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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2018年10月24日

リニューアルしたとらや赤坂本店 おいしくなったあんみつと“二見潟”

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10月1日、無事オープンした地上4階の赤坂本店
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本店限定「二見潟」
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あんみつ 小サイズ
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虎屋赤坂ギャラリー


10月1日にリニューアルオープンしたとらや赤坂本店。

今月に入って3回訪れ、
初回は菓寮へも立ち寄ってきたので・・・

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・・・その話を少し。


改装に入ったときはどんな高層ビルがそびえ建つのだろうと想像していたけれど
内藤廣氏設計による店舗は地上4階、地下1階。
丸みを帯びた建物になり、ビルというより“ひとつのお店”という印象です。

1階エントランスは予約品の受け取り場所。
2階の販売フロアに行かなくても受け取れるので
すごーく急いでいる人にとっては便利かもしれないけれど
いつも、品物を用意する間にショーケースや書籍類を眺めるのが好きだったワタシはなんだか寂しい。

この日も予約していたけれど、先に販売フロアを見たいと伝えると
見ている間に2階のレジまで品物を持ってきてくださいました。さすが。

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予約していたのは一般販売のない限定の栗菓子「山路の秋」。8月販売のささ栗と異なり栗の毬は新栗のあん

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この秋に新発売の小形羊羹 新栗 箱のイラストは内藤廣氏

さて
1階から2階に変わり、以前よりグッと明るくなった販売フロア。
吉野の檜を使った天井が、いまにふさわしい落ち着きある和らぎを醸しています。
建て替え前は隅の方で近寄りがたかったオートクチュールコーナーも開放的に広々としたスペースになり
ショーケースの対面販売中心から、自由に見て歩き廻る売り場、にシフトチェンジした印象です。

こちらで10月いっぱい販売している赤坂本店限定の生菓子はリニューアル記念の「二見潟」。

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材料表示も変わり、栄養成分も表記。二見潟(50g)は141キロカロリー、脂質ゼロ。



菓銘の“二見潟”とは
〈現在は二見ヶ浦の名称で知られる)古来景勝地で
伊勢神宮参拝の折にお清めをする場所だったのだそう。

煉製、つまり煉羊羹生地がベースのお菓子は、朝日がのぼる伊勢湾に二艘の帆掛け船を浮かべたシンメトリックな意匠。
二見興玉神社の沖合にある夫婦岩を見立てているのだそう。


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帆掛け船の白い部分は卵白を使った淡雪羹。
100%煉羊羹でなく、淡雪羹が入ることで、軽く優しい口あたりになっていました。
初出は大正7年、そのときも舟が淡雪羹だったのかどうかは定かでありませんが。



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菓寮


次に
かつて地下だった菓寮は3階に。やや秘密めいた(笑)前の菓寮とはエントランスからして別モノ。
たっぷりと外光の入る店内フロアからも眺めがよく
しかもテラス席まである。

それはつまり、東宮御所を前にして外に席を作ったということ。
これは驚きです。
赤坂警察のすぐ隣とは言え、
とらやは誰にでも開放されたお店。IDカードなんて要らないもんね。
“即位礼正殿の儀”やオリンピックを前に警備関連がさらにさらにうるさくなった昨今、よくもテラス席が許されたものだと。

別な意味でも画期的ではなかろうか。

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それはさておき。
高い天井、大きな窓から差し込む自然光、窓の向こうに広がる御所の緑。
新しい菓寮はたびたび通いたくなるステキな甘味処です。

メニューのほうも変更が見られ、
秋に本店で食べるのが楽しみだった“栗あんみつ”はなくなっちゃった〈ミッドタウン店etcで提供)。

そのかわり、というわけでもないけれど
菓寮に隣接した“御用場”(調製室)で焼いたばかりの“残月がいただけます。
しかも販売用とは異なり、餡の煉具合がゆるく、甘さもほどほどの特製とのこと。
これはぜひいただきたい(→このかんじ御殿場の工房を思い出させます)。
ちなみに焼いたばかりとはいってもすり蜜は生地を冷ましてから塗るため、ホカホカに温かいわけではありません。
そして、この御用場の様子は、ガラス越しに眺めることもできます〈時間によってクローズ)。


さんざ悩んでこの日は“あんみつ”小サイズをチョイス。
とらやのあんみつはさまざまなトッピングが楽しいのだけれど。
リニューアル菓寮のあんみつは、ものすごく美味しくステップアップ。
すごいぞ、とらや。


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あんみつ〈小)
仕上げは新栗の蜜漬け、栗羊羹、黒糖琥珀羹、琥珀羹、羊羹、花豆、赤えん豆、粟(あわ)羊羹など。和菓子の本筋をいく彩り
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黒みつを本店菓寮では水飴を使わずに。



毎年、この時期恒例の栗羊羹をダイスカットしたものも、ちゃんと乗ってて嬉しいのですが、
驚いたことに以前からあったダイスカットの煉羊羹が柔らかくなって甘さもほどほど。
ぐっと美味しく変わってます。
しかも!黒蜜がサラサラ〜。
和三盆糖蜜はなくなっちゃったが、黒蜜がすっきりした甘さで呑めそうなほどさらり。
訊けば本店菓寮の黒蜜には水飴を加えずに仕上げているのだそう。なるほどやはり。
さらにそのうえ!、こし餡〈御膳餡)も微妙に変わっていて、口どけよく以前より甘さも控えめ、フレッシュな味わいなのです。


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じつは甘い物をどっさり試食した後だったこともあって、
チョイスに迷ったのだが、最後までとっても美味しくいただくことができました。
角切り寒天も変わったのかは定かではありません。

フロアスタッフの方に、(餡がすっきりした甘さで美味しくなったように思います)と話したところ
我が意を得たりというレスポンス。
訊けば本店菓寮のあんは販売用と変えているのだそう。なるほどやはり。

こうなると、小倉しるこも楽しみです。



地下の赤坂ギャラリーでは「とらやの羊羹デザイン展」を12月まで開催中。

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片瀬在住者としてめっちゃうれしか〜〜


これがかなり見応えがあり、ワタシは一度で見きれなかったので再度、再々度、通うつもり。
マイアイドル“寅多ティティ”も顔を出してます。
が、その話も長くなるので、次の機会に。

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お詫びは寅多ティティから♪


そうそう
私の記憶に間違いがなければ、営業時間が短くなって
以前は平日20時までだった販売は8 時 30 分〜19 時(平日)、9 時 30 分〜18 時(土日祝)。
菓寮は11時〜18時30分(平日)、11時〜17時30分(土日祝)
ギャラリーは以前と変わらず17時半まで。

販売と菓寮は仕事帰りに立ち寄るのが難しくなっちゃいましたね。

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らぶりい♪な「仔犬」と「飯沼餅」2種。こちらも一般販売のないお菓子、すみません




★おまけの話★
@かつて、代々木にあるマンション7階の1室、角部屋を事務所兼住まいしていたことがあります。
そのとき、平成元年の即位大礼の数ヶ月前に、警察だが機動隊だかが(どんな輩が住んでいるのか)チェックしにやってきて、実際にベランダまで出て、皇居との位置関係を見ていった。
「へーテロとか、アブナイことやりそうなヤツか、とか、いちいチェックするんですかー」と尋ねると、苦笑いしてたけど、軽く肯定していたんですよね。いっったい何件廻るのだろうと思いがけない厳重警備ぶりを知ったのでした。
という経験から「御所前テラス席許諾びっくり」の一文になったというわけ。
都内に住んでるといろいろあるけど、江ノ島もオリンピック会場になるので、駅の駐輪場も移動になったりとかいろいろありますのよ。やれやれ。
A28日、次の日曜日に「第2回茅ヶ崎パン祭り」を開催します。
湘南のパン屋が一同に会す絶好の機会です!
お近くの方もそうでない方も、ぜひお越しください。
ワタシも目立つ格好をしてウロウロしてますので、気軽にお声かけください。
パン屋さんも一部前半、後半で変わるので、朝イチでなくても楽しめるはず、です。
よろしくお願い、ぜひぜひ来てね〜。



とらや
とらや赤坂本店リニューアルオープン
二見潟:砂糖〈国内製造〉、白小豆〈福とら白)、寒天、卵白、クチナシ色素、コチニール色素



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posted by あんころりん at 15:16| 東京 ☀| Comment(4) | 和菓子、洋菓子、パンの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わーい、気になっていたのですよー。
記事にしてくれてありがとうございます!!
二見潟、キレイだ。羊羹展も見たいし。わたしも行かねば。
Posted by kozue at 2018年10月24日 15:49
kozueさん
はよいけ〜(笑)。
羊羹展は派手さはないけど、ものすごく興味深い内容がてんこ盛り。撮影OKなので、すべて撮影したいくらいです。
そうだ、書き忘れたけど羊羹展の羊羹を棹で販売。それが10日ごとにチェンジするので、すぐなくなっちゃうのよ
Posted by あんころりん at 2018年10月24日 20:00
確かに、さすが、とらや、胃袋をつかんで、場所の利確保!甘さ控えめという表現が目立つということは本当に全部控えめになったのですね〜。とらやは昔から甘さが苦手で。。。なので、今度は普通にいけます。と言っても、実はお赤飯狙いですが。。。(笑)
Posted by 大食倶楽部 at 2018年10月26日 08:21
大食倶楽部さん
控えめ、というかほどほど(笑)
強烈な甘さではないかから、
上質であることをしっかり堪能できます。
蜜が美味しいので葛きりも良いかも。
赤飯などおこわ類は美味しくて、栗ごはんは超オススメよ。
Posted by あんころりん at 2018年10月26日 09:25
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