新橋の「文銭堂本舗」で、
久々に「すごッ!」と叫んじゃう・・・
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・・すばらしくおいしいカステラに遭遇。
じつを言うと、頂いたのは切り落としなんですけど。
その本体の方を「ぜひ、食べてみたい!!」と思わせる、ものでした。
300円也
たまたま、一パックだけ、厨房から出てきたばかりのところに出くわして。
テンション上がって「そ、それイイんですか?」
おいらの眼の色が変わった様子に、販売スタッフさんも「滅多に出ないんですよー」。
でしょー。知らなかったもの。
ちなみに、ワタシは、カステラに関して、
切り落としを、ことさら好むわけではありません。
通常は、スライスしていない棹物を選びます。
だって、端っこよりは、しっかり一棹(か半棹)求めた方が、 確実に、白双糖(ザラメ)たっぷりですから。
ですが、文銭堂本舗の「カステラの切り落とし」にはのけぞりました。
カステラを調製しているのは知っていたけれど…。
文銭堂はどの菓子も魅力的ですから
季節のお菓子と棹物と豆大福買うだけで、かなりの量になっちゃう。
なので、今まで、手が回らなかった。
でもって、切り落とし(っていうかカステラ)。
まさに衝撃を受ける、好ましさ。
端の端までザラメが行きわたり、
そしてもちろん、「カステラ」そのもののおいしさ、食感ともに 後を引く、っていうか食べ始めると、とまらないくらい。
いままで食べたなかで、ベストスリーに数えたいほど。
決めた 次はかならず、絶対に、カステラ正規品を買うのだ。
なので、また今月行きます、だって、11月15日から創業記念祭。
滅多に並ばない「豆大々福」が販売されるんだもん。
もうひとつ、文銭堂は焼きものがすごいのね、と認識をあらためたお菓子がこちら。
「瑞祥」。
菓子の意匠は、聖人が正しい道を行った時、夫婦の鳳凰(瑞鳥)が桐の葉の現れた、という中国の伝説に基づく。菓子に鳳凰、紙の包みに桐の葉をあしらった
久々にこれぞ桃山、といったゴージャスな味わい。
「桃山」は白餡に卵黄を加え、寒梅粉を混ぜた種で、
型に入れて、オーブンで焼きあげる。伝統的な和菓子のひとつです。
小豆あんを使わない卵入り生地なので、和洋のボーダー的存在なのか。
袋菓子など廉価品に氾濫しているもののひとつ、でもあります。
でも、そういった類は正直言って、味はもうひとつ、ふたつ、いやみっつ。
上質な材料をたっぷり使った、本格的な桃山は稀で、
たまに上菓子の店で見かけますが、まさに別もの。
「瑞祥」のなめらかでまったりとした味わいは、まさに極上のそれ。
桃山の真髄を捉えた、和菓子屋の良心を感じさせる、上等な焼菓子です。
個人的に、黄味餡モノを避ける傾向にあるワタシですが
美しい焼きあがりにひと目で「食べなきゃイカン」。
なめらかな口あたり、濃厚であっても、品の良い味わいは、さすが。
こうゆー桃山なら、いつだってウェルカムです。
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※文銭堂本舗 過去記事一覧 後で追加します。
ゆり根きんとん 黒牡丹 甘酒饅頭
美味いも 栗しぼり 山あけび
●お店のデータ
文銭堂本舗 和菓子記
文銭堂本舗Hp
☆あんころ広報係☆
★講座「東京のお菓子を歩く」 問い合わせは事業本部まで。詳細はこちら
★読売文化センター自由が丘:土曜講座「和菓子を楽しむ」
詳細はこちら
★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋、パン屋”満載。地図付き。
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この文銭堂は神保町のお店と何か関係あるんですか?
お久しぶりです。
お礼がおそくなってしまいまして
申しわけありません。
学校のお店に行ってくださり
ありがとうございます。
わたしも、久しぶりに先生方に会ってお話が
できました。
わたしごとですが、
来年からお菓子屋さんで修行することになりました。引っ越しやそのための準備や修行にはいったらきっと、毎日仕事でくたくたになるとおもいます。 なかなかこちらにお邪魔できなくなるかと思いますが、遊びにきたときは書き込みさせていただきますね♪
そしてなんと美しい桃山なのでしょう。
すぐにでも食べたいけど、しばらく新橋方面へ行く予定がないわ〜。
おしゃれな洋菓子もたまにはいいけれど、やっぱりカステラってホッとするのですよね〜!あんころりんさんがのけぞる位のあとを引く美味しさであれば一度食べてみたいです♪
和菓子店のカステラは本場長崎の大手に限らず大概おいしいというのを知ってしまったので遠征先の和菓子店で購入するときに一緒に発送の手配をします。
でも、切り落としは無いですね。
宮城県松島の松華堂菓子店のカステラのラスクは実は切り落としを使っていたりしてと良からぬ想像をしてしまいます。(これはこれで玉子の風味とサクサクした食感がいいのですが)
http://torishin.cocolog-nifty.com/odekake/2012/04/post.html
文銭堂は結構工芸菓子に近いものも商品化しているので虎屋に負けないデザインの桃山を作れるというのは納得です。
>神保町
最中もよく似てますものね。
新橋が元々あった店で、神保町は先代が親戚筋になるそうです。
おめでとうございます!いいニュースで嬉しいです♪ 世の中、就職難なのに、よかったですね〜。
新天地で最初はいろいろご苦労多いと想像しますが、健康に留意してがんばってください。陰ながら応援しています。落ち着いたらまた遊びにきてくださいね、そしてお菓子を作られたら買いに行きま〜す。
本当におめでとう!
豆大々福、久々で楽しみです。文銭堂の並菓子類ははり丁寧に作っているからおいしいんですよねー。
そして、カステラは今日買ってしまいました。
秋の航空便は栗のお菓子が多くて目移りします。
>ホッとする
そうそう、おっしゃるとおりで。
カステラって、やはり和菓子ですから、なんかやさしいっていうか、じんわりしたおいしさ。
でもって。結局今日買ってしまったー(笑)
抑えた甘さで、ホントにやさしいお味。いちから手づくりしているそうです。
ワタシもお見せしたかった(笑)。
大げさでなく、思わず叫んじゃいましたら。
上のコメントでも書いてますが、今日買っちゃいました、カステラ一本。期待を裏切らない、優しくて繊細なおいしさ。食べ過ぎがこわーい。
カステラは通年品ですから。でも寒い時期のほうがおいしいような気がする。
そして、本日一箱購入しました。なんかねーザラメの散らばり方は絶妙。牛乳を加えているという噂ですが、なんにしても手づくりで少量しか作らないそうです。一箱1500円はあまりにリーズナブル。
訊かなかったけど 瑞祥は通年ではないかもしれません。
すまん、また順番間違えている・・・陳謝申し上げます。
ワタシも一般的な和菓子店のカステラ、大好きです。
上菓子の店はよい桃山を調製する処が少なくありませんが、瑞祥はとびきりおいしく感じます、意匠もナイス。
ほかでは、塩野と菊家が印象に残っています。
食べてみたい・・・
お返事が遅くなってごめんなさい。
すっごおおく 美味しかったですよー。新橋へおいでの節にぜひ。
ずっと前、大福を注文して取りに行ったときには
それだけで舞いあがってしまってカステラ見てないです。
こんな切り落としとご対面できるなんてなんとお幸せな事か。
あと、黄身餡は苦手ですが、挑戦したいですね。
白餡のように食わず嫌いになっているかも。
ごめんなさい、お返事をすっ飛ばしてしまいました。
ワタシもカステラは今回はじめて。試食するものがたくさんあるので見過ごしていました。
黄味餡苦手はワタシです。でも、上質なものはやはりおいしい。東海のきみしぐれやこちらはひと味も二味も違うのだなと実感しました。