7月20日に名古屋「亀広良」が移転、新店舗がオープンしました。
なんと開店記念に特別に・・・
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・・・販売されたのは白い縦長の箱に納められた生菓子と半生菓子詰め合わせ。
なかには亀末廣から継承された夏の霜が!
これひとつでも嬉しいのに、さらに大好きな葛まんじゅうも入ってました!
こちらは開店当日に名古屋へ行けないワタシのために知人が買ってきてくれた、特別販売の品(なので価格などは不明)。
この知人が、昨年惜しまれつつ閉業した名古屋「亀末廣」のご家族と旧知の間柄。
茶道をたしなむ和菓子好きでして。→亀末廣
年中、東京と名古屋を行き来しておいでで、ちょうどこの日も名古屋に戻るというので
(亀末を継承した亀広良が移転オープンする日なので興味があれば寄ってみてください)とお伝えしたところ、思いがけないおみやげを買ってきてくださった。
お忙しいなか赴いてくださり感謝感激でございます。
お話しでは、名古屋城からほど近い、こじんまりとした、木の香りの心地良い上品な造りのお店、だそうです。
名古屋「亀広良」については、以前こちらに書いたように、件の「亀末廣」からのれん分けされた唯一のお店。
名古屋を代表する銘菓「うすらひ」を始め「春容」「など亀末廣の菓子を伝承することになったのでした。
夏の霜もそういった一連の伝承銘菓ですが亀末廣時代に頂く機会がなかったワタシはこれが初「夏の霜」。
なめらかで濃厚なこしあんを柔らかな和三盆糖落雁で挟んだお菓子で、表面に散らした氷餅をきらめく霜と見立てたもの。
夏の茶席用にふさわしいステキな半生菓子です。
生菓子はこしあんに紅と緑に染めた丸い餡を添えたあん玉を葛で包んだ葛まんじゅう。
頂いたのが賞味期限を過ぎた後だったので多少硬くなってましたが、それも本葛ならではのこと。(食感はさておき)悪くなかったです。なのでHPにある金魚型の葛の生菓子も興味を惹かれます。
そして松露、華氷、種合わせ、和三盆糖、州浜。
半生菓子振興会(自称)のワタシが盛りだくさんの半生菓子に大喜びしたのは言うまでもなく。
なかで印象的だったのは種合わせ。
餅粉を焼いた煎餅にこしあんを挟んで、すり蜜を刷いた涼しげな"鮎"。
お煎餅の鮎は京華堂利保製を頂いたことがありますが、亀広良も煎餅種が美味しくて、コクのある餡とすり蜜とのバランスが好いように感じました。
三種類ある松露ですがこちらは粒あん、右はシャリシャリぷるん♪とした"華氷"
ほかにも指先ほどの松露の中は思いがけなく粒あんだったり、
好物の州浜も3つ入って、気になっていた錦玉(こはく)「華氷」も味見できたので満足です。
以前、取り寄せた州浜と同様のそら豆型。箱のなかで長旅したので、やや丸まってますが、普段はこんな可愛らしいおマメさん。
新しいお店の画像も掲載されたフェイスブックには、亀広良としてのこれからの思いも綴られています。
そしてそして、最後になりましたが 名古屋「亀末廣」ファンにスペシャルな朗報!!
あの"茶三昧"がようやく完成したようです!!
楽しみ〜〜。
名古屋に行く機会のある方は、立ち寄ってみてはいかが。
いや、なによりワタシが行きたいのだ、名古屋のお菓子めぐり。
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久しく名古屋へ行っていないけど、ぜひお店へ行ってみたいです!
ツボを押さえた、和菓子好き延髄の組合せでしょー。開店記念にこういった詰め合わせって、東京ではおそらくありえない、茶の湯処ならではのセンスだと思いました。ワタシも行きたい!
名古屋城の北は行ったことはありませんが(よその人もあまり行かないと思います。)大正時代から繊維の工場が立ち並ぶところだったそうです。銭湯はその名残かもしれませんね。
近くに弁天通商店街というちょっとした商店街があって名古屋の下町の風情を残したところなのかもしれません。
名古屋の地理にはまったく疎いのですが、周囲に上菓子屋さんが多いエリアでないようですね。
弁天通商店街、そそられる名前です〜。