果実もお餅もあんこもオーガニック “キウイ大福”
レモン酵素のジャムを添えた豆腐白玉ぜんざい

古代黒米おはぎ、大葉で包んだ“玄米おはぎ”
5月14日に開催された“東京あんこ通り”。
新世代の和菓子屋さんが集まるステキなイベントでした。
「あんむすび」も・・・・
※本文後に「わがし甘党の会」開催のお知らせがあります※
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・・・そのなかの一店。
前回記事の“レモンジャムのどらやき”に続いて、今回は餅菓子たちのこと。
さまざまに並べられたお菓子のなかで、まっさきに目を捉えたのがこちら。
“キウイ大福”。
いかにも“もち米のお餅”らしい白餅に若葉色の果実と小豆の粒あんを挟んだ目にもさわやかな朝生菓子。

キウイ大福(340円)と白玉ぜんざい(450円)
世に“フルーツ大福”を謳う和菓子は数あれど、
“餅米を蒸かして搗いた”お餅との組合せでなければオイラの心は萌えないのですが。
HPにも載っていない季節の餅菓子にテンション上がります。
購入後さっそく場内のテーブルで頂きました。
期待通り、しっかりとした口あたりの搗き餅に控えた甘さの小豆粒あん。
この粒あん、真夏に持ち歩くのはためらわれそうなほどにほのかな甘さです。
お餅と粒あんだけでも充分においしいのでしょうけれど
さらに薄くスライスされたキウイの甘酸っぱさがアクセントになって、餅菓子好きを深く満足させてくれました。
抗菌作用も兼ねた青しその香り爽やかな玄米おはぎさん
青しそで巻かれた玄米おはぎは、大葉の香りが食欲をそそり、なんだか家庭の手づくりおはぎのように美味しかった。
古代米と玄米…けっこうな大ぶりの2個一組(860円)は、買い求めるのに一瞬ひるみましたが、結局とりわけ玄米おはぎが好ましくって。
キウイ大福と玄米おはぎ、どちらも使われているのは同じ島根県産の有機もち米。
島根のもち米と言えば、仁多産が知られていますが品種についての表記がないのでわかりません。ともあれ、このもち米がおいしかった。
材料についてはあんこの要、小豆も抜かりなく。
使われているのはすべて、北海道産の自然農法による小豆なのだそう。
自然農法は、農薬はもちろんのこと、有機肥料も与えずに農作物を栽培する農法で、田畑を耕さない無耕栽培もその中に含まれると思います。
玄米おはぎ 中は小豆つぶしあん
余談になりますが、
ワタシ自身、自然農法による玄米を宮城県の遠藤農園さんから取り寄せて日々の食事に頂いています。
無耕栽培は雑草が生え放題だそうで、草取りがまた大変な重労働なのだそう。この玄米、手ざわりからして違うし、圧倒的に美味しいのだ。休みもなく働いてくださる農園の皆さまに感謝しないわけに参りません。
・・・おっと小豆のお話しでしたよね。
あんむすびで使われる小豆もまた、そういった苦労を厭わない農家さんによるものなのでしょう。甘さを抑えて豆の風味を楽しむ粒あんなどには最適なのだろうと想像します。
そんな予備知識なしにいただきましたが、好みのおいしい粒あんでした。
ちなみに古代黒米おはぎの中餡は白小豆の味噌餡に茗荷を混ぜ込んだものでした。
古代黒米おはぎの中は茗荷入り味噌餡(白小豆(!)ベース)
最後にカップ入りの白玉ぜんざい。
こちらにもどら焼き同様のレモン酵素ジャムが添えられています。
いまさらですが“白玉”という食材に興味がなく、そして果物やジャムに小豆あんの組合せが好きなオイラにとって
豆腐で煉った白玉、甘さを抑えた小豆つぶ餡、レモンジャム、それぞれの甘さと触感のバランスがよく、後をひくおいしさでした。
冷たいぜんざいってこれくらいが完食できる甘さだなあ。

このほか つぶつぶよもぎ餅、玄米柏餅、笹餅、かりんと饅頭をいただきましたが、
おしなべて、断然、餅米主体のお菓子の方がワタシには好ましかった。
そういえば、他のオーガニック和菓子のお店でも上新粉のお菓子より餅米のお菓子が好きだったけれど何かポイントがあるのかな。
つぶつぶよもぎ餅(もち米)
玄米柏餅(白玉粉、玄米粉、上新粉等)
笹餅(白玉粉、上新粉等)
かりんと饅頭
こちらのお菓子たち。
無添加物はもちろん、消費期限はまさに猶予なく消費期限。
それくらいぎりぎりに控えた甘さですし、玄米や小豆って“足がはやい”ものですから、心して食べきらないとあきまへん。
5/21「初開催された東京あんこ通り〜その一」
◎東京あんこ通り
◎あんむすび
☆お知らせ☆
◎「わがし甘党の会」(仮称)の日時と場所が下記に決まりましたのでお知らせします。
*難しいことはさておき、和菓子が好きならどなたでもご参加いただけます♪
日時:2017年7月22日土曜日 13時40分〜16時頃まで
場所:渋谷区立「代々木八幡区民会館」3階和室大広間(1号+2号)
住所・渋谷区代々木5-1-15 地図
交通・小田急線代々木八幡駅より徒歩6分 東京メトロ千代田線代々木公園駅(1番出口)より徒歩7分
バス 渋66・63・64・66「八幡下」 徒歩5〜6分
参加費:未定ですが1000〜1300円程度(会場使用料、試食用お菓子少々を含む)+テーマにちなんだ和菓子を各自1000円程度ご持参いただく予定。
◎参加ご希望の方はサイドバー上方にある「高由貴子(あんころりん)へのお問い合わせ・・」より、お名前(フルネーム)とご連絡先を明記のうえご連絡ください。よろしくお願いいたします。
ご都合よろしければ、どうぞ皆さまご参加くださいませ。
あんころりん
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そうそう、豆腐を使った白玉って、医者の待合室にあったカロリー制限のある人向けのレシピ本で興味深く見たのを思い出しました。
ワタシも人混みは避けたいけれど、鎌倉小町通りに比べたら東京蚤の市はずっと歩きやすかったです。午前中なら、そこらのデパ地下よりいいかも。年に一度くらいは修行だと思って(笑)きっといいこと待ってるって。
肝心なこと書き忘れた。逗子の菓子こよみさんの甘味も豆腐白玉で、これも美味しかった。どうやら豆腐白玉の方が食感がいいみたい。
材料の抜かり無さがすごいですよね。ただ、ワタシ食べているときに“生姜”入りと勘違いしてて。“なんで生姜の味がしないんだろう〜”とマヌケなことを考えてて、ちゃんと味わってないんだわ(笑)