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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2014年06月01日

本郷/厨菓子くろぎ〜東大で和菓子と珈琲 くろぎの黒胡麻 あんころ餅、蕨餅

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本郷の東大構内、春日門から入ってすぐの場所に・・・

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・・2014年5月14日に開館した「DAIWAユビキタス学術研究館」。
杉材を多用した印象的な建築はやはりといいいますか、隈研吾による設計です。
建物の一階は猿田彦珈琲を提供する甘味処(カフェ)「廓菓子くろぎ」。
湯島の人気割烹「くろぎ」が新たに開いた和菓子店です。

営業時間は朝9時から20時までと使い勝手がよく、オープン翌日の15日朝9時半に行く機会に恵まれました。
電話予約を入れていた上生菓子は仕事帰りにピックアップするとして、すでに空腹だったワタシは店内で甘味を頂くことに。

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割烹のほうで評判だった“蕨餅”は本蕨粉を用いており、注文を受けてからその場で煉り上げるフレッシュな一品。
蕨餅はあらかじめ砂糖で甘くしたきな粉がかけてあり、さらに黒蜜とうぐいすきな粉(おそらく抹茶入り)が添えられて、猿田彦珈琲と共に提供されます。珈琲は淡めと濃いめから選びます。

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あらかじめ砂糖を加えたきな粉をかけた本蕨餅。珈琲と干菓子(オリジナル和三盆糖落雁)が付いて2050円。

本蕨粉ならではのグレーがかった餅は、つくりたてだけあって人肌程度の温度でボリュームもたっぷり。風味も好く、もったりとした蕨餅本来の口あたりが楽しめます。
ちょっと残念だったのはきな粉の糖分量がワタシには甘くて、黒蜜をほとんど使えなかったこと。
希望としては黒蜜ときな粉は素のまま別添えで。つくりたての本蕨餅、自分好みのバランスで頂いてみたいです。

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上生菓子の特筆すべきはそのなめらかさとすっきりとした香り。
白あんが白小豆でなく白いんげん豆だったので、最初はあまり期待していなかったのですが
苦手な(白いんげん餡や水飴を使った煉切特有の)においも感じられないし、口どけがめちゃイイ。
材料表記に餅粉や水飴がなく(※)使われているのは米粉。一般的な製法と少し異なるのかもしれませんが、薯蕷煉りかと思うくらい、空気を含ませるよう充分練られた柔らかさに丁寧な仕事ぶりが感じられました。
(※関東の一般的な煉切は白餡(白手亡(いんげん)豆)に餅粉や求肥を加えて煉ったもの。多くは餅粉の類いが使われる)。

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製法はさておき。
繭玉型の “くろぎ乃黒胡麻”はその名の通り黒胡麻餡を芯にした煉切、碧楓(あおかえで?みか?)は抹茶餡を芯にした抹茶煉切、花菖蒲は小豆こしあんを芯にした煉切。
3種類とも煉切ですが、斬新なのはアクセントとして「くろぎ乃黒胡麻」に胡麻(大麦粉?)塩が、抹茶煉切には抹茶塩が添えられていること。
わけあって最初の購入時はそのまま頂いたのですが、2度目は微量の塩を鰻の山椒的に使ってみたところ、最後までより楽しめました。

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セットをシェアしてお茶を付けて。

でもねー。一番好きだったのは、再度のカフェ利用で知人とひとつずつ頂いた“あんころ餅”。
ごく控えた甘さに塩をきかせたつぶしあんですが、中に包んだごはんが粘りすぎず、ほくっとさっぱりとしておいしい! うるち米に餅米を併せて炊いてあり、ほとんど潰さずに丸めたようですが、さすが鯛茶漬けが評判の料理店! とひとり合点。
このとき珈琲は知人にゆだね、ワタシはお願いしてほうじ茶と頂きました。
やはり生の和菓子はお茶の方がしっくりくるのは、狭量な味覚の幅のせいでしょうか。
日本茶をメニューに加えてくれるともっと利用しやすいなあ。

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サービスの金平糖、サイダー味が緑寿庵清水みたいでした

厨菓子くろぎ(くりや かしくろぎ)
上生菓子:砂糖、白いんげん豆、小豆、米粉、その他(抹茶、きな粉、大麦粉、塩、着色料)
※胡麻は表記漏れ? はったい粉でなく大麦粉使用。

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おまけの話:4月の講座が本郷で。前を通るたびに立ち寄っていましたが、一回目購入時に添付の塩がなく、2度目の訪問でその旨伝えると、また同じ3種類を頂くことに。塩さえ見れば満足だったのですが、せっかくのご好意ですのでありがたく頂戴。花菖蒲は知人が持ち帰り、運良く個数限定のあんころ餅にも遭遇できました。スタッフの皆さまありがとう。次回は好物の葛切りを。ちなみに予約待ちするこらえ性のないワタシ。湯島の料理は未踏でござんす。
もうひとつ:先日、宮城県石釜の人気blogランキングへ 人気ブログbanner_02.gif" target="_blank">丹六園が国の有形文化財に登録されました。おめでとうございます。今後ますますのご発展をお祈りします。


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posted by あんころりん at 17:33| 東京 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 和菓子、洋菓子、パンの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ああ〜くろぎってあのくろぎ〜と、アイアンシェフを思い出しました。
作り立ての蕨餅、いいですね。とつぜん、そういうものを食べたくなってきました。なんかぷるんとしたもの。
黒蜜ときな粉を別添えにしないのは、日本料理屋さんだからなのかなーなんて想像しています。完成形をお出しするってことで、押しつけとは違うと思いますが、わたしもきっと自分好みにしたいと思うタイプです。

塩を添えるという発想も面白いです。こんどほかのお菓子でもやってみようかしら(笑)
Posted by kozue at 2014年06月02日 16:59
kozueさん
そうなんですってね、アイアンシェフ。
番組自体知らなかったんですけど、かつての料理の鉄人かと思ってました。
そう和食というか、あべかわ餅の発想なんだなーと思いました。でもきなこが甘いと黒蜜が存分使えないので、素のきなこでお願いできればと。
あのね、胡麻塩は使えますよ。試しに(←またか)、煉切と抹茶煉切に胡麻塩かけてみたらイケました(笑)
Posted by あんころりん at 2014年06月03日 05:31
くろぎの
>目の前のお客様に作りたての最高の状態で美味しさを提供したい
というコンセプトはなんとなく六本木の東京ミッドタウンにあるパティシエ鎧塚俊彦さんのお店の和菓子版のような気がしますが、羊羹の祖という説がある和歌山の総本家駿河屋が破産した今ではこうした意欲的な和菓子のお店ができたということは喜ばしいと思います。
理屈抜きで蕨餅いただきたいですね。
Posted by 笹団子 at 2014年06月04日 19:27
笹団子さん
鍋で手早く作り上げる蕨餅と葛切りは作りたてを頂くのが一番ですから、調理人としてはその場で調整してすぐお出ししたいのは当然なのでしょうね。私は次回葛切りを楽しみたいです。ちなみに上生菓子はすでに作ってあるものを販売しています。
Posted by あんころりん at 2014年06月06日 19:04
こんにちは
福島県のいわきに住むものです。
以前主人からパイナップルの最中を昔食べたという話を聞いて検索してみたらこのブログをみつけそれ以来ちょくちょく覗かせてもらってます。
今回和菓子を探していたらヒットしましたのでもしかしたら知ってるかなぁと(汗)
寒氷や錦玉といった茶道で出てきそうな和菓子を探しているんですがいわきで作っているお店知りませんか?
元は福島市出身なのですが茶道を習ってまして懐かしくなってしまいました。
長々と失礼いたしました
Posted by りこ at 2014年06月07日 07:19
りこさん
お返事が遅くなってすみません。
パイナップル最中のお店は閉店してしまって残念でしたが、それが縁でブログを読んでくださるなんて。縁を感じます。
茶の湯は気持ちが落ち着いて楽しいですよね
いわきの半生菓子はあまりよく知らないのですが、柏屋、三万石などは上生菓子を積極的に作っているので、おそらく半生菓子も扱っているのでは。三万石はオリジナルの和三盆糖を調整してます、
Posted by あんころりん at 2014年06月09日 00:27
横から失礼します。

>りこさん
いわき銘菓じゃんがらのお菓子のみよしさんで上生菓子の製造・販売を行っているようです。
http://j-miyoshi.jp/index.html

みよしさんの本社工場の直売所まで行けば確実かと思われますが、問い合わせてみてはいかがでしょうか?
Posted by 笹団子 at 2014年06月10日 19:57
いきなりの質問にありがとうございます
柏屋も三万石もいわきに来てから逆に行かなくなっちゃいましたが安定した美味しさですよね。
定番すぎて気付きませんでしたが覗いてみたいと思います(*^^*)

笹団子さんもご丁寧にありがとうございます
うれしいです♪
みよしさんは歩いて行ける距離にあるので行ってみます。
実は今日も会社でじゃんがらもらって食べたところです( ´∀`)
Posted by りこ at 2014年06月11日 20:18
笹団子さん
情報をありがとうございます。
Posted by あんころりん at 2014年06月28日 13:11
りこさん
ご丁寧にコメント返信頂いたのに、お返事が遅くなってすみません。その後、お気に召した半生菓子など見つかりましたでしょうか?ご自宅からは離れますが二本松の玉嶋屋さんにはとてもおいしい寒氷があるのです。あ、でも、夏はお休みだったかな。
また遊びに来てくださいね〜
Posted by あんころりん at 2014年06月28日 13:14
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