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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2019年03月23日

北鎌倉 菓匠こまきの 3月半ばの生菓子 

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こまき で3月半ばのお菓子を注文・・・



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・・・しました。

毎年、こまきでは桜餅の調製が3月3日まで、というのが通例。


昨年の3月は桜餅をいただいたので、今年はほかのお菓子をお願いしました。

前週に決まったかどうか訊いたけれど、どうやらギリギリまで未定。
ずっと前に、桜餅のすぐあとにわらび餅を作っていたのを思い出し、リクエストしたのだけれど、
現在は思うような本蕨粉が、見つからないので作っていない、というお話でした。



当日を楽しみに、仕上がったお菓子がこちら。

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早蕨です。

春の芽吹きを思わせる若草色が、目にも鮮やか。
草萌えいづるころの晴れ晴れとした気持ち、へと連れていってくれる。

お菓子一つで、一瞬にして取り巻く世界を塗り替える。
すばらしい。

口にいれると
それはそれは柔らかな、そしてなめらかな練りきりでした。



なかは小豆こしあん。


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いままでこまきでいただいた煉切のなかでも、とびきりおいしいように感じました。


茶席用を主にする「こまき」では、生菓子は予約制でミニマム6個から。


今回は16個注文して、
(いつもは分けずにまとめて詰めてもらうのだが)
10個と6個に分けて詰めていただいたのですが・・・これがイケなかった。

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菓子をいただく段になって、はて?
どうやって最初のひとつを取り出そう・・。
下手にキリのいい数にしたから、箱に隙間なく収まっているのだ。

底に薄い経木が敷かれているけれど、それを持ち上げるのは至難の技。

きんとん箸を使ったけれど、とにかく繊細で柔らかいので
箱から出すときに必ず箸跡が残ってしまいました。

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越後屋若狭の詰め方だと(こんなかんじなので)取り出せるのだけれど。
こまきは箱にぴっちりと収まっているので、箱を壊すしかないが、それもリスキー。

というわけで、取り出して懐紙に載せた個体はすこし跡があるのです。
繊細で柔らかいことの証だから、まあ良しとしましょう。

最終的に消えてなくなるお菓子ですから。
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こまきの小豆こしあんはとてもとてもおいしい、と再認識した3月半ば。


菓匠 こまき
早蕨:2019年3月16日 ひとつ367円 6個から




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posted by あんころりん at 11:56| 東京 ☁| Comment(2) | 甘党ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふふふっ。開けたときは、みっちり並んでいるとちょっとワクワクしちゃうけどねー。
箱を壊して取り出す、とは思いつかなかったかね?(笑)
Posted by kozue at 2019年03月29日 10:44
kozueさん
もちろん、最初にそれを考えた。。が、結構頑丈な(折りたたみでない厚紙)箱だったので、お菓子ごと壊しそうであったのだ。デストロイヤーあんころりん。
そしてステキなおはがきインビテーションありがとう〜〜〜
Posted by あんころりん at 2019年04月03日 16:42
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