
祖師ヶ谷大蔵駅前にたたずむ、茶席菓子のお店『香風』・・・
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世田谷代田店を閉めたため、その併設工場を祖師ヶ谷大蔵店の二階に移転して2年ほど。諸々の器械をコンパクトにしたので、以前よりさらに手作業率が増加しちゃったのだとか。
とは言え
毎年、楽しみにしている贔屓も多い新栗蒸羊羹。今年も9月半ばに始まりました。
細身なのにこの迫力。

初物の新栗がゴロゴロっと。
羊羹部分より栗が多いのですよ、おそらく。
この栗が秀逸でして、蜜だきしたとは思えないほど、みずみずしくフレッシュ。
砂糖の甘さをまったく感じさせず、口にした印象は、"茹でたてそのままの栗"。
もちろん柔らかく、しっとりとした口あたりに蜜炊きしているのですが。

ギリギリまで甘さを控えているので、簡易包装の小さい棹は翌日までに食べきらないといけません。栗は足が早いのよ。
大棹もシールド包装とは言え脱酸素剤も封入してないので、せいぜいお日持ち3日程度。乾くとか、固くなるとかの問題以前。上生よりデリケートですね。
北海道小豆を白双糖で炊く餡は手漉し(せざるを得ない)になり、よりいっそう美味しくなったようです。
ちなみに、煉りきりなどもまろやかさが増しました。
毎年、11月まで調整しているそうですが、あまり晩生よりは早めの方が栗はイイでしょね。

簡易包装の小棹1200円、透明袋パックの大棹1800円。
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●香風 祖師谷店
●香風の豆大福、カステラなど
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もうそんな季節なんですよねぇ。。。
写真を見ても、茹でる以外に手を加えていないような印象を受ける栗!
そんな季節どころか、結局今年も、新栗不足で、多くの店は10月いっぱいで新栗のお菓子を終了予定、早いところでは10月半ばまでですって。熊本産が不足したため、茨城産も需要オーバー、全体量が減るとそうなっちゃう。香風は11月までおっしゃっていましたが、どうでしょう。
Iさんがお持ちになったので、おいしく召し上がることができてよかったですね。9月にお買い求めのときは確か品切れだったような・・
明日、予約入れておきますね、大のほうがしっかりとしたパッケージ(嫌いな脱酸素剤は使ってない)なので、そちらでいいのよね。