展示は富士山柄の羊羹の作り方でした。なのでこれだけ複雑な模様だ組み立て方がうまく想像できません。わかったとしてもマジックですねー。
>宮崎展
そうだ!それ行きたかったんですよー、終わっちゃったのね、残念。ワタシも行きたい日向庵。
虎屋展 ぜひご一緒したいです。待ってますよ〜。
Posted by あんころりん at 2011年10月04日 17:04
kozueさん
梨型ね、水羊羹製よりワタシはお饅頭のほうがが断然好きです。生地のモッチリ感がひときわ良い感じでした。
カットバージョンは昨年の羊羹コレクション(まもなく一年だ〜)の四季の富士山も嬉しかったし、千里の虎はずうっっと考えていたのでこれまたありがたい。小形羊羹よりこっちのほうがそそられます。
Posted by あんころりん at 2011年10月04日 17:23
うわーーー(@_@)!
とらや〜ん♪
いつ口にしたか記憶に…
はっ(゚Д゚)!
母の日に食べたきりだっ!

玉柏さん。
もっちりむっちりぬっちり感、た、たまらんっ!
食べたい食べたい食べたい…

資料展、11月6日までですか。行ってみたいなぁ。というか食べたい…
Posted by あちこ at 2011年10月04日 18:32
あちこさん
おおお、そーでした!和菓子サラブレッドでいらしたのですねー。子供の頃から千里のタイガー、うらやましいなあ。
資料展、こじんまりしているところがまたイイんですよね。そういえば近隣からお昼休みに見にいらしたような方もいらっしゃいました。
Posted by あんころりん at 2011年10月05日 21:51
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

虎屋ギャラリー(赤坂)/和菓子を作る 職人の世界展
Excerpt: 休息する虎(笑)。「とらや」赤坂本店限定の羊羹“千里の風”、なんだかカッコイイ!
Weblog: とべないとりのおいしいBlog
Tracked: 2011-10-25 16:41
・街歩き、お店巡りに! 歩きながら距離や時間、消費カロリーを算出、写真保存機能付。
散歩計GPS

・わんこ好き、ネコ好きに!
わんわんセッション
にゃんにゃんセッション




facebook あんころりん