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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2016年11月27日

甘味ゆいの焼き餅ぜんざい 国立

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極上の焼き餅ぜんざい
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この夏の抹茶あずき


夏のかき氷が評判だった「たいやきゆい」が「甘味ゆい」に変わってはや5か月。
あいかわらずの夏の繁忙期を終えた11月に訪れると・・・


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・・・
すばらしい甘味を提供するお店として、落ち着いた雰囲気で営んでいました。
いや〜、あの夏の喧噪がウソみたい。

昨年までの「たいやきゆい」はちょっと変わった営業形態で、
夏は店舗でかき氷、寒い時期はたいやきを移動販売、その寒い時期の店舗では奥さまの担う「パンとお菓子mimoza」として手づくりのお菓子やパンを販売していました。

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昨年の抹茶あずき

2008年10月に移動販売のたいやき屋さんを開始してから、8年が経つわけですが、
このたびご家族が増えることになり(祝)、たいやきは終了。
たいやき終了はすごく残念だったけれどあらたに「甘味ゆい」としてスタートされる、という話をKITOTEの前田さんから伺って(彼は甘味を載せている木のトレイ製作担当、なのでオープン前のインサイダー情報)、たいやきのファンだったし、かき氷と共にいただいた小豆がとっても美味しかったので、それはそれは楽しみにしていました。

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たいやきゆいの頃の別添えあずき♪
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昨年の店舗

で、行ったのよ、この夏に。かき氷時期は行列必至ですから、25分くらい並びました。
っと、ところがっ、夏は甘味はやっていませんと着席後に宣告されて、ものすごく落胆。
でも、氷あずきがあるし、と見ると、シンプルな氷あずきがメニューにない。
なのであずきミルクのミルクなしを注文したところ、小豆の甘さがとても弱いのでミルク抜きの提供は出来ないとのこと。
では別添えで、というオーダーも適わず(あずき本来の味をじっくり楽しみたいときに練乳ミルクは余分なので、時折こういったオーダーをしますが、概ねOK)、結局かき氷の"抹茶あずき"で、まさにお茶を濁して(笑)店を後にしたのでした。
たいやき屋さんののんびりとした印象があったので、そのときはかなりがっかり。一真庵のあんみつに救われたけど。

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夏のラムレーズン

だがしかし食い意地大魔神。
夏の間は遠のいていた足も、寒さが増すと、小豆の香りによばれて行ってきました。
お願いしたのは、我がフェイバリット甘味の"焼き餅ぜんざい"。
焼き餅ぜんざいおよび田舎汁粉は甘味屋さんの試金石、と謳いたいくらいの大好物。しかしお店によって違いが歴然。

待望の!
「甘味ゆい」の焼き餅ぜんざい。すっばらしい〜!
KITOTEのおぼんに載せられたやや大ぶりの朱塗りの器の蓋を開けると、
ふっくらと炊きあげた大粒の大納言がた〜っぷり。
目ですぐに良質の大納言だってわかるくらい、みごとなあずきです。
ほっかほかの大納言ぜんざいのその真ん中にはすこし厚めの焼き餅がぽってりと半分だけ溺れて・・。
もうこれだけで眼福だよね〜。

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ひとつ説明しますと、
関東圏で"ぜんざい"というと、汁気のないものすごく甘い小倉鹿の子の温製みたいなものを想像されると思いますが、甘味ゆいのは関西圏の"ぜんざい"〔関東の田舎汁粉)の味わいで、しかし汁気のない。上等な煮小豆といったところ。豆を潰さぬように丁寧に炊かれた大納言のは皮までまったく抵抗ないほどに軟らか。
丹波でなく北海道産のとよみという大粒大納言ということですから、細やかな気持を込めて丁寧に炊いているあかしでしょう。
これが丹波産では当然価格が変わっちゃいますから、いただく方としては断然嬉しい
(つまり手頃においしいものを提供していただけるってこと)。

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甘さはかなり控えめですが、温かいので物足りないことはなくジャストのおいしさ。
そしてお餅!ゆっくりと遠火焼かれたお餅は香ばしく、お米のうま味が感じられます。
パック切り餅とは味が違うので、これは自家製ではなかろうか、と思って訊ねたところ
新潟産の餅米(おそらくコガネモチ?)を仕入れて自家で蒸かして餅にしたものを伸して切り餅に仕立てているのだそう。
とても手間のかかることをさらりとやっていらっしゃるのに頭が下がる。
お店の形態からして胴搗きではないと思いますが、
味が断然いいのには驚きました。
これなら小さく切るよりやや厚めを一個のほうが餅の味を堪能できるよね〜、と納得。
箸休めも自家製!
香りほのかな柚子大根はケミカルな調味料の味がすることはもちろんなく。
ありがちな塩昆布やグリーン漬けって嬉しくないんですよね。

ごく低く音楽が流れ店内は落ち着いた雰囲気で、甘味を楽しみながら、すこしご主人とお話したりのんびりお茶を楽しむのにふさわしい。
ひとつひとつの材料を吟味し、丁寧に下ごしらえして美しくおいしく仕上げて、添え物から器から先細の箸に至るまですべてに細やかな気遣いが感じられる甘味のお店。

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昨年の夏

都内では個人経営の甘味屋さんが開業されることは稀ですが
「甘味ゆい」は都内でもピカイチのすばらしい甘味店。

夏の訪問のことをグチッたオイラに
夏にもあんみつを提供できるようにしたいと仰っていたご主人の味への思いに、少なからず感激した次第です。

え〜と。
ぜんざい食べるのに夢中でロクな写真がなくてすみません。

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あんず

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posted by あんころりん at 13:06| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 中野区・杉並区・武蔵野&多摩地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいですね〜焼き餅ってのが魅力的です。
何度か行ってるはずの国立ですが、どうも餡子にたどりつけません。きのこ絡みで行くからか。
次こそきっと!
Posted by kozue at 2016年11月30日 16:47
kozueさん
そう!絶対焼き餅よね〜。国立のあんこは少数精鋭!足を運ぶ価値ります、きのこと共にあんこもね!
Posted by あんころりん at 2016年12月02日 12:20
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