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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2018年06月24日

越谷「和三盆恵菓(わさんぼんけいか)」の昇り鮎と干菓子でプチ茶稽古

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昇り鮎 中に和三盆糖入り大納言粒あん 

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頼富博貴さんによる

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絶品!


恒例となった「和三盆恵菓(わさんぼんけいか)」のワークショップ。

今月は眼の前で作っていただいた和三盆糖の干菓子を・・・



●本文の後に「第3回わがし甘党の会」開催のお知らせがあります


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・・・各々が自分自身で点てた薄茶でいただく、という試みです。
ちなみに5月の様子はこちら→*

裏千家の鳴海彩詠先生による茶稽古の前は
前回同様、手始めにの先生によるお点前で
主菓子は特別調製の焼鮎。
こちらは、和菓子界のホープである店主、頼富博貴さんが特別に一枚ずつ手焼きしてくださった、店頭販売のないもの。
とらや出身の頼富博貴さんのプロフィールの詳しくはこの記事で→


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岐阜出身の鳴海先生が設えたお軸も“長良川の鵜飼い”を詠んだ芭蕉の句がテーマ。
そして、このワークショップだけのために焼かれた鮎の生地に使われたのも“岐阜産”小麦薄力粉。
中に包まれた求肥には和三盆恵菓独自の全粒裏ごし餡が練り込んであります。

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この焼き皮の鮎菓子が・・すばらしく美味しかった!
とりわけ感激したのは焼き皮の食感。
小麦粉生地ならでは適度な“ひき”(コシ)と風味が感じられ、鼻腔と歯が喜ぶ逸品。

岐阜産小麦粉と言えば味噌せんべいの最高峰「田中屋煎せんべい総本家」のみそ入り大垣せんべい(四つ折)が思い出されます。
ていうことは岐阜産小麦粉って和の焼き菓子に向くのだろうか。それとも技術と心の問題?
田中さんに詳しく伺いたいっす。(田中屋せんべい総本家HP

・・・閑話休題。
ともあれ、これほど美味しい焼鮎菓子は「谷中岡埜栄泉」以来であります。


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和三盆糖の打ち菓子実演で使われた木型は観世水。
和三盆糖は阿波の和三盆糖で、、つくりたてを美味しくいただくために通常より“しとり”(湿り気)を増してつくるのだそう。

熟練の技術者による打ち立ての干菓子。
ほろほろと口の中でほどける、とはこのことであり、目からウロコが落ちるほど美味しい、とっってもオイシイ!
ゆえにをいただくのはとても貴重な経験、嬉しいひとときです

なにしろこれまでに数回、自作を試みましたが、すごおおく難しい。
生菓子より難しいというか、ごまかしがまったく利かないのよ。

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鳴海先生のお手前はもちろん、まろやかで美味しく。
また自分で点てたのも、それなりに甘やかでオイシイものでした。
楽しいひとときはまたたく間にお開きに。

この日限定販売の生菓子「昇り鮎」もとても凝ったつくり。
和三盆糖入り大納言小豆粒あんを薯蕷煉切の清流で包み、
錦玉羹の若鮎が力強くのぼり、きらめく水も細ーくした透明の錦玉羹。
水の色は天然色素のスピルリナで、岩場の色はほんの少し砕いたカカオ豆(カカオニブ)を練り込んで作ってありました。

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なめらかな口あたりと柔らかな甘味は極上の菓子といってよいものです。



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新しいあんディップ“ごまあん”、6月限定のふりだし(和三盆糖干菓子)“珈琲”も購入して、
草加せんべい屋さん“米重せんべい”を目指した、雨の土曜日でした。



ブログ内関連記事
越谷/和三盆 恵菓のあんディップと上生菓子


和三盆恵菓HP
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●昇り鮎:砂糖、大納言小豆、手亡 山の芋、和三盆糖、寒天、カカオ豆、スピルリナ、


・・・・・・
◎第3回わがし甘党の会 開催のお知らせ
今年の夏も参加者を募集します!
昨年の第一回開催の模様はこちら→をご覧ください。

参加をご希望の方は 
yuki-ssg●qg8.so-net.ne.jp の●を@に変えたアドレス宛に
お名前、連絡先、メールアドレスをご記入のうえ、6月30日までにご連絡をお願いします。
開催日時など詳細については下記の開催要項をご覧ください。

・・・・・・・・・
●第3回「わがし甘党の会」 開催要項
・日時 2018年7月28日土曜日 18時20分〜20時半頃まで(会場使用開始は17時半〜撤収は21時)
・場所笹塚区民会館 和室
・都営新宿線直通 京王新線「笹塚駅」より徒歩10分程度
・渋谷駅からバス=「笹塚中学」バス停より徒歩2分
・テーマ:2000円以下の手みやげ(ばらまき用、和菓子限定)
・ご持参いただくもの
@テーマのお菓子
Aご自分用の(紙皿、トレイなど)と楊枝orフォーク(黒文字、箸etc)など(お菓子を分ける際に使います)
・参加費 1200円(会場費、会で提供するお菓子代を含む)。

@の今回のテーマについて
『2000円以下の“ばらまき手みやげ(和菓子限定)”』
こちらを当日ご持参ください。2000円以下ならいくらでも構いません。


仕事先、あるいはちょっとした集まりに、数人で気軽につまめるような手みやげを持参したい。
とはいえこのご時世、予算は限られている。
となると、かわり映えのしないいつものアレだったり、和菓子以外の選択に落ち着いたり。
そこで気軽で美味しい和菓子の手みやげ情報を共有しようというのが趣旨です。
予算が限られているから難しいでしょう(笑)。でもゲーム感覚で楽しく悩んでくださいね。
参加人数分をお持ちいただく必要はありません。

※ご不明の点などがあれば下のコメント欄へ書き込んでくださいね。

追記:今回も会からのお菓子をご用意致します。予定はあの名店の水羊羮。
ではでは、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
夏だけど、和菓子!


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【和菓子、洋菓子、パンの日記の最新記事】
posted by あんころりん at 12:21| 東京 ☀| Comment(2) | 和菓子、洋菓子、パンの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よく肥えた焼き鮎、美味しそうです。
打ち菓子と共にテーブルに並んだ感じが、川をのぞいているように見えますわ。

それにしてもこの「昇り鮎」かっこいいですねー。素敵!!
Posted by kozue at 2018年06月24日 17:51
kozueさん
>川をのぞいて
さっすが〜
店主は、テーブルを川に見立て、鮎が泳ぐように配置しているようでした。さり気なさがおしゃれでよかった。
昇り鮎の意匠、すごく独創的でかっこいいよね〜。
Posted by あんころりん at 2018年06月25日 17:41
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