ココアとバニラ
ochobo ジャスミン茶 ほうじ茶 抹茶
animal
カバ ブタ、ハリネズミ・・・
すっごくキュートでしょ?
お干菓子なんです。
京都のUCHU・・・
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・・UCHU wagashiが創る和三盆糖落雁。
今年3月、日本橋三越に期間限定販売されていたanimalが最初の出会い。
アザラシ、ブタ、ハリネズミ、シロクマ、ゾウ、カバ。
可愛いらしいだけでなく和三盆糖を主材料にした正統派干菓子で、
らくがん粉や他の糖類を用いない上質な"つくり"にも惹きつけられました。
例えばanimalは「和三盆糖、ココアパウダー、バニラビーンズ、バニラエッセンス」。
ココア!バニラビーンズ!
意表をついた取り合わせも、魅力的です。
考えてみれば和三盆糖にあわないわけがないし、色もきれい。
オリジナル木型から生まれる「animal」は6種入り、どのコが入っているかは運次第?
舌で"すーっ"ととけるかんじも、後味の良さも和三盆糖のそれ、
他の材料は風味付けのフレーバーの最小限にとどめ、ほとんど純な和三盆糖といった印象。
すっごくカワイイのに干菓子としてのクオリティを落としていない。
そこがステキ、大人も喜べるカワイイお菓子。
ただねえ、アザラシやブタさん、口に入れるのをためらっちゃうのが困ります。
ほかにも
ジャスミン茶、ほうじ茶、抹茶の三種類を取り合わせた「ochobo」、
紅茶とミルク、スパイスをブレンドした「ochobo chai」などがあり、
いずれもシンプルで気の利いた意匠の箱に収められています。
スタイリッシュな印象であっても、ひとくちサイズのお菓子がひとつひとつ丁寧に和紙にくるまれたさまは伝統的な和三盆と同じ。
全体に注意深く作られていることが伝わります。
ochoboの材料は和三盆糖、抹茶粉 ほうじ茶粉 茉莉花茶粉 黄色4号、クリーム色がジャスミン茶
どんな味だろうと興味津々だったochoboのジャスミン茶は
少しだけほろ苦く、口どけ後からふわーっと鼻孔に抜ける香りがジャスミンティ。
ほうじ茶と抹茶もほろ苦く、香りと味わいにもその特徴が出ていて、どれも満足できる和三盆糖です。
ナイスパッケージ♪「chai」。ポケットにワサンボーん
chaiもイイ、すごく好みです。
口に入れるとまずは牛乳紅茶だーという味わいが広がって、 舌でころがしているとミルキーなまろやかさが追いかけます。
デスクワークでちょっとひと休みするとき、口に放り込むのに最適だし
家族曰く(ランニングの栄養補給にもいい)だとか。
そう、栄養バランス悪くないんですよね、和三盆って。
日本固有の伝統的な砂糖として知られていますけど
製法は近代製糖でなくまったくの手づくりで(加工時に何も加えず人力のみ盆の上で三度、五度研ぐ)
原料も徳島と香川だけで栽培される在来品種のサトウキビ"竹糖(ちくとう)"です。
参考:和三盆糖ができるまで
chai: 和三盆糖 紅茶粉 全脂粉乳 紅茶スパイス
それから落雁粉など米粉ベースのでんぷん質主体の"落雁"と"和三盆糖"は食べてみるとその違いがはっきりわかります。
国内最高級の砂糖、和三盆糖の魅力はなんといっても口どけの良さとまろやかなコク。
当然価格もそれなりですけど UCHUwagasiはかなりリーズナブルだと思います。B
加えて
わずかですけど糖蜜が残っているのでビタミン・ミネラル分も含有していて、
(例えばカリウムはあさりと同程度、含まれます)
消化吸収にも優れているそうです。
「UCHU wagashi」に話をもどすと、
2010年6月京都でスタートした新しいブランドです。
代表の木本勝也さんはもともとグラフィックデザイナーとして活躍。
東京や海外での生活から日本文化を再認識。「伝統文化を発展させる一翼を担いたい」と 和菓子、とりわけ落雁の造形美に魅了されたのがはじまり、だそうです。
(参考サイト )
以下は(インタビューでなく)寄せ集めの情報ですけど
木本さんは2年間、独学で勉強しながら、知人の和菓子職人の指導を受けて落雁作りを習得。 味や製法、木型作りに至るまで研究したうえでブランドを立ち上げたとのこと。
パッケージの可愛らしさも魅力ですけど、京菓子の名に恥じない、本物を伝えることに主軸を置いて 現在は木型職人さんと2人3脚で菓子の創製に取り組んでいるそうです。
最初に出会ったどうぶつたち。3月の日本橋三越菓遊庵のミニイベントにて
新しいセンスのフレイバーと意匠が広い層に和三盆糖の魅力を伝える力になっている「UCHU」の落雁。
これからもワクワクするような試みを楽しみにしてます。
そうそう、三越で買いそこねた天然果汁入り落雁「MIX」
ぜひとも再開を。ここでひっそり願ってます。
☆おまけの話
4月に使う事情があり 2度ほど取り寄せも試みました。
ただ日保ちが2週間から1ヶ月程度なのでできれば携帯用や薄茶のお供にもっと気軽に購入できればなお嬉し。
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★お店のデータ
UCHU wagashi取り寄せ可能
animal:630円 6個入り(ココア&バニラ)一箱
ochobo:1050円 20個(3種類+)入り一箱
ochobo chai1050円 20個入り一箱
日本橋三越菓遊庵
★新アプリ『わんわんセッション』『にゃんにゃんセッション』
わんこ好き、ネコ好きに。
★読売文化センター自由が丘:土曜講座「和菓子を楽しむ」
詳細はこちら。 全国のお菓子を味わい、由来などお菓子にまつわるお話しをします。9月は野外講座。例:越後屋若狭、 松島屋、UCHU wagasi、末富、一幸庵、川口屋、ゼリーのイエ…など
※講座「東京のお菓子を歩く」は現在全3クラス共、満員ですがキャンセル待ちは受けているそうです。詳細は事業本部まで。おまたせしている方、申し訳ありません。
★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋、パン屋”満載。地図付き。
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ochoboにほろ苦さが残ってる、というのが好感持てます!
>アシカ
これやはりアシカですか。ですよね。オットセイかアザラシかアシカか迷って耳がないのでアザラシにしたけど。よくよく見ると足ひれあるもんね。とまったくコメントから外れた話です。
私は左向きのアシカに「何故?」って感じましたけど。
ほろ苦さもそれぞれの風味も感じられて食べて楽しい和三盆でした。
こちらの方が西洋人を含む甘党の外国人にも受け入れやすいと思います。
そのうちテレ玉等で見られるKBS京都放送の「羽田美智子の京都専科」に取り上げられそうですね。
http://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/senka/
根っから和菓子を好きなワタシですが味も姿も素敵なお菓子だと思わせてくれました。幅広い層に興味をもってもらえると良いと思います。
>テレ玉
残念ながら我が家はほとんどのTV番組を受信できないうえ録画機能も不能なんです。取り残された一家です。
和三盆の常識を見事に打ち破ったという感じで。
小さい子も楽しんで食べられそうです。
ochoboシリーズの包装もキャンディみたいで可愛い♪ランニング中にも気軽に食べられそうですものね!
個人的にはチャイが気になります☆
お返事が遅くなってすみません。
木型がオリジナルだけあってアイデアを自由闊達に実現してるってかんじです。
chai、いいですよ、愛用してます。かわいらしいし小粒なところも使い勝手がいいんです。
とっても可愛らしい落雁ですね。
わたしも落雁はだいすきです。
落雁(干菓子)の専門店やさんをやるのも
いいなぁなんて 思っている
こともありました♪
こんばんは、暑いですね〜。
海外経験から和菓子へ傾く、という方は他にもいらっしゃいます(千駄木のむさしやさん)けど、デザイナーからというのはこちらだけでしょうね。
>干菓子専門店
これまた渋い(笑)。もしもあれば楽しいでしょうね〜。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。