
引き続き、ワカタク茶屋@新宿高島屋。
一見すると、"奥ゆかしいかき氷"ってかんじですけど・・・
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・・・ところが器のなかは掘るたびに、ひょえー、って仕掛けが次々と。
隠し球満載の"あんみつ"なんです。

頂上のオダマキ状(モンブランみたいな蕎麦切り状)の栗あんもなめらかなで上質。氷に負けずになじむように考えられています。栗あんにバターと少量の牛乳をブレンドしているそうですが、栗あんそのものの栗の含有量が多いのでしょうか、甘さはほどほどで風味がいいんです。

頂上制覇の後、舌が冷える前に"あんみつ"パートへ突入。
寒天はもちろん、真骨頂といえる風味のよい大粒小豆の粒あんもたっぷり。傍らに二つ添えた白玉はなんと粟(あわ)入りなんですが、粒あんと絡ませてとホリホリしてると、なんと巌邑堂名物の栗蒸し羊羹の角切りがゴロゴロごろっと出てくる出てくる。仕掛けはここまでかと思ったら、底の底には焙じ茶アイスまで!ねっ、のけぞるでしょ〜。
これでもかってほどサービス精神にあふれたステキなあんみつなのでした。

というわけで実際の品名は"氷がけ栗あんみつ"なんですけど、あえて"栗あんみつ"ってところ強調して栗あんみつ氷がけ、にしておきます。
ワカタク茶屋はまさに若きパッション溢れるチャレンジステージ。
見る前に跳べ、オレたちの地平線まで〜ってな具合に攻めて攻めて攻めまくってこそ価値がある、たぶん。
裏打ちされた技術と磨かれたセンスのプロフェッショナルだから可能なんだと思います。文化祭と違うのはそこ。
まだまだ出てくる、ワカタクのうまいもん、おもしろいもん。
げっぺいとかおいもとかしなもんとかぐらにてらむとか。
一応書くつもりでいる、いまのところ。
●過去の「巌邑堂」記事→★
●今回のワカタク茶屋の記事→★
◇2015年 新宿高島屋
地下一階イベントスペース
第三回『WAGASHI 若き匠たちの挑戦』9月22日まで
ワカタクFB
●巌邑堂
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★お知らせ★
森本美由紀展@弥生美術館もいよいよ大詰め。9月27日まで。急げ!
美術館カフェ限定、あんころりんプロデュース"タマちゃんどらやき"、売り切れ間近。
なかったらゴメン。
「Hanako」で好評だった特集「東京あんこ」(あんころりん監修&執筆)。マガジンハウスよりハンディムックとして再発売されるそうです。発売は9月30日からだって。
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【ワカタク:若き匠たちの挑戦の最新記事】
頂上のオダマキ状の栗あんにバターを使っているというのだけが引っ掛かるけど、寒天と栗蒸し羊羹、う〜んいいですねぇ〜♪
あっ、目黒の「ちもと」のおまかせかき氷を思い出しました!まだやってるのかな〜?また食べたいです!
バター、まったく気になりません。品の良いモンブランってかんじで、氷がけにするならこれだね、って、納得。確かに安易に動物性油脂を使ったあんこものにウンザリさせられることって多いよね。ちもとは今年はもうおしまいだと思います。一緒にまたかき氷食べたいなぁ、
コメントありがとうございます!そうですね、裏打ちされた技術を持ち合わせていながら、安定したらものを突き破るってのが、ステキです。最終的にお菓子は美味しくなくては、です。
それにしても出てくる出てくるお宝ザクザク。攻めてこそこういうイベントをする意義があるのでしょうね。
あんころりんさんのレポ見ていると、作り手もお客さんも楽しんでいる様子が感じられて、次回はわたしも行きたいわ〜と思うのでした!
やさしい色合いなので、心配になりますが、絶妙な味と自然な口あたりに驚かされました。この辺がさすが!とおもわせえるところです。最後まで感性に刺激を与える構成もただならにかんじ。
行きましょうよ、御一緒しまっせ。