あんころりんのiPhoneアプリ
「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2013年04月23日

麻の葉柄の草もち〜南青山まめ…「売れなかった」なんて信じられない

IMG_3280.JPG
麻の葉のレリーフ柄をつけた。横長の美しい草もち
P1650795.JPG
P1650778.JPG
柏餅と草もちは、臼に杵でペッタンペッタンついている。

「南青山 まめ」でもっとも好きだったお菓子のひとつが
・・麻の葉柄の草もち・・

人気blogランキングへ
人気ブログbanner_02.gif



小さな画像はクリック拡大

世の中にこんなにステキな草もちがあるんだ〜!と衝撃を受けました。
上生菓子の意匠を凝らすのは当たり前ですけれど
朝生菓子に気の利いた柄を入れるそのセンスにいたく感心、感激。
味もすば抜けたおいしさで、"夢のような草もち"があるもんだ、とずっと心に残っていたのです。
でも2006年に見たのが最後で、それ以降はよもぎの季節になってもお店にでることはありませんでした。
2006年の草もちの記事
手間がかかりそうだし、きっともう作らないんだろなーとあきらめてたんですけど。

P1650779.JPG

今年、柏餅の季節になって女将にその話をしたところ。
(あれね、いいでしょう。でも売れなかったんです。)ですって。
訊いてびっくり。信じらんないような理由でオクラ入りしてたのだ。

なんでー?
和菓子屋に来てあの草もち見たら誰だって感激して思わず1個くらい買っちゃうでしょう。
みんなおかしいよ−。
とあれずっと欲しかったんです〜、とひとしきり喚いていたら
柏餅を予約した際に1個だけ特別に作ってくださいました。

いやーうれしかった〜。
7年ぶりの再会ですけど、やはり粒あんも生地も抜群においしい。模様もさらにステキだし。言うことなし。

P1650812.JPG
小豆の香りと食感の活かし方がすば抜けてすばらしいのだ

麻の葉柄は女将のオリジナルで、なんと木型は自作。
厚板に彫刻刀で彫っていった型にだんご生地を押して柄をつけていきます。

もともと女将の出身地である京都の桂あたりでは、祭礼やお祝いのときに各家庭でこの柏餅型の柄をつけた草もちを作ったのだそう。
そういえば、春になると桂川の岸辺には蓬がそこらじゅうに生えている。
ヨモギ採りは子供の仕事だったそうで、一家総出の仕事だったわけですね。
いただくときは小判型の草もちにあんを挟み、きなこを敷いて供します。

IMG_3278.JPG

2006年にきなこはなかったけれど、今回はオリジナルバージョン。
大粒小豆の風味を生かした粒あんのおいしさは相変わらず。
きなこは風味だけでなく草もちのシコシコっとした弾力を際立たせます。
まめでは昔ながらの石臼に、なんと人力による杵搗きなんです。
ご主人が杵をあつかい女将が臼どりする、昔話のようなお餅搗き。

P1650808.JPG
本田味噌を使った味噌あんの柏餅も好き

石臼を使う老舗の餅菓子屋だって胴搗きの動力は機械です。
おそらく人の手で杵つきする和菓子屋はまめだけではなかろうか。

今回、担当講座のために「麻の葉柄の草もち きなこ添え」を注文。
思ったとおりに大好評。

ぜひとも復活を望みます、とお願いしたら
前日までに注文すれば(少量でも)調製するそうです。
ぜひとも一度召し上がってほしい。目にして欲しい。
リクエストが増えれば再び店頭に並ぶと思うんですけど。

南青山 まめ
・柏餅(粒あん こしあん 味噌あん(本田味噌使用) よもぎ(粒あん)各260円
・麻の葉柄の草もち(粒あん)260円

あんころ広報係
★講座「東京のお菓子を歩く」4月期受付開始 問い合わせは事業本部まで。詳細は
こんな感じ
★読売文化センター自由が丘:土曜講座「和菓子を楽しむ」4月期受付開始
詳細はこちら

★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋、パン屋”満載。地図付き。

人気blogランキングへ

人気ブログbanner_02.gif
posted by あんころりん at 00:21| 東京 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 港区&品川区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
麻の葉柄の草餅なんて、素敵♪
復活してほしいですね〜。
おもちもふっくらとやわらかそうで、
おいしそうです(*^^)
Posted by coo at 2013年04月24日 09:30
葉の模様の木型に餅を押し当てて葉脈柄のお餅を作るとは京都ならではの雅な習慣ですね。

今の東京では自生の蓬は難しいでしょうが、濃厚な緑
のお餅ですね。
Posted by 笹団子 at 2013年04月25日 20:10
cooさん
麻の葉は着物柄にしてもステキですよね(たまたま持ってます)。ホントにぜひとも復活してほしいのでこうして記事に書いたりしてます。本格的な歯ごたえで搗きたては柔らかく、よもぎのおいしさが詰まってますよ〜。
Posted by あんころりん at 2013年04月26日 23:50
笹団子さん
餅菓子にも情趣があってさすがです。各家庭で柄を工夫するのだそうです。まめでは茨城産の蓬を使って、杵と臼で搗いています。
Posted by あんころりん at 2013年04月26日 23:53
麻の葉模様って好き〜♪
なんと素敵な草餅でしょう。
先日、吉祥寺の青果店でよもぎが入荷していたのを横目で通過してから、しっかりとよもぎの香る草餅を食べたくて仕方ないのです。こんど見つけたら自分で草団子作る気満々なのに、それっきり入荷しないのー。
Posted by kozue at 2013年04月29日 15:59
麻の葉柄の草餅素敵ですね〜〜.

何故売れなかったのか不思議.見たら思わず
買っちゃいますよね.

粒あん派としてはこの豆豆しい餡はポイント高いです.関東では漉し餡が尊ばれますが,豆の味がしっかりしている粒あんの人気がもっと高まってくれると嬉しいのですが・・・・.

味噌餡も好きなのでこっちも気になりますね〜.
Posted by 凌駕D1 at 2013年04月29日 17:16
kozueさん
麻の葉は女将のオリジナルなんです、ステキよね。
桂の各家庭ではそれぞれに柄をつけていたそうです。よもぎですけど、生を使っている和菓子屋さん(幡ヶ谷の心庵梅むらとか)で分けてもらうこともできます。ま、それにはまず何か買ってから訊くようになると思うけれど。そういえば昔はかつぎのおばさんが手づくりの草もちを売りに来てたのを思い出します。
Posted by あんころりん at 2013年05月06日 10:59
凌駕D1さん
お返事が遅れてすみませんでした。
気に入っていたそうですがあまりに売れないので作るのをやめてしまった、と訊いてのけぞりました。
もしも店頭に並んでいたら何をおいても買っちゃいそうです。まめほど、豆の風味の高い粒あんを作る店は稀だと思います。ワタシも草もちには粒あんを好みます。頑張ってリクエストしましょうね〜。
豆の味噌餡は本田味噌を使った本格派でこれもオススメです
Posted by あんころりん at 2013年05月06日 11:04
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
・街歩き、お店巡りに! 歩きながら距離や時間、消費カロリーを算出、写真保存機能付。
散歩計GPS

・わんこ好き、ネコ好きに!
わんわんセッション
にゃんにゃんセッション




facebook あんころりん