栗羊羹槽流し 杏
去る6月11日から16日、
伊勢丹新宿店6階において「羊羹コレクション2014」が開催・・
人気blogランキングへ
・・・されました。
東京で大規模なコレクションが行われるのは4年ぶりのこと。
2010年の「第一回YOKANコレクション」では怒濤の30回!連続記事更新したことが思い出されます。
詳細は羊羹コレクション。
今回は都内に出た隙を見て1時間半だけ、立ち寄ることが出来ました。
久々のコレクションにテンションはあがりっぱなし。
場内を嵐のように歩き回って、結局↓こんなに買ってしまったー。
第一回に比べて、各店が会期中のみの“コレクション限定品”を数多く提供していたのが印象的でした。
伊勢丹新宿店って、こういった伊勢丹オンリーのコラボレーション菓子をことあるごとに展開、ワタシもついついそそのかされて(誰に)購入することしばしばです。
ともあれ「羊羹コレクション2014in伊勢丹新宿」。
できるだけ多くの店を紹介したいので、サクサク参ります。
第一回は長野「小布施堂」から“栗羊羹槽流し 杏”(くりようかんふなながし あんず)。
小布施堂といえば、栗の名産地、信州小布施の栗菓子老舗店としてよく知られています。
そう、昨年秋にこぢんまりと伊勢丹新宿店地下一階で開催された「カステラ&ヨーカンコレクション」では
こんな栗羊羹のシベリアを発表していました。
今回ももちろん、基本は栗羊羹・・だけど、湿気の多いこの季節、
酸味のあるアンズとの組合せはとっても魅力的。
杏がことのほか好きなワタシとしては、見逃すわけにいきません。
小布施堂FBでは「特別な夏らしい羊羹・・小布施堂Shinjuku限定商品の「槽流し羊羹」と信州ならではの「杏」とのコラボレーション」と紹介していました。
栗も杏も信州のおいしい名産品ですが、なぜだかこれまで栗と杏ってありそうで(ほとんど)なかったコンビネーションなのですよ。以前、どこかのWebで見かけて(うわー食べてみたーい)と思っていたですが、その後結局判らずじまいで・・。
岐阜中津川では柿と組み合わせた栗菓子を各店競って調製しているのに、と不思議に思っていました。
とまあ、いわば、念願の栗&杏のお菓子に出会えただけでも嬉しいのですが。
食べてみて「!!」思っていた以上の相性の良さ、完成度高ーい。
爽やかでみずみずしい〜のはもちろん、それだけならゼリーや寒天系涼菓で代用できるけど。
栗羊羹ならではのまろやかさもあり、和菓子としての存在感(ってなんじゃらほい)、満足感も充分に感じられます。杏の果肉もたっぷりの“栗羊羹槽流し 杏”、好ましいー。
ちなみに“槽流し”とは充填式でない昔ながらの製法。
大きな羊羹槽(羊羹舟)に羊羹液を流して固めた後、切り分けるのです。玉嶋屋や小城羊羹のような糖化させる羊羹はいずれも槽流しですが、昨今はアルミパックに充填するタイプが主流。衛生的な印象あるし、手間も省けますからね。てなわけで手間暇かかる槽流し羊羹は希少となっています。
コレクションでは“実際の販売に先んじての特別提供”となっていたので、そのうちWebで入手できるのか、と心待ちにしていたところ、
「伊勢丹新宿本店”小布施堂Shinjuku”と小布施堂本店のみにて販売を継続」だそうです。
やったー、新宿で手に入るのだ。
電話で問い合わせたところ、おそらく8月頃まで販売の模様。ワタシはさっそく予約しました。
杏、あんず、アンズ♪。
ではまた。
次回はどの羊羹を紹介しようかなー。
魅力的なトークショーが並ぶも、時間が折り合わずすべて不参加。残念無念。
★長野県「小布施堂」栗羊羹槽流し 杏(110c税込594円 砂糖、栗、杏ペースト、寒天)
●小布施堂
明治30年代に前身の栗菓子づくり開始、大正12年株式会社設立。来歴等詳細はこちら
●小布施堂FB
●小布施堂ブログ(羊羹コレクション紹介)
●槽流し栗羊羹
*羊羹コレクション伊勢丹新宿
*伊勢丹ブログ(羊羹コレクション)
*YOKANコレクションHP(※機能してないらしくメール返信なし)
人気blogランキングへ
【羊羹コレクション2014の最新記事】
それにしてもたくさん買っちゃったのね(笑)
杏と栗の組み合わせがどうもピンと来ませんが、白餡と杏はキライじゃないので、それを栗に方向修正して〜と想像力をフル稼働しております。
新宿で手に入るなら、なんとか挑戦してみましょう。
続きも楽しみにしています!
小布施堂の新宿伊勢丹の出店は思わしくない雰囲気だったので新たな商品の販売は良かったと思います。
本郷の藤むらの建屋ですが、看板が撤去されていました。 おそらく人手に渡ったと思います。
和歌山の総本家駿河屋の破産と羊羹に暗い話が多いですが、各社の試みが成功すればと思っています。
お返事が著しく遅くなってすみません。
栗を白あんに(笑)。強いて例えるなら。さっぱりとしたのし梅に、栗羊羹を併せたような・・。いやそれもわかりにくいか。短時間だったせいか、かえって勢いよく買いまくってしまいました。
小布施堂の新宿店、ワタシは利用していますが、そうなんですか。栗羊羹あんずはワンショット的に短期間の販売だそうです。
残念ながら都内は閉業する店が後を絶ちませんね。