葛まんじゅう
静流
水ようかん
夏に「越後屋若狭」といえば水ようかんがよく知られていますが、
7月につくられる葛まんじゅうを・・・
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・・ワタシはとても気に入っています。
越後屋若狭では7月、8月に練切ではなく、錦玉や葛まんじゅうが生菓子として登場します。
(江戸時代から240年ほど続く歴史ある菓子屋として高い評判を得ている・・というエピソードはこちら)
葛まんじゅうの予約は6個単位。
もちろん当日中に食べきるべきお菓子で冷蔵保存はNGですから、人に分けるのもムズカシイし買う方としてはタイミングを選びます。
必ず毎年注文できるとは限らないので、葛の生菓子に目のないワタシにとっては、ある意味、貴重な逸品なんです。
この7月は月半ばに手にすることができてひと安心(?)。
ふだんは葛部分がたっぷりとしたタイプが好きなんですけどこちらのは別。
うす〜い葛から透けるまん丸の藤色は、楚々として美しい。
でもこうして見ると薄衣を羽織った美女の如く艶っぽくもあるなあ。
葛と小豆と砂糖のみのシンプルなお菓子は舌の上でこしあんをダイレクトに感じられて、(な、なめらか〜あずき〜美味〜)とちょっと身もだえしてしまうのでした。
"静流"はよもぎを混ぜ込んだ細かい割の道明寺(おそらく頭道明寺)でこしあんを包んだもの。
上にのせた白い煉切と深いみどりが(仕上げの寒天に)きらめいて
岩清水あるいはせせらぎに沈む小石のよう。
草の香りと共に清涼感に溢れた夏らしいお菓子ですので、担当している講座の方でも使わせていただきました。
こちらはひとつから注文できます。
左上から梅奨かん、江戸かの子、静流。
7月の錦玉は大納言小豆を使った江戸かの子と、そぼろ状の梅あんを閉じ込めてさっぱりと仕上げた梅奨かんでした。
毎年恒例の水ようかん、2005年の話を読むと「さすがに自転車ではムリ」的なこと書いているけれど、今年はロードバイクにて一滴もこぼすことなく無事にピックアップ。往復27キロ、水ようかんと錦玉を携えて快適に走行しました。
8月もまた両国までサイクリング・・かな。
どんどん灼ける二の腕は清涼感皆無である。
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晩秋の菓子
栗きんとん
水ようかん
●おまけの話●
自転車訪問に気がつかれたお店の方は心配してくださいましたが、こと水ようかんに関しては手持ちより安全で、冷蔵庫への到着も早いのでした。一幸庵、岬屋などの上生菓子は柔らかいけれど、包装が上手なので崩れたことはありません。むしろ朝生の餅菓子のほうが偏っちゃったりすることがないではない。
さて、そんな自立不能なほどに柔らかな水ようかんですが、皆さんはどうように召し上がっているのでしょう。大さじですくい取り分けるのが多数派でしょうか。ワタシ自身は厚紙の箱の中の薄い紙ごと取り出して、その四隅を切り開き小包丁で切り分け、お皿にへらで移す方式をここ数年実行しています。大皿にひっくり返す方法も教わりましたが、いまだ怖くて試したことはなく。ところでいつのまにか経木にのせた桜の葉が一枚になってますね。
●本所一ツ目 抹茶菓子 越後屋若狭mi
菓子の購入はすべて完全予約制です。
東京都墨田区千歳1の8の4 日曜、祝日休み 時間 10:00〜17:00
・水ようかん(小豆,砂糖、寒天)2925円
・葛まんじゅう6個入 2247円(箱代別途)
・静流 357円(箱代別途)
※"水ようかん"は8月第三水曜日に新宿高島屋銘菓百選に入荷予定。
☆あんころ広報係☆
★講座「東京のお菓子を歩く」 問い合わせは事業本部まで。詳細は
こんな感じ
★読売文化センター自由が丘:土曜講座「和菓子を楽しむ」
詳細はこちら
★書籍『東京 いとしの和菓子 あんころりんのおやつめぐり』
美麗カラー写真と共に“東京の和菓子屋、パン屋”満載。地図付き。
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素晴らしい江戸老舗「越後屋若狭」
夏はやはり水ようかんや葛まんじゅうがいいですね〜。“静流”もまたなんともいいお色〜♪
しかし、こんな上等なものは頂いた事がありません(悲)。
ところで、通勤途中に毎日通る「三徳饅頭」の前に、でっかい文字で書かれた“麩まんじゅう”の文字。あ〜食べたいな〜と思いながら、いつも通り過ぎてしまっています。これも夏限定なので一度は食べなきゃな〜。
(そうそう、あんころりんさんも行かれましたよね?「三徳饅頭」。お店を改装して綺麗になってます!私はまだ伺っておりませんが・・・)
京都とくらべるとシンプルな意匠のお菓子が好まれるように感じます。
たま〜に仕事で近くを通るのですが、一度も行ったことがありません。 いつの日かと思うお店の一つです。
なのですてきな夏のお菓子は目に涼しくて嬉しいです。
いややはり食べて涼しいのがいいですけどね。
「清流」の碧にどっきりです。せせらぎ感じます!
三徳、もちろんよく覚えていますよ〜〜。酒饅頭おいしかったし、お菓子をおまけにいただいたり。麩饅頭を食べたような気もするけど・・記憶が〜〜。
改装ってことはお店が継続するってことですからウレシイ知らせですね。大迫もち店は変わらないで欲しいけど。
お菓子の控えめな趣きに江戸の粋を感じさせるお店だと思います。
水ようかんは8人分ですが、ひとりでもイケちゃうお味ですよ
いらっしゃる際はいずれのお菓子も完全予約制ですので前日までに連絡してくださいねー。
和菓子の好さは目でも心地よいことですが、こういったお菓子見るとつくづく実感できますよね。
静流はその質感からしてせせらぎっぽさ全開。それにしても桜の葉のフレキシビリティに脱帽です。
もしよかったら自分のブログも見てくださったら嬉しいです★
http://blog.livedoor.jp/daisukedkc/
ちなみに料理レシピのブログです!!
これからちょくちょく拝見させて頂きます☆
よろしくお願いします(^ω^)
お返事が遅れてすみません、
こちらこそよろしくお願いします。
レシピブログ、いいですね。
また遊びに来ます!!