大福やお萩、どら焼きのような和菓子は大好きだけど、
練り切りみたいな上生菓子や練り羊羹は好きじゃなーい、という人って結構多い。
特に男子や子供は、見た目より「おやつ感ある」、朝生菓子や焼き菓子が好き、っていうひとの方が多数派かも。気持ちわかります。
私は子どもの頃から上生菓子が大好きだったけど、
練り羊羹と最中のおいしさに目覚めたのがわりと最近でした。
虎屋(赤坂店・赤坂4-9-2)
は室町後期に京都で創業、という長い歴史を持ち16世紀から(皇室)菓子御用を勤める老舗中の老舗。
概略を見ただけでそのすごさに驚きます。「高級な(高い!)羊羹の店」という印象を持つ人が多いかも。
その虎屋にも可愛らしいお饅頭があります。
食感なども他の芸術的な生菓子よりずっと親しみやすく、
蒸した皮はつくね芋が原料ですから上生嫌いの人もおいしくいただけると思います。
そしてまたこのチャーミングなルックス。
小さい子でなくとも思わず手に取りたくなります。頬ずり♪
でもこの白い「兎饅」(こし餡 420円)は店頭での販売は今月16日まで。
実は現在虎屋ギャラリーにおいて「和菓子 素材がいのち」展が開催され
この兎饅と青梨という水羊羹製の生菓子がキャラクターとして用いられています。
DMなどの印刷物をデザインされたこのお菓子たちが飾っています。
このサイトにも度々ナイスなコメントをくれるkozueさんサイトの情報で私も先日出掛け、
おまけに島村 菜津さんの講演会「スローフードと甘味」も運よ講できました。
心に残る内容で私自身、このサイトを始めて良かったな、などとひとりごちていました。
小さなスペースですが見応えのある内容と、
また日替わりの16分程のvideo上映もあるので
日本の食材や和菓子に興味のある人にはお薦めです。
私も二回訪れました。
特にこの兎饅については展示室の「道具」の展示部分のデモビデオで、
熟練の技の様子も観ることが出来ます。ラブリーですよ。
さて
白の兎饅はつくね芋、上用粉、白双糖を混ぜた皮種で小豆のこし餡↑を包んで蒸し上げた薯蕷饅頭です。均一になめらかでもっちり、薄くてもふっくらとした皮とよく煉られた餡の舌触りと噛み応え。饅頭の醍醐味と洗練された生菓子の味わいが同時に楽しめる、朝生的親し
みやすさのある愛すべき「おまんじゅう」です。
青梨(420円)は餡に白双糖、葛粉を混ぜて煉り上げて蒸す「水羊羹製」。白いこし餡を中に包んでいる。柔らかく粘りのある食感。けし粒で梨の質感を出している。材料は葛粉、白小豆、白双糖、けしの実、小豆、小麦粉、寒梅粉。
こちらも16日までの販売。
※兎饅は16日以降は4〜5日前に注文にて受付販売。こちらは紅兎饅(粒あん)もあり紅白の箱入りも。一つからでも。
今も昔もスローフード
「和菓子 素材がいのち」展は6月16日まで虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)にて。
公開中無休10:00〜17:30。入場無料。詳細はHPで。
お菓子は1階の店舗で買えます。時間によっては売り切れの場合も。
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講演会も受講されたなんてうらやましいです〜。
あの兎ちゃん、やっぱりカワイイ顔してますね。今年は薯蕷饅頭がなぜかマイブームなので、食べておくべきか真剣に悩み始めてしまいました(笑)
そして「青梨」! すてき〜。和菓子ってこれだから好き〜。
講演会は直接的に和菓子の話ではないけれど、食に携わる人々と、私達消費者についてまた改めて思う事が深くなる講演でした。
あと!かわいいですよ〜兎さんたち。もし気分は薯蕷ならぜひ食すべきですよ〜。おいしかったですから。
☆生栗和栗さん
薯蕷饅頭を作れるなんてすご〜い、尊敬。
以前「食いねえ「あんこ菓子」」という本の中で職人さんの作る様子が書かれていたけれどその難しさに衝撃を受けたけど・・。
でも本当に目にも舌にも嬉しい、お饅頭としては最高のお饅頭ですよね。 関西式と関東式があるなんて驚き!どんな風に違うんでしょう?
すごいですね、生栗和栗さんたら。うーん勉強になるよー。
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