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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2019年01月10日

第4回わがし甘党の会 その4 “年忘れどらやき比べ”のご報告

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年をまたいで、昨年12月に行った“第4回わがし甘党の会〜年忘れどらやき比べ”のレポートです・・・


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・・・

この日に参加した20名の和菓子好きによる“どらやき比べ”。
選りすぐり7店のどらやきを味わい、それぞれ1〜7番目まで好みの順番を決めていただき、その結果を集計してみました。


で、最初は先入観なしに召し上がっていただくべく、
店名がわからないよう、1/2にカットしたものをラップで包み。識別はカラーシール。
それで、各自の好みをあらためて認識できたらな、という目論見でした。


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風間商店の大どら焼は6等分に
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店名なしでプレートと同じカラーシールを貼って識別
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当日の進行は前半に自己紹介、後半でどらやき比べ。
なので、ある程度お腹は満たされた状態、で行われました。


さて、この日に連れてきたピチピチとれたての精鋭どらやきは。

上野うさぎや
日本橋うさぎや
清寿軒※
すずめや
お茶の子まめ
菓子こよみ
風間商店

以上7店
(※阿佐ヶ谷うさぎやは第3金と土曜日休業(泣)、雷門おがわは営業継続有無を未確認)。



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日本橋うさぎや
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清寿軒
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上野うさぎや(※2008年撮影)
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すずめや
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お茶の子まめ
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菓子 こよみ
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風間商店


ですが、清寿軒が当日臨時休業(くーっ!)のため前日の調製品。なので公平ではありません。
参加者全員、楽しみながら、しかしとっても真剣に味わっていました。
それぞれが悩みに悩んだ、どらやき比べ。

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上左から 風間商店(大どら焼)、お茶の子まめ、すずめや
下左から菓子こよみ 上野うさぎや 日本橋うさぎや 清寿軒(大判)




じつに興味深い結果となり、
・・それぞれの得点数はかなり拮抗してました。

ここであらためて、今回の七人の侍どらやきについて
それぞれ、単独でいただけば「これ最高〜〜」と歓喜するであろう、“甲乙つけがたいハイレベルどら”であることをお伝えしておきます。


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風間商店 お茶の子まめ すずめや
こよみ 上野うさぎや 日本橋うさぎや



まずは“糖度”について
翌日になりますが、それぞれの餡を糖度計で測定してみた結果がこちら。

上野うさぎや  51.6
日本橋うさぎや 52.75
清寿軒     56.5(※前々日調製品)
すずめや    51.1
お茶の子まめ  45.9(※2回目以降は糖度低くて計測不能)
菓子こよみ   48.0
風間商店    49.4

今回使用した糖度計は「ATAGO.PocketPAL-2」。
それぞれ2〜3回ずつ計測した平均値になります。
何せ素人が使っているのであくまでも目安として見てね。
それに一日、皮に挟んで置いた餡だから、焼皮との浸透圧による相互作用も考えられます。

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風間商店 お茶の子まめ すずめや
こよみ 上野うさぎや 日本橋うさぎや 清寿軒

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こよみ
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風間商店
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上野うさぎや
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日本橋うさぎや
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お茶の子まめ
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すずめや
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清寿軒


これも人によってさまざまで、
餡単体の甘さとは関係なく順番をつける方もあれば、糖度低めどらを好む方もいるし、どちらかと言えばしっかりとした甘さ(と言っても、全体に甘さ控えめ)を好むヒトもいました。

お菓子はパーツではなく、全体のまとまり方によって各人の好みが決まるってことでしょう。

つまるところ、お菓子って好みだもんね。
言ってしまえば身もフタもないけど、単なる順位づけは無意味とも思えます。


ある人にとってはたまたま7番目であっても、あるひとにとっては1番であったり(ワタシの1番も、ある人にとって7番でした)。
日々の食生活によっても、例えば外食中心なのか、手づくり玄米食か、パン主体か、酒呑みかなどなどによっても好みは異なるでしょう。

また餡に比重が高い甘党もいれば、バランスのよさがポイントの甘党も、
あるいは餡はそれぞれの美味しさがあるので最終的判断は焼皮の好ましさ、って甘党もいるでしょう。

そして、いずれのどらやきも、誰かにとっての“1番好き”となっていました。

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後列左から風間商店、お茶の子まめ、すずめや 前列こよみ 日本橋 上野 清寿軒


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日本橋うさぎや

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清寿軒

なので、この日に下位であっても、
天候や空腹感など条件次第で翌日には逆転、なんてことも十分有りえることですし、
点数=絶対的な評価でないことも明らかです。個人的に好きな順番つけただけだもん。


読んでくださる方の多くは
単純に順位イコール評価に結び付けないと思いますが
ともすれば数字に囚われてしまいがちですので、そのへんを鑑みつつ楽しんでほしい。

なお、一人の持ち点を28点として同率順位は0,5点を減点しています。
(ex:1番=7点 同率1番=6.5点 同率順番の後は1位繰り下げ)

てなわけで。


1番 すずめや
2番 お茶の子まめ
3番 上野うさぎや
4番 菓子こよみ
・・・


「ガビーン!」衝撃を受けたヒトもいるでしょうね。

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お茶の子まめ
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こよみ
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風間商店


意外にも鉄壁と思わわれるうさぎや系列、清寿軒ではなく、新世代?のすずめや、お茶の子まめが1番、2番で、こよみも上野うさぎやさまに拮抗する健闘ぶり。

おもしろいことに
1番は少なくても大半で2,3番を保持しているどらもいれば、
1番が多くても7番も多い、アップダウン激しいローラーコースターどら、もいる。


それから参考までにお茶の子まめ、菓子こよみは皮生地に国産小麦粉100%使用、
という点が個人的にはもっとも興味深く、翌日の影響(落差)も国産粉のほうが少ないように感じました。

どのどらやきも翌日いただいた印象は前日と変わっていたので、たとえ賞味期限内であっても食べるタイミングによって
“好きの度合い”は変わるでしょうね。


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今回のどらやき比べに関しては参加者それぞれが、自身がどこにポイントを置いているかを再確認したことが一番大きかったようです。
ワタシ自身も“何にウェイトを置いていたのか”を認識を新たにしたのが収穫でした


でも、なんだかんだ言っても、どれもとっても美味しかったなあ。
誰かが仕切ってくれるならもう一度味わいたい。

名どらやきを7つ、一度に並べていただくことができるのはこの会ならでは。



その美味しさ、たのしさを共有できたことが幸せでした

ま、ハナから順位付けをする気も、ブラインドテストをする気もなかったので。
甘党による甘党だけの贅沢な娯楽に浸ったひとときでした。

あらためていらしてくださったみなさま、ありがとうございます。


*各店URLとどらやきのデータ
上野うさぎや:・どらやき:砂糖 小豆(十勝産) 小麦粉〈数種類ブレンド) 全卵 ハチミツ〈レンゲ) 水飴 膨張剤: 消費期限 製造日の翌日:205円
・日本橋うさぎや:どらやき:小豆、砂糖、小麦粉、卵、蜂蜜、重曹(膨張剤)☆2006年4月時測定の体重:約116g〜136g、糖度Brix約53.5%:210円
清寿軒:卵、砂糖、小麦粉、小豆、重曹、はちみつ、みりん:220円
すずめや:砂糖(変わっていなければグラニュー糖)、小豆(変わっていなければ豊祝)、小麦粉、卵、蜂蜜、重曹(翌日まで):200円
お茶の子まめ:どらやき:
砂糖、小豆、卵、小麦粉、清酒、はちみつ、みりん、麦芽水飴、寒天、膨張剤:200円
菓子 こよみ:小豆(北海道産豊祝)、砂糖(上白糖、グラニュー糖)、国産薄力粉(2種)、卵、蜂蜜、水飴、みりん、重曹:172円
風間商店:大どらやき:580円


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posted by あんころりん at 00:00| 東京 ☀| Comment(6) | わがし甘党の会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは、これは、これは!行きたかったなあああああ。涙。二日目だとこちら、とか、その日でも自分の体調、天気、作り手の体調など、単純なものであればあるほど、逃げがないので、本当に和菓子は面白い。
Posted by 大食倶楽部 at 2019年01月10日 08:16
自分の好みの傾向が確認できて、たいへん有意義でした。
また、自分の一番と全体の一番が同じものだったので、ちょっと安心しました。和菓子の情報を発信する際に自分の好みと世間の評価がおおきく異なってはいないだろうかと、いつも気にかけているので。
Posted by 和三坊主 at 2019年01月10日 09:15
大食倶楽部さん
今回は残念でしたね。次回も何か楽しい企画が建てられる立てられるよう考えます。
いちおう順位付けしたけれど、ほとんど偶然みたいなかんじ。清寿軒は不利過ぎた、ってお店には関係ないけどね。
>和菓子は逃げ場がない
なにせ材料も製法もシンプルこのうえない。
伝統的な製法であれば乳製品は油脂など入らないから、ごまかしようがないものね。
そこが魅力なんだでしょう。
Posted by あんころりん at 2019年01月12日 11:50
和三坊主さん
あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願いお願いします。

それはよかった、企画がお役に立てたならよかった、嬉しいです。

>いつも気にかけて
さすが、長年、情報発信されてらっしゃるだけありますねー。
マイノリティを自認しているので、それを考えることは皆無でした。勉強になります。
Posted by あんころりん at 2019年01月12日 11:56
とても面白くて楽しい企画でした!
どら焼き並んだときは思わず「バカなの!?」と言いましたけど(笑)

それにしても和三坊主さんのコメントにはわたしも感心させられました。ええ、もちろんマイノリティを自認してますから。
Posted by kozue at 2019年01月18日 22:37
kozueさん
師匠に楽しんでもらえたとは光栄です。
>バカなの!?
なにごとも俯瞰で見るのは大切。っていうかどう考えもバカだよね〜。

マイノリティ度、kozueさんのほうがワタシよりちょいマシでしょう。
あくまでもちょいマシ、ってレベルだけど(笑)
Posted by あんころりん at 2019年01月20日 20:55
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