「乃し梅屋本舗佐藤屋」の創作「しま馬」♪
開催中の「第67回全国銘菓展」@日本橋三越本店
今年のテーマは「どうぶつ」ってことで
さっそく初日訪問して・・・
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・・・購入したのはこちら。
佐藤屋の「しま馬」です。
各店各様のどうぶつくん和菓子を創作しており、
煉切や桃山で動物を模った、愛らしいキャラを立てた菓子が多かったけれど
逆に大人がグっとくるような意匠は少なかった。
走れシマウマ!
そんなこんなで人気の高かったこのシマウマさん、豪雨だったこの日も完全出走、午後早くに売り切れてました。晴天の昨日は早々と昼前に出馬完売していたようです。
このシマウマさん、凝った作りで木目羊羹をベースにしておりお菓子としての魅力や存在感もばっちり。
一箱に2種入りでひとつは黒糖&紅羊羹、ひとつは抹茶&小豆羊羹のモアレ柄羊羹が土台。
その上に柿渋紙にオリジナルの型を彫って、シマウマの絵柄を刷り込む技術を使って仕上げた美しい一組です。
抹茶(左)と黒糖 伝統的な木目羹の手法をつかった美しいモアレ柄
創作した八代目の「シマウマの形だけでなく、和菓子の伝統の技も合わせてご覧をいただき楽しんでいただけるのではないか・・」との思いが込められたお菓子です。詳しくは「八代目のひとりごごと」で。
食べる方としては、単に形だけでなくひねりの効いた味への楽しみがあるのは嬉しい。
もちろん、美味しかった!
風味がよくてなめらか〜。二頭ともぺろっと頂きました。サファリでもなかなかできんよ。
おそらく紅羊羹や抹茶羊羹のベースの白餡は、白手亡豆に備中白小豆を併せたものと思われます。
あまり表に出ないので気がつかないことが多いけれど、
上生菓子や桃山などの焼菓子、羊羹などなど和菓子のベース多くは白あんなんです。
なので菓子好きとしては少しでも良い材料を使おうという姿勢はありがたいのです。
さて全国銘菓展2013年@日本橋三越本店。
ほかにもたくさん買っちゃいましたが、なかでとりわけ気に入ったのがこちら↓。
なんでしょう?キュートでしょ。
どちらのお菓子でしょう? 宝露せんべい?え、田中屋・・・
食感がまたまた超〜好ましいので、次回詳しく書きます。
★過去の「乃し梅本舗佐藤屋」記事
●日本橋三越本店 第67回全国銘菓展 2013年4月3日〜4月8日 10時〜19時
●乃し梅本舗佐藤屋
「しま馬」全国銘菓展限定 2個一箱1050円(砂糖 小豆 白餡 黒砂糖 抹茶 寒天 粉糖 卵白 着色料
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三越のサイトに紹介されていたのですね。すっかり見落としておりました。だってほかのどうぶつくんたちが「かわいいけど、(食べたら)かわいそう」(笑)なルックスだったんですものー。
田中屋せんべいのは味噌煎餅なのかしら? いや、ずいぶん立体的ですよね? 楽しみ〜。
そーなの木目羹なのがすてきで、しかも黒糖と抹茶の2種類。
どうぶつくんキャラを煉切で・・わかり過ぎるくらいわかるからねー。
田中屋せんべい お楽しみに!って書いたから書かねば。
まして味も美味しいとくれば早くに売り切れるのは当然ですね。
断面の模様はモアレ柄というのですか!和菓子とは思えないような芸術的な断面ですね!
あののし梅を作っているお店のものとはちょっと意外でした☆
つぶやきは色々拝見していましたが、実際画像で見るとかなり印象が違いますが八代目の思いが少しかもしれませんが伝わってきます。
そういえば似てますね「初かつを」。しま馬とかつをに思わぬ共通点があったとは。
この時期に頂きたい名古屋の銘菓「初かつを」ですが、葛を用いたもっちりとした羊羹はおそらく木目羹と製法は異なると思われます。でも、いずれも先人が工夫を凝らした美しい菓子という点は同じかと。
>芸術的
ですよねー。シンプルな材料で美しさを生み出す和菓子って楽しいです
ちなみに
モアレというのは仏語で木目という意味でして、そういった織り柄の布地の呼称でもあります。でもってワタシは勝手に木目羹の文様をそう呼んでいるんです。なのでほかで通じないので忘れてくださっても大丈夫(笑)
八代目が持ち前の頑張りと菓子づくりへの情熱を形にしていて、未来への期待が膨らみますね。
これからも新しいことへ挑戦しつつ伝統を踏まえた菓子づくりに注目したいと思います。
ございます!
しまうま、挑戦的な一品でしたが、
和菓子好きな大人のお客様からは
その技術を、お子さんの中で渋いのが
お好きな方からはそのデザインを。
そして皆様から味をお褒めにあずかれたこと、
心から嬉しく感謝です〜!
これからも、乃し梅で培った寒天を使う
技術も含めて、伝統の技を新たな解釈で
面白く美味しくお届けしますので!
ご丁寧にコメントをありがとうございます。とても嬉しいです♪
木目羊羹に刷り込み。シンプルに思えますがこれほど素敵な菓子に生まれ変われるなんて目からうろこでした。それに木目羊羹って味の点でも意匠の上からもいろいろ冒険できそう、と期待が持てます。ぜひいろいろ試してください。梅と黒糖、ずんだと胡麻、くるみとみるく・・・思い切って「桜と梅」なんて次々と自由なイメージが広がります。
伝統と革新とおいしさとそして温もり。佐藤屋ならではの和菓子をこれからも楽しみにしています