天然氷の抹茶あんみつ
天然氷のすもも
天然氷の黒みつあずききなこ
かき氷でなく“あんみつ” テイクアウトOK 近々こしあんも
椎名町の「たい焼きかりゆし」は一丁焼たい焼きのお店です・・が、
夏、9月いっぱいまでは日光天然氷のかき氷屋さんとして・・・
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・・・営業中。
前回記事の「一丁焼このは」同様、たい焼きがいただけるのは10月から ・・
・・ですけれど、とても気に入っております、こちらのかき氷と小豆あん。
この夏、くりかえし通ったお店のひとつで、
数えてみるとこの2ヶ月間に7種類のかき氷とあんみつ一杯を平らげてました。
我ながらかなりの入れ込みよう。
(セルフサービスでも)温かいお茶と冷水が用意され、器の選び方や無料のおかわり氷(!)、ちょっとしたやりとりにも、なにげないけれど心のこもったもてなし方が感じられ、(材料を惜しまない気前のよさも含めて)家族経営のお店ならではといった印象があります。
ご主人と女将さんの人柄によるものでしょうね。
ややゆるめに炊かれたフレッシュな小豆あん
そしてなんてたって味の好さが魅力。
小豆あんはもちろん、旬の生果実を使ったシロップも黒糖蜜もみな丁寧につくられていて、柔らかく挽かれた氷との相性も◎。
かき氷は純氷、または日光の松月氷室の天然氷(50円増)から好きな方を選ぶことができます。
これまでのところ天然氷をチョイスしてますが、水道水をそのまま飲めるアホ舌のワタシに氷の違いがわかるだろうか?と素朴な疑問も。丁寧に作られていればどちらもおいしいと感じるような気がします。
ともあれ。
いただいたなかでも”黒みつあずききなこ”と“抹茶あんみつ” のインパクトは大きかった。
なんと、どちらも底の方に透明感あるプリプリの寒天が仕込まれているのです(訊いてないけれど天草から煮た生寒天を仕入れているのでしょう)。
黒みつあずききなこ
直球のネーミングからしてそそられる“黒みつあずききなこ”、
沖縄産黒糖からつくる自家製黒みつ、小豆粒あん、プレーンな生寒天、そしてこがしきなこ。好きなモノばかり!とテンションあがりました。きなこは、茶こしで好きなだけかけるように別添えでたっぷりと。
攻め始めはきなこと黒みつ氷中心に、途中であずきと氷、後半は寒天とあずきメインできなこをかけたり・・、といろいろ楽しめるので飽きることがありません。
天然氷に黒みつ、生寒天に自家製あずき♪
とりわけ豆をつぶさないよう丁寧に炊かれたあずきが好ましい。
たい焼き用の餡よりややゆるめの仕上がりらしく、つぶし餡とゆであずきの中間という印象。甘さも控えめです。
この“あずき”を氷なしで寒天と一緒に食べるとさらにおいしさが際立ち、シメはあんみつ風に豆の味を堪能。
抹茶あんみつ
“抹茶あんみつ”はまさにあんみつのかき氷。
底には抹茶とプレーンのダブル生寒天で、蜜もまた抹茶と黒みつのダブルと盛りだくさん。
頂上から抹茶蜜、中腹に黒みつ、ふもとにはゆるめに炊かれた小豆粒あんがたっぷり。求肥も添えられていて、甘味好きにはたまりません。
抹茶と黒みつとダブルで
抹茶蜜だけ、黒みつと小豆、抹茶と抹茶寒天、あずきと寒天・・てな具合にダブルの二乗で楽しめて、一杯で二度おいしい♪
小豆に氷に寒天に・・好きなモノカルテットで、こちらもテンションマックスでした。
ところで2010年12月に開業したこちら。
修業先は「根津のたいやき」と伺い、思わず膝を打っちゃいました。
なぜってワタシ的たいやきベスト2のひとつは「根津のたいやき」なんです、これホント。
訊けば、かりゆしのご主人も自ら(ここで)と思って決めた修行先なのだそう。
※「根津の・・」の餡づくりに対する姿勢はこちらを読んでいただければ。
自身の開業前に2年ほどいらしたそうですから、その頃に焼いたものも頂いてるはず・・。
(控えめなご主人、根津…にはまだとても及びません、なんて仰ってましたが)
根津仕込みのかりゆしのたい焼き、とっても楽しみです。10月が待ち遠しいなあ。
ついつい“あん”で力説しましたが果実系のおいしさも特筆もの。
天然氷のすもも ヨーグルト風味のミルク付き
色鮮やかな“すもも”は生果実ならではの甘酸っぱさが弾けてる。
苺や桃とはまた違った新鮮なおいしさで・・好みです。添えられるヨーグルト風味のミルクがまたいい味で・・氷のおかわり。
“桃”にも驚かされました=。
たっぷりの生果実シロップだけでなく、中に大ぶりカットの桃がごろごろ!
たっぷりのシロップ、ミルク、小豆。右は器を持って行くと足してくれる“おかわり”
こちらもサービスミルクがついてるので、これだけで充分なのに、ついトッピングあずきもオーダー。
が・・さすがにこれは余計でした。桃の繊細な風味とやや塩けのある餡は相殺されちゃいますね。なのであずきはおかわり氷でおいしく頂きました。欲張りあんこ。
こちらではじめて頂いたのが“生いちごみるく”(今期は終了)。いきなりあずきをトッピングしてもらいました。
たまたま要町のお店に行きがてら立ち寄ったんですが、これが期待をはるかに超えるおいしさだったのでハマっちゃったんですね。
自家製の生いちごシロップはとてもフルーティ、別添えのシロップもあずきもたっぷりで(気風がいいなあ)、と。
はちみつレモンみるく
別添えのレモンシロップとミルク 右はミルクをかけて
こちらはさっぱりと“はちみつレモンみるく”。
見た目シンプルですが、ツボを心得た酸っぱさとミルクの相性が夏!の味。
ロードで汗かきかき到着したワタシにはオアシスの如く。うー、沁みました。
8月の終わりにいただいたのは“杏仁フルーツ”。
杏仁シロップに桃、マスカット、シラップ漬みかん、パイン、黄桃?など氷を掘っていくとフルーツがざくざく出てきます。
余談になるけれど、こういった気前のよいザクザク感や“たっぷり感”にもまた、お店の矜持が見える、と思っているのです。だって原価計算が見えるようなフィリングや盛りつけって興ざめでしょ。
さておき。
小豆あん、黒みつ、抹茶蜜などご主人が担う味は基本メニューで、女将さん担当の旬の果実ものは材料の調達次第で次々と新作が登場、なくなれば終了といったようす。新作はお店のブログをチェックしてみて。
8月ある日のメニュー
土・日は行列必至(※9月7.8日は二階席クローズ)のようですが、平日はイイかんじ。
かき氷好きとあずき好きにはオススメです。
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久しぶりに見に来てワクワクしてしまいました。
と同時に我が8月を振り返って、いったい何をやっていたのだろうかとしばし呆然。夏を堪能していない!ということに気が付きました。
あーかき氷いいですね〜。
いろんな種類のかき氷photoを見ては、
おー!おー!!とエキサイト。
黒蜜あんずきなこいいですねー。
かき氷画像のオンパレードで、扇風機の風も心なしかひんやりと…(笑)
振り返るとこの7,8月はかき氷強化月間?になっちゃいました、ぜひ目で文字で楽しんでください。彼岸までは夏ということで、今から楽しんでください。黒みつあずききなこ、和菓子好きには殺し文句でしょ。
毎年8月はプール通いが定番でしたが今年はロードバイク&かき氷が加わりました。地味な楽しみ方ですが細かくプチ達成感がありました。
今日は扇風機いらなくなっちゃったですねー。
・・小豆の味にマジメにこつこつ作ってらっしゃるのが感じられました。