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「和菓子wagasi」−東京のお菓子・菓子パンを歩く

2019年08月10日

とらや赤坂店の レモン入水仙粽と土用餅

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とらや赤坂本店で7月に限定販売されたレモン入水仙粽・・・・



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本店ギャラリーで開催中の とらや東京出店150周年記念「千里起風」展にちなんだ生菓子です。

近頃のレモンブームに乗っかった新作・・・ではなく。
大正時代の菓子見本帳にあるお菓子の復刻版で、初出は大正3(1914)年。

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当時としては“洋の素材をつかったモダンなもの”と考えられたようです。


大正3年はエポックメイキングな事柄が多く
東京駅が開業、東京大正博覧会が開催され、近代的デパートとして三越日本橋本店が開業するなど“近代的”代表選手が目白押し。

この頃が大正モダンの幕開けだったのでしょうか。

レモンは昭和40年代も“ティーンのおしゃれアイテム”だったのだから、“息の長い”トレンドだったのか?



さて
レモンピューレを加えた水仙粽。
葛粽もレモンもワタシにとって大好物。おいしくないわけがない。

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笹の香りもあいまって、涼風をよぶが如し。
爽やかな口あたりとのど越しです。

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好きだなあ。
葛粽って夏にもっともふさわしいお菓子ではなかろうか。



もうひとつの夏のお菓子は

土用餅。

今年は7月18日から“土用の入”7月20日まで販売していました。

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説明によると
「土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬の前の十八日間を指しますが、現在よく知られているのは、立秋の前の夏の土用。

土用の入りには、暑さ負けを防ぐため、砂糖や小豆入りの餅を食べる習慣があります」とのこと。

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そんなわけで和菓子屋では7月後半になると、土用餅あるいはあんころ餅がつくられます。
「第5回わがし甘党の会」でもシェフいなみがお持ちになったたねやの土用餅をいただきました。


とらやの土用餅は、黒糖入りの小豆こし餡で包んだ丸いお餅。

翌日にはしっかり固くなるお餅が好ましくって。コクのある黒糖あんは甘いけれどおいしい。半分でも充分満足できます。

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とらやの朝生菓子、あまりつくられることがないせいか
なんだか得したような気がするのはワタシだけでしょうか。

土用餅はワタシ的“とらやのお菓子ベスト10”入り。


とらや
レモン入り水仙粽:411円:
砂糖(国内製造)、葛、レモンピューレ
・土用餅:281円:砂糖(国内製造)、小豆、糯米、黒砂糖


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posted by あんころりん at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | とらや | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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