
「河骨」こうほね、と読みます
睡蓮の仲間の黄色い小さな花が初夏から河や沼などに咲きます。
花がかわいいのにすごい名前がついてるのは
水中にある根茎が白くゴツゴツして骨のように見えるので
河骨(かわほね)と書かれるようになり「こうほね」と変化したらしいです。。
河骨の花の画像です
今回この花について詳しく(でもないけど)説明したのは、
茶菓子には珍しく?実物に御菓子が写実的に表現されているからなんです。
リンク画像を見るとわかりますが、
実物の花も手のひらに隠れるほどの小さくて立体感があるフォルムです。
一昨日のお稽古は盆略手前の通し稽古と
柄杓の扱い の割り稽古でした。
もうすぐ始まる
”風炉(釜をかけて湯を沸かすために火をいれるもの。5〜10月に「炉」の代わりに据える)手前”
のお稽古のためにまず柄杓の扱いかたを練習するのです。
いまだに柄杓がきちんと扱えない私は
まじめにお稽古に臨むべきなわけです、が。
たかが「柄杓」に扱いもへったっくれもないだろう、と思いますよね。
でもこれが全然できないんだわ。むずかしい〜。
さて
御菓子の方は御製は太市さん。
ここのところ変わった和菓子を続けていただいたので
この日の御菓子を口にして心から
「おいしい〜」と思いました。
ほっとする味、とはこの御菓子です。
とてもお抹茶に合います。
「河骨」は練りきりで小豆の御膳あん(こしあん)を包んだもの。
大変オーソドックスなタイプの上生菓子です。
おしべに似せてけしの実が散らしてあります。
間違えのない手作りの味です。
そしてまた、今の時期のお薄のおいしさ。
本当に疲れも取れる感動的なおいしさです。
御茶銘は「青山の白」、そして御詰(茶の製造元)は「一保堂」です。
新茶の時期はしあわせですね。
この日の御茶花は
矢筈薄(やはずすすき)突抜忍冬(つきぬきにんどう)
金糸梅 (きんしばい)姫竜胆(べにひめりんどう)
蕎麦菜(そばな)です。
金糸梅 (きんしばい)はヒペリカムとも言います。
うちの庭にもありますがこちらの方が楚々とした様子です。
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わびさび感や季節感や姿や名前。それらがあまりに美しいので食べるとき心して口に運ぶ事が多く。口に入れたときの香りや食感も、、
更にお茶と合わせたときの『和』と来たら、、、、、(笑)