三重県津市のカステラ専門店からカステラを送ってもらった・・・
人気blogランキングへ

・・・
ご存知のようにカステラは和菓子。
南蛮菓子としてもっとも知られているカステラは、オーブンで焼く和菓子の代表と言ってもよいでしょう。
しつこく(カステラを洋菓子のスポンジケーキと混乱している人々があまりの多いので)書くけど、長崎カステラで名高い福砂屋も岩永梅寿軒も和菓子屋です。
カステラ専門店「デ カルネロ カステ」で調製しているのは地元の素材を主原料にしたカステラ“羊のカスティーリャ”だけ
現在は三重県津市の本店と大阪市内にある店、それぞれで1台1台、手作業で焼き上げているのだそう。
さてワタシが惹きつけれらたのはその材料↓です。
クリックで拡大
まず
小麦粉は三重県産あやひかり。
低アミロース系の薄力粉ですから、もっちりとした仕上がりが期待できます。あやひかりは伊勢うどんなどの麺類でも力を発揮するといわれるほど。
はちみつも使用してます。
三重県四日市市の川村養蜂場が作る百花蜜。
季節によって花が変わり味も変化するのだそう。
これまで米飴(糯米水飴)オンリーのカステラが好きで、はちみつ入りは避けていた。
このカステラは米飴(米粉、麦芽)とはちみつ両方を使っているけれど・・好み。
卵は三重県鈴鹿山麓の全卵(参考?)
(大阪店は香川産卵を使用しているようです)。
卵黄が味の決めて、なのだそう。
砂糖は上白糖ではなく鹿児島産粗糖。これはワタシも使っている。
精製されていない砂糖ですから色はもちろん味への影響も大きいと思う。
そして最後に白双糖(ザラメ)。
使われる材料はこの6点だけ。
もちろんバター、生クリームなどの乳製品や油脂は不使用ですし
ベーキングパウダーや重曹など膨張剤に頼ることなく、卵の力で膨らませているのですね。
あらためて
カステラはスポンジケーキでもマフィンでもなく和の焼菓子。
オーブンはカステラ専用とされる南蛮窯(七洋製作所製でしょうか)を使っているそうです。
じっくり味わいたいからと送ってもらうタイミングを見計らっているうちに、いっとき入手困難になっていたのですが、いまは1週間程度待てば(ワタシは5日後)送られてくるようです(後で知ったのだけど、リエミヤザワさんの婚礼記念の贈答品に使われてから、注文が殺到したらしい)。
お願いしたのは小サイズの“プレーン”。チョコカステラもあるけど、もちろんプレーン。
プレーンもチョコも数種類ある焼印から好みのデザインを選べます。
同じサイズでも焼印によってキューブ状にカットされます。
ワタシが選んだのは福田利之さんデザイン“カステラクッキング”。
オンライン画面では“キューブ”の表示がなかったけれど、実際は絵柄ごとキューブ状にカットされていました。
じつのところキューブの方が欲しかったのでワタシとしては問題ない。
てなわけで
本格的な夏の始まりに届いた羊のカスティーリャ。
収めてある箱はキューブカステラを一つ一つ取り出すのによく考えられていて、暑い夏の午後でも手早く取り出せるので助かります。
さっそく1キューブ食べてみた。
おいしい。好き、とても。
いかにも本格カステラらしい、しっかりとした焼き上がりですが、網の目のように気泡が入って口あたりはふんわり、もっちり。
たっぷりある底のザラメは敷いた(足した)ものと思われ、ほぼ溶けずにザクザクとしている。
ザラメ好きなので、ワタシはうれしい。ザクザクでもガリガリでも。
しかし。
家族はカステラそのものは美味しいのに、ザラメが大きすぎる、多すぎると残念がっていた。
曰く、
(ザラメがないのはつまらないけど、(カステラの)食感を邪魔するほどはいらない、自然に沈んだザラメぐらいがちょうどよい)と至極まっとうな感想。
後から足してもザラメがたくさんあるほうがうれしい、というワタシのほうが亜流だから、反論する気はありません。
添付のアドバイスに従って冷蔵保存すれば、ザラメはほぼほぼ溶けずに、最後までおいしくいただきました。
やはりワタシは、シフォン、パウンド、レモン、ロールのどのケーキよりも
本格カステラが好きなのでした。
ところで9月に松陰神社前に出店予定、なのだそう。
季節のカステラなども提供するカフェ、ちょっと楽しみ。
デ カルネロ カステ FB
人気blogランキングへ

【近畿、東海(京都、大阪、名古屋・・)の最新記事】
ならばこれはオススメよ。
大きい王子(いまは両方大きいけど)、甘いモノそれほど熱心じゃなかったけど、カステラ、それもザラメどっさりが好きなんですね〜。