日本橋に数少ない自家製パンのお店「ベーカリーポム」。
昭和3(1928)年創業の古参ベーカリーならではの・・・
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・・コッペパンや食パンを毎日、朝早くから焼いています。
3代目の店主ご夫妻で切り盛りされており
なんでも作れるものは自家製造している、近頃では稀な"町のパン屋さん"。
サンドイッチや菓子パンなど店頭に並ぶ品は100種類に及ぶといいます。
フードプロセッサーを使わずに手切りしたタマゴの"タマゴドッグ"や
"かぼちゃ食パン"にグリルしたベーコン、刻んだゆで卵、新鮮な野菜をたっぷりと挟んだ"かぼちゃ食パンのBLTサンド"
焼き立てのコロネに牛乳と卵で作るカスタードクリームを詰めた"カスタードコロネ"など。
すべてのパンを奥の厨房で焼いていて、朝から順に仕上がっていく。
コロネだってサンドイッチだってどれも作りたてのホヤホヤ〜、フレッシュなおいしさが弾けています。
しかもボリュームたっぷり。
王道のタマゴドッグ(左) タマゴサラダ断面(右)こちらは野菜もたっぷり
ピーナッツコロネ 自家製コロネにたっぷりピーナッツクリームを絞り入れて
かぼちゃ食パンのBLTサンド
全部食べるとお腹いっぱいになっちゃうサンドイッチ類はよく見るとパンのサイズがフツーに比べて一回り大きい。
訊けば、食パンは初代から使っている型で焼いており、これが現在主流となっている食パンより明らかに幅広で背も高め。
焼型が継承されればレシピも同様、85年前の配合を守っているのだそう。おそらく通常より一割ほど余計に材料を要するのではないでしょうか。
サンドイッチに使われる自家製イギリス食パン、昭和初期から続く大きめの山型がかっこいい。一斤から販売
ボリューム割増なのに価格のほうは驚くほどお手頃です。
三越日本橋本店からほど近い都心の真ん中とは思えない、個人商店ならではの良心的なお値段なので
昼時は近隣のオフィスからおいしいサンドイッチを求めて次々と常連さんがやってきます。
ブルーベリージャムを挟んだ
忘れてならないのがコッペパン。
本にも書いたようにコッペパンに目がないワタシ。
初めて訪れてから9年ほど経ちますがその頃からパン自体はまったくと言ってよいほど変わっていません。
訊けば食パン同様、コッペパンも初代のレシピをまったく変えずに継承しているのだそう。
心地良い噛みごたえと(照り出しの卵液を塗らない)さらっと素朴な焼き色、
我思うコッペパンの王道です。
あんこ&生クリーム 適度にみっちりした生地は断面からしておいしそう、底の焼き加減もたまらない
王道らしくレギュラーサイズのコッペパンは好みの具材をその場で挟んでくれます。
もちろん具を挟む切れ目はサイドから。
これででなくっちゃ。ドッグパンじゃないんだからさ。
マーガリン、あんこ、ピーナッツ、イチゴジャムなどコッペサンドの定番のほか
ブルーベリージャムやカスタードクリーム、生クリームなど数年前から加わったメニューもあってバラエティ豊富。大きいのでたくさんは買えないし毎回迷ってしまいます。
コッペパン小倉(自家製小豆あん) コッペパン製造店の中で粒あんのおいしさは群を抜く
小豆を炊いた自家製の粒あんのおいしさは特筆もの(冗談抜きで最初はご近所の清寿軒に別注したのでは、と思ったほど)で、和菓子を買った後であってもここへ来ると小倉コッペをオーダ−したくなる。
なのでいつも内なるせめぎあいがあるのでした。
ストレートに小倉オンリーでも良いし、ホイップしたフレッシュクリームの「あんこ&生クリーム」などダブルトッピングもイケる。
ママレードや(普段は食べない)ブルーベリージャムも好ましいです。
ただ、お昼中心の品揃えなので午後早くにサンドイッチやコッペパン、大きなおにぎりは概ね売れてしまいます。
がっつり大きなおにぎり、焼肉や明太子昆布など。ためしに1個量ってみたら185g!
つつましやかに営む町のパン屋さん。
先ごろメディアに紹介されて、ここのところちょっとお疲れ気味。
町々にある昔ながらの個人のお店は広報宣伝などに力を入れるショップや企業、起業家とは商いの在り方も異なります。
中央区日本橋だって一本路地に入れば昔ながらの下町です。
●ベーカリーポム
★おまけの話★
日本橋に行くと立ち寄っていたパン屋さん、初めてご主人夫妻とお話する機会に恵まれました。職人らしい実直なお人柄で、担当講座の関係では予想以上の温かい対応をしていただき、とても感謝しています。ありがとうございます。ちなみにコッペパン専門店ではなく、近隣オフィスの人々の日常の昼ごはんをまかなうの基本としてらっしゃるご家族経営のお店です。ご理解を。
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☆あんころ広報係☆
★内田春菊さん監督 映画(ラブ&エロス系)の菓子コーディネート担当させていただきました。3/30〜4月5日まで池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開。
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★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋、パン屋”満載。地図付き。
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こんなお店が昼時に会ったらパラダイスですね。昔の会社はこんなパン屋さんが、来てくれていたのですごく懐かしいです。
コッペパンも懐かしい。私は断然、小倉オンリーでしょうか!
パン(サンドも含めて)は断然ハード系が好きなのですが、たまにはこういうのも食べたくなります。
そういえば、最近パンネタが多いですね!
私もパン好きですが、地元にはなかなか好みのパン屋さんがなくて・・・。
いっその事、自分で焼くか〜?!(でも面倒くさがり・・・)
いいですよね、変わらない昭和のパン。あんこ手づくりされるパン屋さんて少ないんですよねー。
会社にこんなパン屋さんが来てたとは、それだけで良い環境だと思えてしまいます。
ハード系は日々欠かせない主食ですが、コッペパンやジャムパン、ピーナッツコロネなどは餅菓子に似た存在のような気がしてます。
>パンネタ
じつをいうと食べた種類、というか数そのものは和菓子よりパン&焼菓子のほうがが多いかもしれません。いわゆるブランジェリにあるようなハード系は日常的に食べるし、今回のような町パン屋さんは見れば入って必ず何かしら手にしてしまいます。ただ記事にできるのはほんの僅かなのが我ながら残念で。心を入れ替えて?ここのところ頑張ったかも。
町のパン屋さんって、期待して入っても「あれっ?」っていう方が多いかな・・・。
「おおぉぉ〜!」というお店はなかなか無いです。
今回のこのコッペパン見たら、久々にこういうパン食べてみたくなります。
コッペパンがいいお顔してますね!
ところで食パンは数年前からどこもなんとなく小ぶりになっていますよね。ボリューム満点のサンドイッチ、食べてみたいです。
>ネタにもならない
いえいえいえ、誤解ですよー。ホントは書きたいことだらけなんですが単に数が多くて間に合わないのです。もっとサクサク毎日でも更新できないものかと・・。これが目下の課題ですがなかなかうまくいきません。
じゃりパンもコッペパンに似てますよね。ワタシはじゃりパン系好きです♪
こちらは以前の清寿軒店舗のすぐ近くなんです。
パンて同じ生地でも大きさで味わい変わりますよね。食事パンって割りと大きめの方がおいしいような気がします。
卵ドックも手作り感満載ですよー。
もうお昼ご飯だけ買いに日本橋まで行きたくなっちゃいました〜♪♪