宮大工による本店店舗
大納言小豆びっしり
自家製小豆あんと餅米を搗いた黒豆大福。春はいちご大福も
昭和6年創業の千草庵。
風格ある数寄屋造りの店は・・・
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・・・横浜大空襲で焼き尽くされた当地に、
戦後、初代が宮大工と共に再建したものなのだそう。
その初代は文芸の多岐にわたって造詣が深く、茶の湯を嗜んだことが、“茶席菓子の千草庵”としての礎となっています。
創業から85年経った現在は三代目の悟さん、ちよみさんご夫妻が菓子づくりを担っています。
ちよみさんは赤坂塩野で修行を積んでおり、上生菓子にはその影響が感じられます。
5月の上生菓子。かるかんとあっさりとした羊羹の間に青豌豆(うぐいす豆)。
そして伝統的製法でつくる朝生菓子も好いのだ。
豆大福、いちご大福などの餅モノは餅米から、
おだんご類は上新粉から、どちらも蒸して搗いたホントのお餅とおだんご。
歯ごたえの好い餅菓子たちは通年調製しています。
5種類ある煉羊羹は県の指定銘菓となっており、店の看板でもあります。
先日のわがし甘党の会では白小豆の鹿の子豆を使っ白小倉羊羹“葉がくれ梅”をお出ししています。
こちらも悪くないのですが
ホントに召し上がって欲しかったのはこちら
“ぬれ大納言”。
北海道産大納言小豆をふんだんに使ってまとめた棹物です。
とてもあっさりとした甘さなので、超高温期の8月はお休みだったのです。
そうなの、日保ちしなさそうに豆がどっさりでしかも甘さはとっても控えめなのだ。
蒸しきんつばに近いけれど、製法が異なるようです。
なるほど“きんつば”ほどの密着感はなく“大納言寄せ”ってほうがイメージ近いかな。
一本が一般的な煉羊羹の半棹ほどの大きさなので、
大納言小豆好きなら、一本イケちゃうかも。
信じられないほどのお手頃価格というのも、小豆好きにはたまりません。
夏は自家製あんみつを販売しているので、そちらも気になっています。
◎千草庵
・ぬれ大納言:1本750円:北海道産大納言小豆、砂糖(グラニュー糖)、小麦粉、片栗粉、米粉、膨張剤
★おまけの話★新子安駅周辺というのが、商店街が充実していない(著しく)のにも関わらず、
和菓子のお店が3店ある、という不思議な街。
(その理由はこちらの“おまけの話”を読んでいただければ)。
なので、ここでプチ和菓子屋巡りをした後、同じJR根岸線で中華街まで足を伸ばしミートフレッシュで台湾甘味に舌鼓を打つ、というのが密やかな楽しみになっています。きょうは涼しいのでウチでぜんざい炊いたけど。
そして。
今年も茅ヶ崎パン祭りを開催します!
2018年10月28日(日曜日)
茅ヶ崎市中央公園にてT0〜15時頃
湘南の選りすぐりパン屋が35軒ほど集合する、レアかつ楽しいパンフェスです。
昨年のHPでは大好きなべつばらドーナツやブーランジュリ リュミエール・ドゥ・ベーを始めとするお店の紹介文を担当しています。
パン好きはぜひ、お近くの方もそうでない方もぜひ来てね。
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なんてステキなお菓子なんでしょう!!
ぬれ大納言は 小豆好き必殺の逸品です。よかったらご案内しますよー。あ、ミートフレッシュは石川町駅なのお間違えないように。
ミートフレッシュ日本のお店は赤羽が最初だっけ?コアビルの前にトラック!ってすごい。
kozueさんが豪快に丸かじりするとこを見たいわー
豆の味がストレートに感じられるこちらのお菓子はとってもとっても美味しいです。そして、羊羹よりも、遥かに好みの味でした。
ということで一度こちらには伺ってみようかと思います。