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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2005年06月15日

本日の御菓子の御銘は「青梅」。茶花は山法師、杜若・・

大福 251.jpg

今日は茶道の稽古日。まだ盆略手前が続くのでほっとする。
強い雨なので自転車は無理。

うっとしい天気でも茶の湯の雰囲気の中で
先生方のかっこいい着物姿や美しい茶道具を眺めていると
静かな良い気持ちになります。これぞ癒しの空間ですね。

御菓子は六月の代表的な茶菓子のひとつ「青梅」。御製は太市さん。
淡碧のうすい求肥に薄紅の白餡が透けてとても美しい。

この時期、和菓子屋さんではさまざまな「青梅」が店頭に出てきます。
一般的に人気があるのは、
青梅の果肉をあんに使った
ほんのり甘酸っぱい爽やかな味わいのものでしょうか。
だって梅雨時にはちょっとさっぱりしたものがおいしいでしょう。

都立大のつ久し(目黒区八雲4-5-6 火休)のものなどは
フルーティで自然な風味を閉じ込めた生菓子です。
大変人気があるようでこの時期たくさん店頭にも並んでいます。
↓左が「青梅」(170円)食べやすくおいしいですね。右もまた素晴らしくおいしい「黒豆大福」(170円)

だいふく5 020.jpg

茶道の主菓子では一般的にはあまりフルーティなものより
しっかり練った材料が多いようです。

本日のものも季節柄かややあんに塩味があるけれど梅の風味はありません。
お薄をおいしくいただくために御菓子を最初にいただくわけですから、濃厚な小さめものになる傾向なんでしょうか。

いって見ればアペタイザーのような役割ですね。

御茶事などでは先に別席で主菓子などをいただくのは
先にバーでアペリティフを楽しむのと似ていると思います。

お稽古では菓子器に数個ずつお出ししますが
手作りの良さで一つずつが生きているように、色も姿も違うので
この「青梅」がまとまっている姿は実に愛らしいものです。


大福 245.jpg

本日の御花
山法師、都忘れ、京鹿の子、杜若
すべて先生が岩手のお宅からお持ちになったもので、
お庭から伐ってきたそうです。
やはり佇まいが清らかです。








posted by あんころりん at 22:56| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 茶道と菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
茶道もいろいろな作法があって楽しいですよね!つ久しの青梅ですかー!食べてみたいです!今に時期しかないですよねー!行かなきゃっ!笑。お抹茶と上生の組み合わせはたまりませんね!
Posted by 生栗和栗 at 2005年06月16日 20:05
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