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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2019年05月17日

日本橋 ときわ木の 黒糖の上生菓子

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新作“千代田もち” と 生よもぎを使った“草だんご”

ときわ木の黒糖を使ったお菓子・・


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・・と、いえば“黒饅頭”。

山芋をたっぷり使った薯蕷生地で波照間産黒糖を使った餡を包んだ真っ白いお饅頭。
こちらは通年のお菓子で、ファンも多い。



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てゆーか。
ファンが多いから通年のお菓子になったのでしょうね。






千代田もちIMG_6660.JPG
手前が千代田もち
草だんご は上新粉生地に生よもぎ(冷凍)をたっぷりと混ぜ込んだ柔らかなおだんご、中は粒あん



昨年、創製された5月の上生菓子、“千代田もち”も波照間産黒糖が利いています。
お店が「千代田橋」の傍らにあるので“千代田もち”としたのでしょう。
でも
矩形なのに、もち?

不思議に思いましたが、本蕨粉ベースに寒天を使っているのだそう。
つまり“本蕨粉もち” なのですね。

どこを食べてもプルプルとした口あたり。

コクのある、それでいてすっきりとした黒糖の風味がブワッと広がって。
仕上げにたっぷりかけたきな粉も
ほどほどの煎りなので豆の香りも高くて。

さすが、ときわ木流の本蕨粉もちってかんじ。

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上生菓子のわらび餅と言えば、
こしあん玊をうすーい本蕨粉生地で包んだ、とろっとした口あたりの饅頭タイプが主流ですが。

だがしかし
ワタシとしてはあんなしで本蕨粉生地部分主体のほうが、好ましい。だんぜん。


とゆうわけで
“千代田もち”は理想的とも言えるバランスの本蕨粉のお菓子です。


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“岩清水”も本蕨粉と寒天をあわせたプルプル系の生菓子です。

こちらは一昨年、月刊誌「クウネル」でもご紹介していますのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。

丁寧に炊かれた小豆粒を混ぜ込んだ、シンプルな見た目ですがこちらも調和のとれたお菓子。
舌触り、のどごし、甘さ。


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岩清水 本蕨粉と寒天をあわせた蕨羹

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五月雨 紅くそめた小豆あんのそぼろが珍しい 錦玉羹

記憶が正しければ
岩清水と五月雨は6月に入っても調製してたようなので、
梅雨時などはいただく直前に冷やして 涼しさをよぶ茶菓としても上等です。


千代田もち と 岩清水、どちらもおいしい蕨粉のお菓子です。



せっかくなので、ほかの5月の生菓子の画像を上げておきます。

あんずもちIMG_6653.JPG
こなしにこしあん入りの 草の露 
自家製白あんに杏を練り込んで求肥で包んだ“あんずもち”
白い求肥でこしあんを包んだ “春がすみ”







・千代田もち 280円 黒饅頭 280円 岩清水270円 (絶品)もなか150円
あまりにお手頃・・


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