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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2019年05月31日

川口屋の 5月の上生菓子 ぬれ燕 岩清水

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岩の間に湧き出す冷たく澄んだ水底に、沈む小石は備中白小豆
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梅雨どき。雨に濡れそぼる小さな鳥


「川口屋」の創業は元禄年間(1688〜1703)、
上がり羊羹で知られる創業1854年『美濃忠』よ・・

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・・りも さらに古く
すでに300年以上の歴史ある老舗です。


お店は名古屋の繁華街・・三越やら丸栄やらの百貨店が並ぶ栄町界隈の伊勢佐木通り沿い。
呑み屋なども多く、歓楽街っぽさの漂う、そんな街中にあります。


そのせいか、夏の暑さが厳しく、
(このあたりの実際の気温は天気予報以上でしょう)と女将さん。


だからでしょうか。

5月にして錦玉羹が充実しています。
上質でそして、とてもおいしい。


そのひとつ
“岩清水”もただの甘い寒天ではありません。

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岩の間から湧き出す清らかで澄んだ水を寒天で、

水底の小石を鹿の子豆で見立てた、
目にも耳にも涼やかな錦玉羹。

短く切りそろえた笹の葉を添えています。

蜜漬けにした鹿の子豆は備中白小豆と丹波大納言小豆、もちろん自家製です。

適度に歯ごたえを残して炊かれているのですが、

黒文字で難なく切っていただけるように
寒天と豆の柔らかさが揃っているので食べやすい。

茶席の御用が多いお店ならではの細かい配慮があります。

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ほんのすこーし うっすらと翡翠色を流し入れた意匠も、奥ゆかしくて涼しげ。




5月の定番“ぬれ燕(ぬれつばめ”)。


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奄美大島の黒糖を入れた寒天を茶巾しぼりにした錦玉羹。
中はこちらも丹波大納言つぶあん(つぶしあん)。
やや固めに炊いています。
餡にも黒糖が滲みて、あたかも大島餡のような味わいです。


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和菓子の銘としてはポピュラーな“濡つばめ”。
春の季語で雨に濡れそぼるツバメのことですが、
いまは俳句のほうではあまり使われていないようです。

菓子に残る美しい雅語。
つくってないけど。ただの食べるひとだけど、なんとなく誇らしい。


あ、人気の水羊羹も始まってました。
そちらは次の機会に。

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このブログの川口屋
2016年 川口屋の栗
2015年の川口屋 亥の子餅
2012年
2009年
2010年
2009年椿餅と一幸庵


●川口屋
名古屋市錦3-13-12地下鉄栄西駅1番出口052-971-3389日祝第4土休9:30〜17:30
覚え書き
・岩清水:340円(込) 砂糖、寒天、丹波大納言小豆、備中白小豆、着色料
・ぬれ燕:340円(込) 砂糖 寒天 奄美大島産黒糖、丹波大納言小豆 


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posted by あんころりん at 11:51| 東京 ☁| Comment(0) | 近畿、東海(京都、大阪、名古屋・・) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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