氷五宝びん

氷菓子焙じ茶
銀座でほっとひと息したいときに利用するのが「茶の葉」。
松屋銀座内の日本茶専門・・・
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*本文の後「森本美由紀展」「タマちゃんどらやき」のお知らせあり
・・・・喫茶処です。
ワタシの場合、銀座は(残念ながら)優雅にお買い物をする街ではなく仕事で歩き回る機会が多いんですが、
4丁目交差点界隈で、ひとりでもゆったりできるお店ってとてもありがたい。
加えて、炎天下となれば氷が食べたいに決まってる(だからワタシの場合ですって)。
そこで、お茶をいただくための涼菓であるのがこちらの"氷菓子焙じ茶"。

濃く淹れた焙じ茶を凍らせて、サラサラと柔らかな薄氷状に挽いた、それはデリケートな氷菓子。
舌の上でとけると、豊かな香りと濃厚な焙じ茶の風味がほわわ〜〜っと広がります。お茶好きにはたまらない。
日本茶とセットでいただけますが、ワタシはこれ一杯で完全にお茶気分を満喫してしまうので、単品でいただくことが多い。
その代わり、といいますか。
ひと品、いただいた後に出される、サイドメニューの品書き。それがちいさな氷菓子。
こちらをお願いすることがあります。
この日のちいさな氷菓子は"梅"、もしく"するが"。

ちいさな氷菓子 "するが"
"するが"は静岡産の柑橘類だそうでで、ママレイドのように甘く煮た、柔らかいオレンジピール状が小さなグラスに盛られた氷の上に品良くかけられたものです。
デザートにぴったりのボリュームで食後にさっぱりといただけるでしょうね。
懐石の心でしょうか、お茶の前にひとくち出される"山葵おこわ"(タイミングによります)。
この8月3日からは氷菓子焙じ茶より、さらに一回り大きな"氷五宝びん"が登場。
ワタシが頂いたのは、3日以前だったため、シロップのほうは試作段階だったようですが
3日以降、変更があったのかどうか。

氷五宝びん
松屋の「茶の葉」ではおみやげ用に、都立大学「ちもと」の八雲もちや季節の生菓子、茶の葉特製の瓶詰めも販売しています。
"五宝びん"は甘酸っぱい蜜煮の果実5種類をひと瓶にたっぷり詰めたもの。
あんず、桜んぼ、青梅、ブルーベリー・・・あとひとつなんだっけ?赤梅だったかしらん。
とにかく、ひとつひとつの果実が大ぶりで果肉もたっぷり。
これがそのまま氷の中に隠れているのです。
甘っ酸っぱい果物、とりわけ"あんず"や"桜んぼ"が大好物のワタシにとっては夢のようなアレンジメント!
青梅がおいしくって!桜んぼがおいしくって!

あんずがおいし・・
あ、あ、あんずのおいしさといったらありませんがな〜。

不思議なことにブルーベリーはクコの実みたいな、ちょっと漢方チックなおいしさでした。
でもこれも好き。

甘酸っぱいシロップを寒天で柔らかく固めたものが二きれだけ入っていて、これもおいしい。
もっと、たっぷりいただいてみたい。興味がわく風味と食感でした。
帰り際に、自宅用にちょっとした生菓子をひとつかふたつ買っていくのも、お菓子好きの小さな幸せ。


ひとくち大の水羊羹と梅錦玉

葛焼き。焼いているのかは不明だけどおいしい葛の生菓子だった。
●茶の葉
★おまけの話★
*急逝した長年の友人であるイラストレーター「森本美由紀展@弥生美術館」が7月3日より、開催されております。ファッションに、アートに、そしてあんこにも興味のある方(むふふ)は、ぜひ足をお運び下さい。8月29日にはトークイベント「森本美由紀ナイト!」(出演:サエキけんぞう、沼田元氣)も開催されます、ワタシもこの日に参ります。展示替えも数回行われるので、1度ならずと2度3度。a href="http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html" target="_blank">弥生美術館
*そして、あんころりんプロデュースの限定和菓子「タマちゃんどらやき」が食べられるのが弥生美術館カフェ「港や」。つくるのはなんとあの創作和菓子作家「わ菓子 徳」。販売店舗を持たない鎌倉在住和菓子作家の菓子が都内でいただける唯一のチャンスです、数に限りがあるのでお早めに。
「タマちゃんどらやき」おいしさには自信あります、と言い切ってしまおう。展示をご覧にならずともどらやきだけでもいただけます。でもせっかくですから、タマちゃん生みの親のすばらしい作品を見れば、おいしさ10倍。絶対。
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見えますねー。どう見てもすいか(笑)