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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2012年07月27日

石巻「岡埜榮泉」希望のどら焼が美味しい!

和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く

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ホワホワわ〜
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何でしょう?
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これがとっても・・

岡埜榮泉といえば豆大福・・ではなく
どらやき!?・・・

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・・・だなんて意外でしょう。

石巻「岡埜榮泉」といえば"どら焼"なのだそう。
以前は、日によっては3000個も作るほどの超人気商品。
なーんて知ったふうなこと書いてますけど、
じつは到来物から存在を知ったのです。

「おいしいのでよかったら」と
二本松市の老舗和菓子師「玉嶋屋」ご当主から届けられた大箱。

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さっそく頬ばって「うわ〜ホロホロ〜」。
家族は(小豆ウマイ!)と絶賛。

小ぶりなのでペロリと1個、そして2個(一応 半分に分けて)。
焼皮は柔らかくフワンフワンというよりも"ホロっ"とした口あたり、十勝産の小豆は香りを残しながらコクのある粒あんに仕上がっています。

じつは・・エージレスパッケージと賞味期限5日間の表示から
さほど期待してなかったんですけど、 まるで焼きたてのようなフレッシュなくちあたり。
お世辞抜きに美味しく頂きました。

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さて、玉嶋屋のご主人はなぜにほかの店のお菓子を送って下さったのか。
訊けば石巻「岡埜榮泉」のご主人とは製菓学校の同窓生とのこと。
にしたって、他店を推すってのはさすが、太っ腹です。
それでなくとも震災から1年、各地の東北関連イベントも減り、ご自身だって苦労も多いことでしょう。
おいしい和菓子を作るだけで大変なのに、ほんとうにありがとうございます。

そしてご存じの通り、石巻もたいへんな被害に見舞われました。
岡埜榮泉も創業から続く「湊店」を津波で消失してしまいました。
やや内陸にある蛇田店はなんとか持ちこたえものの
…生命を落とされた従業員の方もいらっしゃったそうです。

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湊周辺は被害が激しく、住民の多くは土地を放棄して移転。
けれども残った住民の方からは「元の場所での再開を」と望まれているそうです。
とはいえ、いま現在は蛇田店でお菓子を作って運営するのが精一杯。
ご自宅も全壊してしまったようですし、 実現には多くの困難が残されています。
・・・
ここで少し石巻「岡埜榮泉」について。
創業80年 当代3代目、石巻では名のある和菓子店。
初代は戦前、上野広小路「初祖岡埜榮泉総本舗」で修行、
のれん分けを許され地元、石巻市湊に店を出したのがはじまりです。

そう 湊店は創業以来、地元と共に歩み寄り添ってきた大切なお店。
いつかかならず復活させるべく、蛇田店で菓子作りに励んでいるのそう。
詳しくは希望のどら焼きで。

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進物用は箱代別 ので自宅には簡単箱

来歴を知って合点できました。
初代の修行先である広小路「岡埜榮泉」は豆大福のほか。どらやきも看板商品のひとつ。
それに米どころで知られる宮城県ですが
石巻市をはじめ南沿岸部はもともとはあまり稲作がさかんでない地域。
これらを鑑みると石巻「岡埜榮泉」が代々努力を重ねて"どら焼"が石巻名物までになったのもわかります。

・・・
何はともあれ。
久々にどらやきで感激したので、どらやき&いくつかの菓子を自分でも取り寄せてみました。

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豆大福と茶通をサービスして頂き感謝感激♪
自宅用箱はどら焼縦配置

もちろん!どら焼は美味しかった。
それからあん玉、これも気に入りました。

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こちらのあん玉は蜜煮した栗を軽く塩味を効かせたこしあんでくるみ、寒天をかけて丸く仕上げた生菓子です。
あんに(黒糖かな?)と思わせるようなアクセントがあり
軽く冷やせばあの明烏烏羽玉よりさらにさっぱり、のど越しもなめらかで夏向きです。

もうひとつは茶まんじゅう。
黒糖風味の小麦粉生地を蒸しあげた茶饅頭(利休饅頭)は朝生菓子では定番中の定番です。
じつは黒糖系おまんじゅうってさほど熱心でないおいら。
が、こちらはワタシが知る茶饅頭のなかではベストのひとつです。

まずは手にしたときに(ちょっと違うかも・・)。
手触りからして赤ちゃん肌的ふんわりしっとり感があります。
なぜだか黒糖の表記がないけれど 色合いの深さも個性的。
そして断面だってこの通り。

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気泡をたっぷり含んだ生地は一般的な茶饅頭の倍ほど。
どら焼の皮同様、和菓子らしい味わいが損なわれない、好感の持てる(←カタい菓子偏愛者の感想)柔らかさ、です。

個人的に"どら焼箱入"は夏のご挨拶にも遣わせて頂き、うちださんはこんな感想も書いてくれました。

蛇田店に電話であれこれ伺った際も丁寧な対応で気持よく注文、 それだけで和むような雰囲気が伝わりました。

美味しい和菓子で(ほんのちょっぴりですけど)支援のはじっこを担えれば、 夏の暑さもなんとかかんとか。

・・小豆が食べたい。

●店と菓子のデータ
◎「岡埜榮泉 蛇田店
宮城県石巻市蛇田字新金沼15−1 0225−22−3025 水曜休
・どら焼:砂糖 小麦粉 鶏卵 小豆(北海道)植物油 こめ粉(国産)醤油 膨張剤
日保ち5日間 105円 進物用箱代別途 クール便にて配送可
茶まんじゅう:90円 小豆餡 小麦粉 砂糖 澱粉 液糖 水飴 食塩 膨張剤
あん玉:94円 小豆餡 砂糖 栗 食塩 寒天 

★おまけの話★ ・今年もエアコン使ってないっす。20㌂に下げちゃったし。
・今回は豆大福と茶通をサービスして頂きました。ありがとうございます。 追記:茶通は濃厚な黒胡麻餡入り。意外な取り合わせが楽しく、胡麻の好きな家族はとても気に入ってました。

★読売文化センター自由が丘:土曜講座「和菓子を楽しむ」
詳細はこちら。 全国のお菓子を味わい、由来などお菓子にまつわるお話しをします。9月は野外講座。例:越後屋若狭、 松島屋、MーSIZE、末富、wagasi asobi、川口屋、ゼリーのイエ…など
※講座「東京のお菓子を歩く」は現在全3クラス共、満員ですがキャンセル待ちは受けているそうです。詳細は事業本部まで。おまたせしている方、申し訳ありません。

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posted by あんころりん at 17:26| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 東北 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
・・・かき氷が食べたい。
和菓子(あんこ)大好きな私もさすがにこの暑さで食欲も減退気味。

石巻にも「岡埜榮泉」ってあったんですね。
震災から1年以上経って地元では少しずつ復興していっているのでしょうけど、でもまだまだって感じがします。トップの指導力の無さでしょうか・・・。

九州地方も計画停電が予定され、私も節電頑張っております(相変わらず部屋にはエアコン無いので、夜は寝不足続いておりますが・・・)。
会社でも28〜29度設定で何とかやっておりますが、年々暑さが辛くなってきて・・・(歳のせいなんでしょうか(悲))。まぁ、宮崎は猛暑日にはまだなっていないので他所よりマシかな?
あんころりんさんも熱中症には十分、十分気をつけてくださいね!

・・・あ〜、かき氷が食べたい。
Posted by いもすけ at 2012年07月28日 06:40
石巻に岡埜栄泉? と思いましたが、暖簾分けのお店がそうやって続いているんですね。
ホロホロなどら焼き、とっても食べてみたい〜!
わたしも最近はとても小豆を食べたい気分です。小豆で暑さを乗り越えよう!!
Posted by kozue at 2012年07月28日 16:47
いもすけさん
ほんとーに暑いですね。かき氷が渇望する気持ちはワタシも同じ。いっそ本格的な削氷器を買っちゃうかー、なんて思ったり。
1年を過ぎても進んむべきものが進まず、減少すべきものが真逆だったり。イラっとすることが多くてまた暑さ倍増。
我が家は氷枕が大活躍してます。なので就寝時はエアコンなしでも全く問題なし、おススメです〜。
熱中症は年齢的に(!)気をつけないと と自戒してます、
Posted by あんころりん at 2012年07月28日 22:16
kozueさん
ワタシもここ最近 フツーに小豆が食べたい。地元で朝生菓子を買ったり、自分で葛まんじゅう作ってみたり。
関東以外の岡埜榮泉を知ったのはこちらが最初。全国に何軒あるんでしょうね。
小豆で暑さを乗り切る。やはり夏は土用餅とぜんざいですね。
Posted by あんころりん at 2012年07月28日 22:38
あんころりんさん

とても お詳しくていつも勉強になります。
いろんな 方面の方が 和菓子に興味をもって 和菓子にたずさわって.. というのは ほんとうに 嬉しいです。 反面、コンビニで和菓子の種類が増えていくことが 悲しいです...

もしよろしければ...
なのですが わたしが卒業した学校が
9月頃 伊勢タンで 和菓子販売をします。

よろしければ、涼みにいかがですか。
勉強不足すぎて ほんとうにとっても
恥ずかしいのですが
今年の3月に こちらの夜学を卒業しました(^_^;)








Posted by tomoco at 2012年07月30日 18:37
コメントが遅くなってしまいました。
どら焼き、プックリとしていて思わずパクっと口に入れたくなるような容姿ですね♪文字の刻印も可愛い(*^^*)
Posted by RoseMary at 2012年07月31日 08:32
一月ほど前に石巻から八戸までざっとでしたが見に行ってきました。

http://gogodango.blog69.fc2.com/blog-entry-255.html

岡埜栄泉さんの蛇田店があるのは高速道路のインターチェンジ近くでイオンモールもある郊外型店舗が集まった一画です。
そこでは津波被害がウソのように賑わっていました。

かもめの玉子でおなじみの大船渡のさいとう製菓さんも内陸に別に工場があって、そうしたところは比較的早く生産を再開できたようです。

湊店があったのは旧北上川に近いところかと思います。 そこでは建物が点在している状況でした。

機会を作って石巻にまた行ってみたいと思います。
Posted by 笹団子 at 2012年08月01日 21:52
tomocoさん
お返事が後になってしまってすみません。
tomocoさんは製菓学校をご卒業されたのですね、すばらしい!文化祭やイベントを拝見すると製菓学校の学生さんは皆さん夢をお持ちでステキだなと。伊勢丹イベントとても嬉しみです、情報をありがとうございます。(ひょっとして日本橋三越で4月頃に催した学校でしょうか?

和菓子に関わって行こうとする方の多くは、ある一定の志、というか心意気をお持ちの方が少なくないと思います。。コンビニ和菓子は便利な半面、その味が基本になってしまうと葛など本来の素材の良さが伝わり難くなるのが難点でしょうね。
Posted by あんころりん at 2012年08月02日 05:51
RoseMaryさん
いつもコメントをありがとうございます♪
どら焼、久々におススメのものに出会いました。焼印、ちょっとレトロ感があってカワイイですよね。
Posted by あんころりん at 2012年08月02日 05:55
笹団子さん
東北旅行お疲れ様でした。石巻はまだまだ厳しい状況のようですね、そう云えば岩井俊二監督の震災関連作品からもその様が伝わって来ました。
蛇田には他にも菓子製造業が健在ですので次の機会に、お巡りになってみては。
Posted by あんころりん at 2012年08月02日 06:04
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