宇治抹茶金時
信州あんず
「一丁焼このは」は神奈川で唯一の移動販売の一丁焼たいやきのお店。
「一丁焼」とは職人が重ーい鋳型を扱いながら・・・
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・・・一尾ずつ焼きあげる手焼きのたいやきで、いわゆる“天然もの”であります。・・かの“東京たいやき御三家”も「根津のたいやき」も「江戸川ばし浪花家」も一丁焼製法ですね。
ともあれ、kzu*o*hinoさんのこちらの記事に興味をそそられ、折を見て行ってみようと思ってました。
ふだんは藤沢駅周辺を拠点にしているそうで、(ならばウチから小田急線一本で行けるわい)とたかをくくってたら、夏の間はかき氷屋さんとなって場所も茅ヶ崎に移動。
パン屋さん「ティンバーライ」の店先を一時的に間借りして営業中とのこと。
たいやきに劣らずかき氷も好きなので鎌倉の帰りに足を伸ばしてきました。
茅ヶ崎駅からバスもあるようですが、好きこのんで炎天下2.3キロテクテク歩いて到着。
パラソルのある木のテラスに「氷」の幟がはためいていました。
パンとかき氷は別会計になりますが、注文前にパンを買ったところ、「氷を食べます」と伝えるとパン代金を15%サービスしてくれました。かなりお得ですが、もちろんかき氷だけでもOK。
テラス席に着くと注文を訊かれ、店内で挽いた氷を運んできてくれます。
普段のチャリ移動で暑さに慣れているとは言え、のどはカラカラ。
最初にメニューから選んだのは自家製蜜の“信州あんず”。
底のシロップも充分よ
酸味が効いてすごおくおいしいー!
氷の柔らかさと外気の温度でとろけそうだったけれど、細い形状のシロップを全体にかけているので食べやすく、食べ方のヘタなワタシもほとんど崩さずにすみました。
今年の長野産あんずは収穫量が激減だったので、(いまの時期にあるなら干しあんずシロップかなー)と思っていたのに、こんなにおいしい生あんずシロップがいただけて幸いなり。歩いた甲斐があります。
訊けば、毎年自家製のあんずジャムを作ってお得意さんに配っているのだそう(!)。一朝一夕でなく作り込んだ味だったのね。
しかしながら今年は例年になく入手に苦労され、ようやく確保できたのもシロップに回すのがやっとの量だったそうです。
ひと息ついたところで、ここはぜひ小豆をいただきたい。
追加でたのんだ(もちろん自家製)宇治抹茶金時がこちら。
ツヤツヤした茜色の小豆が抹茶に映えてきれい!
抹茶は京都産、小豆は十勝産きたろまん。きたろまんは以前、北海道から取り寄せた小豆と同じ銘柄ですが、平成17年に流通し始めた新しい品種。
豆は崩さないように丁寧に炊いてあり、ほどよい甘さでしかも皮が口に残らない。これ結構むずかしいと思います。
抹茶蜜にからむように降り注ぐように上からかけてあるのも考えてのことでしょう。
2005年に開業した「一丁焼このは」は、たいやきの時期は小豆つぶし餡入り“たいやき”と“つぶし餡”(量り売り?)のみを製造販売する潔さ。
そうさ、一丁焼は自家製小豆あんでなくっちゃ。
イメージで国産材料を選んでいるわけではないことは、お話の端々に感じられましたし、8年間移動販売で続けてきたことも、ブレのない矜持があるからなのだと思います。
茅ヶ崎でのかき氷営業は9月16日で終わり、たいやきの再開は10月から藤沢周辺で。
次回はぜひともたいやきを。
●一丁焼このは
FB
夏季限定かき氷(手作り魂のシロップ)♪
・宇治抹茶金時 京都かほる園 北海道十勝産きたろまん
・信州あんず550円 長野千曲産平和
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こんな感じ
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小豆は表面にある分だけですか?だとしたら私には物足りないかなぁ・・・?
今年は結局1回しかかき氷を食べてなーーーい!あんなに暑かったのに!
最後に、「しもきた茶苑」で締められたら最高っす!近いうちにご連絡いたしまーす!
夕日に映えて実際はもっともっときれいでした。もっちろん小豆は底の方にも仕込んでましたよー。メニューによって食べやすい盛り方を工夫しているそうです。
お!うれしい発言!!ご連絡待ってまーす♪
夏のたい焼きは食べるほうより作る人のほうが暑いでしょうから、氷屋さんになるのは納得します。
ところでOL時代の上司に、かき氷を両手のひらでぎゅーーーっと押さえつけてから食べる人がいました。「これってこぼれ防止で当然のことでしょ」って雰囲気でしたけど(笑)
それはよかったです。
そうですね、画期的かも移動一丁焼。
子供の頃近所にあった今川焼屋さんも夏はかき氷に変わってました。燃料使って暑い思いしてしても、あまり売り上げは芳しくないでしょうからねえ。
昔はよく見ましたよ、手でぎゅっと押さえて食べてるひとびとやおさじで氷をすくってコップの水に入れちゃうひと。ぎゅっの方はは氷密度を高くして溶けにくくしてるのかな、と思ってたけど。そうかこぼれ防止かあ。