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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2016年08月18日

国立/一真庵のどら焼、あんみつ〜心のこもったまじめなあずき

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ふんわり♪
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とろっ
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あんみつのあずき。大粒の大納言小豆を炊いたトロトロフレッシュなゆであずき。


パンだけでなく。和菓子も食べてます、夏でも毎日。

昨年の一真庵の記事をエントリーしたときは、いただく機会に恵まれておらず。
その後、「おおっ」と感激したのが
 "どらやき"で・・・
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なんといっても丸々とした大粒のフレッシュな粒あんがすばらしい!

ご主人は茗荷谷「一幸庵」で長く修行され、17年前に独立してご自身の店「一真庵」を開業されたという話の詳しくはこのエントリーを見てね。

こちらは粒あんに能登大納言小豆を使っておりまして、
口にすると、甘さもほどほどで、豆を潰さぬように時間をかけて炊かれた、丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。

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写真がひどくてすみません。特大粒の能登大納言小豆。みずみずしいぜんざい餡に

焼皮のほうもふんわりと優しい口あたり。
卵は採れたての名古屋コーチンを使っているのだそう。名古屋コーチンって・・・たしか、味は濃厚だけど数が少なくて卵がちいさい品種じゃなかったか?とても貴重な気がする。
普通サイズのやや小ぶり(この表現伝わります?)ということもあって、満足感がありつつ、すぐさままた食べたくなる、そんなどらやき。
どらやきメインのお菓子屋さん(たとえば「うさぎや」の各お店とか)とは、また違ったおいしさ。

スタイルとしてはクラシックな和菓子屋さんのどら焼きだけど、味わいは現代的。
上質の味を普段着のおやつにさりげなく(作る手間ひまは並ではなくても)込めている。おいらはこーゆーお店に弱いのよ〜。

一真庵では「どこにでもあるお菓子だからこそ、その美味しさが味わえるしっかり味わえる「どら焼」にしたいと思い、当日売りのどら焼をご用意したしました。」と。
まさにそのとおり!
ワタシ自身、はじめてこのどら焼き食べたときに(町の和菓子屋さんがいつでもこんな風にどらやき作ってくれたらなー)と願ったのです。
翌々日まで、という日保ちは、どら焼のような焼菓子とて理想的(真っ当)だと思います。そのうえで個包装(エージレス)されているのも、おいしく食べてもらう努力を惜しまない姿勢だと伝わります。

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生菓子も好ましい。錦玉「岩清水」清流の石に見立てた青えんどう、白いんげん、うずら豆など


横道にそれますが。
脱酵素剤使えば、消費期限は長くなるかもしれないけれど(エージレスってネーミングもなんだか・・)、ホントに食べてもらいたい味と着地点が異なるのは明らかですものね。

最初にいただいときに撮った写真が行方不明で残念ですが、
こちらのどらやきには焼印いりと、無地の二種類があります。
焼印は国立のキャラクター、くにニャン。
おやつにはもちろん、おいしい国立みやげとしても使いやすそう。


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昨年、食べそこなったあんみつも、ようやくいただきました。
これが、持ち帰り用あんみつとしては理想的!
なんといっても天草から煮だした生寒天が細かく切らずにカップ入り。
寒天好きの心をよくよくよーくわかってらっしゃる。
生寒天、食べる直前に好きな大きさにカットして、いただきたいのだ。
だって、あらかじめサイコロ状に切ってあると水っぽくなっちゃって、鮮度も落ちる。
お豆腐屋さんなどで頼めるときは「寒天、突かずにそのままで」とお願いしています。

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そしてあんは、みずみずしい大納言の煮あずき♪
お店も「餡というよりあずき」と表現していますが、そうなのこーゆーのを生寒天で頂くのが最高。
ごちゃごちゃ言うなら自宅で煮ればいいわけですけど、真夏に小豆や天草を炊くのって結構ツラいのよ。
蜜は自家製黒みつ、求肥ももちろん自家製。
とどめは果物。缶詰ではなく、じっくり煮含めた甘夏と黄桃が添えられていました。
おいしくないわけがないでしょう。

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↑甘夏も黄桃も自家製蜜漬け。画像の餡と寒天は1/3カップ量。撮る前にほとんど消えてしまい・・すみません。


翌日から夏休みということで、珍しくご主人も店頭にいらっしゃいました。
穏やかな方ですが、お話を伺えば伺うほど、真摯にお菓子と向き合っていらっしゃるのが伝わるお人柄でした。

8月14日の錦玉、湧水と岩清水
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錦玉をカップに入れたのは数年前から。気温上昇著しい猛暑での持ち帰りを考えてのことですが菓子職人としては複雑・・かな

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「湧水」刻んだ梅を混ぜ込んで。寒天液にも梅果汁が入った爽やかな錦玉。とてもおいしい。

◎ブログ記事 一真庵
御菓子調進所 一真庵HP

☆おまけの話☆
最初に一真庵で買い物を済ませてから別のお店に行きました。
友人の関わりのあるお店が甘味処に変わるときいたのが今年の春頃。
元々、そこで作っていた餡が大好きだったので心待ちにして、ようやく、訪れたものの。夏の繁忙期は甘味はおやすみだそうで(着席後に告げられ)。・・・心底がっかり。ならば、シンプルな氷あずきを、と思ったら作っていないのだそう。ミルクを別にしてくださいと頼んだけれど、それもできないとのお返事。何せ、江の島からですからね、思った以上に打ちのめされた。
そこそこブルーな気持で帰途につき、自宅で頂いた一真庵のお菓子とあんみつ。
ほんとうにおいしくて、すっかり気分も上向きに。
ありがとう大納言、ありがとう生寒天。あんこってイイやつだなあ。

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posted by あんころりん at 15:01| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 中野区・杉並区・武蔵野&多摩地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夏に和菓子、食べてますよ!小豆、寒天、赤エンドウなんてまさに夏バテにぴったり(って、私は毎日食欲旺盛だから、バテてないね。。。)。
一真庵のあんみつすごすぎて、読みながら、まさか、まさか、と思ったら、まさかの自家製蜜漬けフルーツ!!!ここまでやるお店ないでしょう????!!!すごすぎる〜えらすぎる〜。
脱酸素剤反対!署名運動したいくらいです。。。こっちはどらやきに求肥は入れる、栗は入れる、脱酸素剤も入れる。。。普通のどら焼きが食べたくて、この前自分で焼きましたよ。。。直径20cm(笑)。
Posted by 大食倶楽部 at 2016年08月18日 20:09
大食倶楽部さん
ワタシもバテない、夏でも冬でもカモーンあんこ!
しかし20pって(笑)

あんみつ、沢山作れないし、作り置きなんてありえないこのお店。一日50個がやっとの生産量。(しかも夏限定)。行くなら予約を。
えーと、書き方悪かったけど、日保ち3日間でも脱酵素剤入りの個包装という念の入れかた、なんです、この店。普通なら、軽く包装で済ますところ、出来ることは惜しまないってのがすごいな、と。
どらやきは前日のものは出さないのでこちらも予約をススメます。
Posted by あんころりん at 2016年08月18日 20:24
こちらのお店、まだ行けていないんですよーう。
この記事を読んで、また憧れる思いを募らせるのであった。

暑い夏、和菓子と洋菓子の気分の波が、いい具合に交互に訪れております。
夏休みは弘前で和菓子をたくさん買い込んできました!
Posted by kozue at 2016年08月22日 22:12
kozueさん
都内でも指折りのイイお店かと。
近くにあったら毎週通いたいくらいです。

弘前ですかっ!
いいな〜〜、お菓子好きにはたまらない。確かにあの街にいると和洋、繰り返し欲してしまう。開雲堂のケーキ、あこがれのままで。
Posted by あんころりん at 2016年08月22日 23:41
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