豆大福(搗き餅)とすあま
きんなこ棒
6種類のあんこ玉(小豆こしあん、紫芋、柚子、白餡、小豆粒あん、胡麻餡)
前回からの続き、6月に京都で開催された「甘党市」の話です。
「あまたある和菓子の中から「オイシイ」「カワイイ」「タノシイ」「ステキ」を・・・
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・・・集めたマーケットを開催します・・・」
昨年、こんなご挨拶から始まり、話題となった「山滴る、甘党市2015」。
ここ数年、和菓子にとりまく状況が熱い・・とりわけ和菓子作家や個人で営むお店たちの動きが活発で、何か面白いことが起きそうだ。
そんなお店と作家、あわせて16組が集まって開催された市でした。ワタシは行けなかったけれど、しくしく。
そのときの会場となった恵文社一乗寺店に来場した甘党たちも、そんな熱気を感じ取ったのでしょう。
各店が用意した菓子たちは瞬く間に売り切れ、さらに評判を呼んだようです。
今年です↑
今年は参加店&作家が28組に増えて会場も元・小学校講堂と拡大、入場料500円になりました。
東京からはまほろ堂蒼月が参加。
縁のあるお店なので老婆心から気になったけれど、お客は切れることなく大忙し!の様子でなんだか(ほっ)。挨拶するのも気が引けるくらいで、話を訊くどころではなかった。店主の山岸さん頑張ってます。
さて。
静岡の大国屋さんは前年はお客として来場、(偶然会場に来ていた静岡在住のあんこ友によると)トークイベントでの客席側からの熱い語りがとても印象的だったのだそう。今回は出展者して参加されてます。
大国屋の三代目も頑張ってます
今回の参加店の中でも、主に扱うのが昔ながらの朝生菓子、という貴重なお店。
お店のHPにも「保存料・添加物を使わない昔ながらの製法で・・」とあるし。
餅菓子好きのワタシとしては真っ当な豆大福やおだんごなんて、お店まで行かなくちゃ食べられないぜ、と当然のように購入リストアップしてました。
会場内で大国屋の販売スペースには
豆大福、田舎まんじゅう、みそまんじゅう、ムラサキ芋大福、どら焼きはもちろん、なんと"すあま"まで。
きんなこ棒、あんこ玉など駄菓子風の自家製お菓子も並んでいます。
どら焼き
豆大福の餅は餅米を搗いた、と訊いて(よっしゃー!)
朝生は2個までと自制心を働かせ、豆大福(粒あん)、すあま、どら焼き、6種類の味のあんこ玉、きんなこ棒を獲得。
すあまは上新粉を練って蒸かして砂糖を練りこんだ
豆大福は搗いた餅に九州産の赤えんどうを混ぜ込んだ。
豆大福とすあまはすぐに頂きました。
明け方までつくっていたのでしょうか、豆大福はつくりたてのように柔らかい。
柔らかくともやはり求肥や餅粉の餅とは違う「餅」の食感。
天邪鬼のオイラは半分だけいただき、残りを夜に頂きましたがコシがしっかりしてさらにおいしく感じました。
きんなこ棒も自家製 水と粗製糖、水飴を煮詰めてきなこを練りこんだ
4〜5日保つというあんこ玉ときんなこ棒、3日後に食べたきんなこ棒、王道のそぼくな味わいでおいしかった。家族は4〜5本一気にイってました。
日々のおやつにはやはり昔ながらの餅菓子、とりわけ豆大福(粒あん)がやっぱり好きなオイラ。
どうか、どこの町にも、近所の和菓子屋さんの豆大福が絶えませんように、とこのブログを始めてはや11年。
これからも餅菓子、朝生菓子をつくっていくんだ!という気概を感じさせる大国屋さん。
頑張って欲しい。頑張ってね。
大国屋(だいこくや)
山滴る、甘党市2016HP
甘党市FB
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ああ、おいしいあんこを食べたい…(ややバテ気味)
きんなこ棒、思わず、これも作っているんですか。と訊きましたよ。楊枝に刺したかんじもかわいいし、いいお菓子。ここのお団子食べてみたいな。
餅菓子好きとして、 ここは、必須でした。豆大福いつつくったのか、聞けば良かったと、悔やみました。明け方に赤えんどう混ぜ込む姿を想像しながらいただきました。
夏バテお大事にしてね。しあわせなことに、生まれてこのかた経験したことないのよね。