侍従焼↑
とらや特別限定の菓子、"侍従焼"。
とらやに残る貴重な元禄時代の・・・
資料である菓子の見本帳を元に作られたお菓子なのだそう。
焼いた小麦粉生地の中央に、くるみ入りの栗餡を置き、奉書包みのようにくるんで両端を折ったかたちを横から見ると、なるほど侍従がひれ伏しているように見えますね。
栗餡!にくるみ、仕上げに黒胡麻と芥子の実をまぶしているなど、材料としては贅沢な印象がありますが、実際の資料にも栗、胡麻、胡桃、芥子など材料が並んでいるそうです。
いにしえの方が材料はある意味豊かですね。
秋ならではの味覚にふさわしく、色合いもシック。
材料チョイスの感覚も繊細でとてもステキ。
こーゆータイプがもっとたくさん出てくると和菓子好きも増えると思うのはワタシだけでしょうか。
鮮やな色彩の練り切りで、具象的な意匠をいくら作っても味が単調では、美味しいもの好きは満足しないと思うのは、ワタシだけでしょうか。
この栗餡、今迄食べたとらやの栗餡のなかでもとびきりなめらかで、美味しかったなあ。
侍従焼の一般販売はありません。すみません。
お返事遅れてすみません、
形式がずれちゃって、コメントを見逃しておりました。
1番うしろは色木の実という名で羊羹製つまりこなしの中にこしあんを入れたもの。二番目は山路餅、晒し餡を練り込んだ外郎で中央の白いのは山芋あん。煉り芋餡をちょっとだけしっかりさせた生地だけど山芋の風味と口あたりがばっちり。煎った金胡麻との相性が面白い、これもいいおかしでした〜。
気がつかなかったけど畳っぽいね、確かに!
地味な色合いが、かえって今どきの感じがします。
・・・確かにひれ伏している。笑っちゃう。
そう、この色合いがステキでしょう。元禄時代の菓子図に基づいたそうですが、こっちのほうが断然おしゃれ。いまの気分です。
ひれ伏してるよね〜、皮なのに(笑)