2年程前に目黒川沿いにOPEN(※2009年閉店しました)した
新空間アートギャラリー的和菓子屋のHIGASHIYA(目黒区青葉台1-13-12)※(2009年閉店)。
いかにも”空間哲学に一家言あるトップスペースデザイナーがプロデュースしたんだから、ここを知らないと業界的にまずいんじゃない”、的な内外装です。
しかも中目黒で駅から離れてるっていう立地も狙ってるな〜ってかんじの
とってもお洒落でミニマルアート的オーラ放ってるお店。
・・・ついこの手のお店見ると下世話な表現になってすみません。悪気ないんです。
(自分がいい加減なので照れが入ります)
感のいい人は名前でわかると思いますが、
あのジャパニーズレストラン「HIGASHIYAMA TOKYO」と同系列。
あちらもとってもお洒落で「今日のデートは決めるぜ、絶対センス良く」
というシテュエーション御用達の和食店です。
二店とも「シンプリシティ」のインテリアデザイナー&経営者の緒方慎一郎氏が
今度は和菓子屋のオーナー・デザイナーとして展開2003年4月から展開してます。
ここも和菓子屋だけでなく2階はバーです。ランチもあるみたいだけど。
店舗から包装紙、ショップカードからディスプレイ
そしてお菓子類から全ての商品に至るまでまったく隙のないパーフェクトな演出です。
ヴィジュアルとしてそこに許されないものはない、という
ひじょうに厳しい目で選びデザインされていて、
こだわりかたはすごくプロフェッショナルです。
許されないのは買い物してる私のルックスぐらいでしょう、はは。
ここの売りである、
宝石みたいにきれいにガラスケースにディスプレイされた
トリュフ仕様の和菓子「ひとくち菓子」を買いに来たんだけど
横を見たら
な〜んと豆大福(粒・189円)もあるじゃないですか。
なかなかやるな〜とまず注文。
そのあと目当てのトリュフ状「ひとくち菓子」(各210円)8個。
箱詰は6個入りなので普通にセロファンとかで包んでもらう。
最後に水無月を注文。
「お包みするのでしばらくお待ち下さい」とヴァンドゥース風の可愛い店員さん。
本当に待たされて、紙袋をいただく。
↓この中にそれぞれ、4つずつひとくち菓子がセロファンに包まれてる
決して安くない和菓子だが週末のせいか広くない店内に客は絶えない様子。
トリュフっぽい直径2.5センチの生菓子「ひとくち菓子」は全部で11種類。
すべて日本古来の色彩にちなんだ銘がついています。
たぶん読める人少ないのではないでしょうか。ふり仮名ないです。
「こきくちなし」とか色の勉強でもしないと聞かないでしょう。
でも日本の色名は素敵な響きですね。好きです。
(あと菓子の色は実際のその色名と必ずしも同色ではありません、一応。)
ちなみに210円というのは中レベルのチョコトリュフですか?
チョコ買わないからわかんないけど。(注:最下段参照)
六個箱入りの「ひとくち菓子セットA・B」1523円です。
購入したあんこトリュフ、ひとくち菓子は
・・
黒紫‐粒あんに干し杏入り
柑子(こうじ)‐かぼちゃあんにチーズ入り
濃紫(こいむらさき)‐紫芋あんにカシューナッツ入り
萌葱(もえぎ)‐抹茶入り白あんにレーズン入り
薄香(うすこう)‐バニラ入り白あんに子桃のコンポート入り
桧枝(ひえだ)‐こしあんに胡桃にココアパウダーかけ
鳥の子(とりのこ)‐生姜入り白あんに蜂蜜入り
棗バター‐干し棗に発酵バターと胡桃ロースト(これは人気らしく箱の別売りも)
以上8個で他に
深支子‐焼き芋あんにバターと胡麻
紫根(しこん)‐紫芋に栗甘露煮
路考茶(ろこうちゃ)‐つぶし栗あんにブランデー
があります。
あんこトリュフ(これは勝手によんでます)は保冷剤をつけてもらい紙箱に。
豆大福と水無月が一緒に包装。
↑豆大福は水無月と共に経木に包んでくれる。でも水無月は・・。
「すぐ冷蔵庫に入れてください」に対して
「豆大福は入れちゃだめですね?」
「はい、大福と水無月は常温です」可愛い店員さんだが・・。
知らなければ袋ごと冷蔵庫に入れちゃいます〜。
注:6月22日の記事にテオブロマのショコラオボンボン、1個210円とあります。
―すご〜く長くなってきたので明日に続きます―
※上記の店は2009年閉店。
関連HPはこちらです。
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昨日は、ご訪問有難うございました。
ブログも褒めて頂いてホントに嬉しいです♪
それにしてもここのお店、
以前から気になってたんです!!
「ひとくち菓子セット」女性が喜びそうな素敵なセットですね☆
私もかなり「ツボ」な感じです☆☆
あんころりんさんの記事から、
お店のサイトに飛んでみたのですが、
これもまたお洒落ですね〜〜。
私の好きな「ちょっとそこまで感覚」では行けないような、
ちゃんとした(?)洋服を着ていかなきゃみたいな??雰囲気がありますが(^-^;)
でも行ってみたいっ!!!
うぅ〜〜ん、またまた素敵な情報有難うございます。また来ます!!
普段着でどうぞ。って私の店じゃないけど。
本日6月22日に後編アップしてます。
本当、スタイリッシュなお店ですよね。
私は似合わないけどちょこさんは大丈夫。
生栗和栗さん
ほんとにあそこのHPは見にくいよね〜(笑)
私も最初「住所とアクセス??」と探しましたよ。ダメっこです。(笑)味については後編で。
今日アップしました。
pecochanちから参りました。
私も甘党でして、子供の頃から酒飲めません。
楽しみなブログ発見!です。
ちょくちょく寄らせて頂きます♪
こんにちは、ご訪問とコメントをありがとうございます。気に入っていただけました?
だとしたらとっても嬉しいです。
pecochan77さんにはとてもお世話になってます。こちらは甘い物専門ですから甘党さんには
どんどん遊びに来ていただきたいです♪
二階の喫茶ルームでお茶してきました。「なかめ」の桜も綺麗だよとぶらり電車の旅で’HIGASHIYA’さん発見。各種羊羹に心奪われつつも、基本は大福!!と黒茶という半醗酵の怪しげな香りのお茶をいただきました。お茶は店員さんが毎回入れてくれます。テーブルの真ん中に茶釜が置いてあり、そこから柄杓ですくって3杯までお替りOKのようです。色んな茶器があって他の人が頼んでいるのをみるのは楽しかったです。店員さんたちはみょーにホストちっく。おしゃれだけれども、紅茶のマリアージュの上品さとは違う雰囲気でした。なぜ??あなたがここにいてお茶をいれてるの?的な感じがしました。お店のコンセプトなのかもしれませんが、計算高さが感じられ、個人的には・・(ウルサイ?)外人さんを連れていくのにはいい’WAGASHI’やさんなのかもしれませんね。
肝心の桜はまだ二分咲きでした。来週中あたりが満開ではないかと思います。こちら板橋の石神井川の桜もいい感じにほころんできましたよ〜。目黒川、隅田川、遠くはポトマック川も、桜には川がよく似合いますねえ。
うふふふ。kekoさんのように、ニュアンスの伝わり方が気持ち良い方と話す(書いてるけど)とすっきりさせて頂けます。
HIGASHIYAは一度は楽しい異空間だけど。感動や心意気(粋)のような深い部分を感じるには私には修行が必要みたいで・・。空也などやkekoさんのお近くのおばちゃんの和菓子屋さんに「しびれる〜」ってかんじはなかなかね。
でもお茶は飲んだ事ないの。えへへ。ご一緒したかったわ〜。
目黒川は自転車でよく通ります。桜祭りは4月9日だからきっと散ってます。
ポトマックの桜ということはkekoさんはワシントンDCにいらしたのかな。音楽学校がありましたよね?
HIGASHIYAは冷やかしに行くお店って風ですねえ。なんとなく。
目黒川へ自転車でだなんていいですね!気持ちよさそう。
桜、4月9日までは厳しそうですね。