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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2018年05月29日

越谷/和三盆 恵菓のあんディップと上生菓子〜期待の新進和菓子店

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薯蕷きんとん 薫風
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AGF主催コンペティション「わがしばなし」で金賞受賞 瀧の水

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和三盆恵菓 テラスからの眺め


和三盆恵菓。
2017年9月に「とらや」から独立を果たした和菓子界のホープ頼富博貴(よりとみひろき)さん。
同年10月17日に自身による和菓子のお店「和三盆恵菓」を・・・


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・・立ち上げました。

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トップ画像は今月参加させていただいたワークショップでお手本にした薯蕷きんとん“薫風”。
実際に同じものを作らせていただきました。
ちなみにオイラの習作はこちら↓ 
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きんとん潰れてるけど、用意して頂いた錦玉のおかげでなんとか形に。



そして、扇を思わせるフォルムは“瀧の水”。
先週(5/26)、西荻窪「一欅庵」で行われた歌舞伎茶会(和のくらし展お茶会)に供されたお菓子。
茶席で仕上げていただいた、つくりたての薯蕷練りきりです。

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@西荻窪「一欅庵」

“瀧の水”は今年、AGFと全国和菓子協会が共催した “わがしばなし”「歌舞伎と和菓子の出会い」 で  金賞。を受賞した作品。 勧進帳をテーマに創作されたものです。詳しくは『鳴るは瀧の水」。



目の前で繰り広げられるひとつひとつの繊細な手仕事に感嘆した後、それを間髪入れずに口にする。そして芳しい一服。
まさに贅沢の極みです。


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一欅庵にて


お点前は茶会の亭主である鳴海彩詠先生
薄茶は八女「星野製茶」から“舞の白”。ほんとうにまろやかな、甘さも快いお服でした

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お菓子に戻ると
どちらの上生菓子も芯に使われる餡玉は小豆全粒まるごと使った和三盆恵菓特製のあん。
なめらかさだけでなく豆の風味も十分に活かしたいと、炊き上げた粒あんをさらに濾して仕上げています。
同様の餡は蒲生のお店でいただいたあんみつにも使われてました。

手間はかかりますが、素材の佳さを引き出すことを大切にしているのでしょう。
また、白砂糖(白双糖?)だけでなく和三盆糖を加えているので独特の色、そしてコクと旨味が感じられます。


加えて定番の“越谷だるま最中”の大納言粒あんもとても美味しいので、こちらの餡も販売してほしいな。

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越谷だるま最中 中は大粒の大納言粒あん 美味しい食べ方はこちら


頼富博貴さんのプロフィールを紹介すると、
和三盆糖の産地である香川県出身。和三盆製糖所として名高い「ばいこう堂」で10年間、その後銀座鹿乃子で1年。
そして老舗和菓子店「とらや」で10年間、菓子づくりに勤しんでいらっしゃった。
「とらや」では上生菓子の調製だけでなく、喫茶での調理からオートクチュール部門の担当、武蔵野美術大学での特別講師、アメリカでのワークショップやフランスでの和菓子技術指導など、数々の経験を積んでいらっしゃいます。

とらや時代には、製菓技能士一級 、選・和菓子「優秀和菓子職」』AGF・全国和菓子協会 共催「コーヒーを用いた和菓子のコンテスト」金賞受賞も獲得。
そのなかで、(おそらく5〜6年前に)とらや本店で開かれたあるセミナーで質問させていただいたことがあるんですけど
当然、当方のことなど記憶にないと思ってたら、なんと覚えていてくださってびっくり。
和三盆糖に関連させて(白下糖やらあれこれ)些細なことを訊く変なヤツだと思われたのでしょう。



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和三盆恵菓の粒粒あんペースト。美味です、通年で購入できます。


ともあれ、資格試験やコンテストに代表として参加され+、また得意客向けセミナーでのデモンストレーションするなど、社内でもすば抜けて優れた技術者だったことがうかがえます。
また「wagashi asobi」の稲葉氏とはとらや時代に(wagashiasobiの前身である)和菓子ユニットを組み、一緒にさまざま活動をしていたと伺っています。


「和三盆恵菓」のお店は蒲生駅から徒歩6分くらい。
とても気持ちの良い、ヨーロッパの長屋風(ってよくわからない説明ですが)で回廊のようなつくりの一角にあり、ほかにも週一カフェやワークショップスタジオ、趣味の良いお花屋さんなどが入店していました→
WAnest)。


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和三盆恵菓のテラス



さておき。
上生菓子は週末のみの提供ですが、併設された喫茶処では平日もあんみつ、かき氷、アルコール類などもいただけます。
薫風のいま、水辺でいただくあんみつの爽やかなことと言ったらない。

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ふるふる寒天あんみつ:天草から炊いた生寒天は越谷産苺を使った苺寒天と和三盆糖を使った寒天に和三盆糖蜜を添えて


そして、数種類のフレーバーがある“和三盆製お干菓子”がすばらしく美味しい。
さすが店名に掲げてるだけあります。

こちらは“伊予のマーマレード”“土佐の塩”など
定番4種類と季節限定1種類(5月はグレープフルーツ)と数量限定品『月の雫』があります。

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前述の茶会では能登の塩と和三盆糖だけで仕上げた限定品“涙の雫”をおみやげにいただきましたが、その儚い口ほどけは思わず歓声あげちゃうほど。驚愕のお干菓子でした。

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涙の雫:能登の塩と和三盆糖だけでつくる究極の干菓子



来月も参ります、江ノ島から2時間30分かけて。
またまた美味しいお茶と和菓子のワークショップ。


和三盆恵菓HP
FB 
Instagram


★おまけの話★
草加駅から3駅なので、ワークショップの帰りには「草加せんべいを歩く」を一人で敢行。
こちらも思いがけず充実の日光街道歩きで楽しかった(笑)。

別件ですが。
この夏も「わがし甘党の会」を開催する予定です。
予定では昨年同様、7月下旬の土曜日。会場決定後にお知らせしますので奮ってみなさまご参加くださいませ。




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posted by あんころりん at 17:26| 東京 ☀| Comment(4) | 甘党ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このあんこ食べてみたいな〜。上生菓子はどうしてあっさりスッキリなので、小豆好きとしては時々寂しい思いをしますが、これなら濃いあんこでしょうね。だから、和三盆でも負けないのでしょう。
Posted by 大食倶楽部 at 2018年05月29日 21:03
大食倶楽部さん
和三盆糖を知り尽くした方が使っているせいか、独特の美味しさがあります。
そう、ワタシの場合、上生菓子はこしあんが続くとどうしても飽きてしまって。なめらかでも全粒あんだと満足感が高いです。最中のあんは呑みたいくらい(笑)。そして瓶詰め餡のツブツブ感がまたよくて。
Posted by あんころりん at 2018年05月30日 06:05
蒲生! 草加!
全然縁のない土地です。
でもなんだか素敵なお店とお菓子ですね。
あれ、最近和菓子の新店舗、増えてきた気がしませんか。

西荻窪のイベントも興味津津でしたが、都合悪くて残念でした。
Posted by kozue at 2018年05月31日 15:41
kozueさん
こちらは爽やかな風が水辺を渡って、内陸の共同住宅とは感じられませんでした。お菓子もごく上質なものばかりです。
そして草加の日光街道がまたまたイイのよ〜。続けて行っても楽しめます。

ポチポチと増えているので喜ばしいのですけど、その3倍、閉業しているのも和菓子店のツライところ。

まったくの別件ですが最近の西荻窪は楽しいお店が増えていて。韓国風の甘味を出すお店が好きでした。
Posted by あんころりん at 2018年05月31日 19:06
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