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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2012年10月02日

名古屋/川村屋〜栗きんとん うずら餅 葛まんじゅう こなし

和菓子wagasi−東京のお菓子・菓子パンを歩く
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栗きんとん
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鳥です

…栗食めば、まして偲はゆ・・・
栗きんとん見れば、さらにテンションあがる実りの秋。

茶の湯処、名古屋でも指折りの菓子司・・・


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・・・ 「川村屋」、初秋の御菓子です。

山上憶良の"子等を思ふ歌"は万葉集のなかでも、
よく知られた一首だと思います。
なにせ、このワタシでさえ知ってるくらいですから。

「瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ
  いづくより 来りしものぞ 眼交(まなかひ)に もとなかかりて
  安眠(やすい)し寝(な)さぬ 」


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ひとは、いつの時代も食べものによって感情を揺り動かされたり
あるいは、何かを食べて過去の記憶に結びつけたりするもの、らしい。

思うに、記憶のほとんどが食べものがらみ。
食なくして、我が記憶中枢は成立不能に違いない。


珍しく第4土曜日にデパート(新宿高島屋)に行きまして、
(その目的はこちら
川村屋の生菓子に遭遇しました。
すでに生菓子、買っちゃった後でしたが、
久々に見る魅力的な彩りに、思わず連投してしまった。

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いやー。連れ帰ってよかった。
川村屋の生菓子は意匠もさることながら、
さりげない仕掛け、がなされているところが、また好いのです。
ぱっと見では、栗きんとんしかわからないけれど、箱中の三つは栗のお菓子なんです。

(ちなみに2007年9月のお菓子はこの記事中段に。)
とりわけ、ハートに響いたのがこちら。

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女郎花
葛まんじゅう、です、葛生地の厚みもたっぷり。
でもって。
割ると中からなんと桃太郎、じゃないころんとした栗のツブ。
葛を通して見えた淡い黄は栗だったんですね。
白小豆あんの緑に浮かぶ黄色は、まさに女郎花。

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ところで栗と葛
都内では葛まんじゅうを夏の菓子として扱うことが多く、
秋の栗と合わせるのは稀です。(栗蒸し羊羹に葛粉はよくあるけれど)が、
岐阜の中津川や愛知では、葛で栗を包んだものもたくさんあって、
葛好きにはうらやましいかぎり。

秋の生菓子に葛まんじゅうが入っていたので、それだけでかなり満足。

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上の画像は「尾花」。
こなしの中のあん玉が"栗あん"というのも予想外。
楽しくなって、たくさん頂いてしまった。

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こちらは見てのとおり「うずら餅」
ぷっくりとした姿がうずらのひなを思わせます。
ういろう生地の中は黄味餡ですが、醤油の風味がほんのり。
焼菓子などの黄味餡に比べると、とてもしっとりしています。
ういろう生地にも醤油を使っているのかもしれません。

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栗きんとんの栗あんは、刻んだ栗を少し混ぜ込んであります。
焼き栗風に焦げ目を付けているのが、
たんに飾りとしてだけでなく、思った以上に香ばしい。

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川村屋の生菓子セットを頂いたのは、久しぶりでした。
美味しさも変わらず、ひと箱でとても楽しませてもらいました。

実りの秋は和菓子の秋。

★川村屋の過去関連記事
はなびら餅、9月の菓子 7月の菓子、6月の菓子
2006年4月の菓子

★川村屋 愛知県名古屋市中区新栄2丁目18−1
新宿高島屋銘菓百選

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posted by あんころりん at 21:50| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 近畿、東海(京都、大阪、名古屋・・) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんというネーミングの妙「!!」素晴らしい「!!」うっとりハート3(大きい&小さい)
Posted by めかぶ at 2012年10月02日 22:28
めかぶさん
女郎花とか、ね。耳でうっとりしながら、舌でさらにうっとり、です。
Posted by あんころりん at 2012年10月03日 00:19
あんころりさんのご教示の通り、新宿高島屋で川端道喜「黒粽」と「亥の子餅」予約しました。ちょうど京都航空便の受け取りの際に、10月の和菓子の入荷予定表を配られてわかりました。今月は更に、越後屋若狭の「栗きんとん」、ときわ木の「若紫」を予約しました。和菓子道まっしぐらです。
Posted by どら美 at 2012年10月03日 21:22
「うずら餅」、見た目も可愛くまた、ういろう生地って、好みかも!
栗の季節ですね〜。
そういえば8日まで、日本橋高島屋で「みやざき展」やってるみたいですが、「日向庵」も出店してるようです。地元にいてもなかなか簡単に行けないお店。栗商品もたくさんあるみたいですよ〜!
Posted by いもすけ at 2012年10月04日 06:13
うわ〜どれもステキ!!
とくに女郎花にときめきました〜。
いま恵那の栗きんとんをいただいたところです。この秋は栗のお菓子をたくさん食べようと心に決めました。
Posted by kozue at 2012年10月04日 16:23
こんな栗きんとん、初めて!!!
食したいー!

最高ですね、この季節。
本当に本当に痩せる暇がありません。
もうすぐ健診なのに。
Posted by hamacco at 2012年10月04日 19:01
どら美さん
す、すばやい。川端道喜に越後屋若狭にときわ木!すでに極みの様相ですね〜。秋の趣き、じっくりたのしんでくださいね。
Posted by あんころりん at 2012年10月06日 10:45
いもすけさん
栗と言えば 栗九里、文春で紹介させていただきましたよー。
宮崎展、行きました!が…日向庵の栗の棹物は泣く泣くスルーしてしまった。やはり
頑張って獲得するべきでしたね…
ただ、とてもおいしいよもぎあんぱんに遭遇できました。大迫餅店を思い出しました。
Posted by あんころりん at 2012年10月06日 10:55
kozueさん
ぜひ!たくさん召し上がって感想を聞かせて下さい。
10月に入った途端に栗に目が向くのは、毎年のこととはいえ不思議な気がします。ワタシ今年の初物は鹿児島産で、その次は恵那川上屋。鹿児島産も美味しく、野趣ある香りで好ましい。結局どこも甲乙つけ難いんですよね〜。
Posted by あんころりん at 2012年10月06日 18:19
hamaccoさん
秋はねぇ、開き直るしかありません。検診だけどうにかやり過ごして、あとは欲望の赴くままに( 笑)
Posted by あんころりん at 2012年10月06日 18:35
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