明治20年創業、浅草三筋通りの「菓匠 榮久堂」と言えば “ソフト”がよく・・
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・・・知られています。
ふっくらとおいしいブッセで味はバター、ソフトママレイドの2種類。和菓子好きでなくとも手が伸びる焼菓子です。
でも。
“ソフト”ばかりでなく、榮久堂の焼菓子はどれもおいしい。
とりわけ“利休 小奴”と“胡麻求肥のぼりあゆ”。
どちらも個性的な和の焼菓子で、あれば欠かさずに求めます。それから“柳多留もなか”もね。
黒糖をたっぷりまぶした一口サイズのボーロのような“小奴”は家族の大好物。
おなじく好物である京都「御倉屋」の“旅奴”を彷彿とさせますが、球状の“旅奴”と異なり、円盤状というか小さな甘食型で、表面はややなめらか。
“黒蜜がけコイン”のようなルックスは食欲をそそります。
ちいさな焼菓子にくどさのない黒糖がふさわしく、平たいからこそ、のキュッとしまったような歯ごたえとサイズ感。後を引きます。
ひと袋に12個入り。絶妙とも言えるリピート必至の数。
まえに、胡麻求肥のぼりあゆを母の友人に差し上げたところ、(こんなにおいしい鮎焼きははじめて、また買ってきて)と頼まれたほど。
再びお持ちしたのだった、と思い出しました。
そんなのぼりあゆですが、まず調布生地。
しなやかさが際立ってます。
ただ柔らかいだけでなく、きれいに薄く焼き上げているのに口あたりはむっちり。
その皮でくるりと包み込まれているのが、気前よくたっぷりとした胡麻求肥。弾力があって柔らかく、しかしベタつかない。胡麻の風味がしっかり感じられます(かつて求肥が苦手だったころに食べていれば、嗜好が変わったのではなかろうか)。
餡は入らないほうが、これは絶対おいしい。
極私的のぼりあゆベスト3、のひとつです。
ほかの定番品もステキです。
“ソフト”ともなかについてはそのうちまた。
このブログ内の「菓匠 榮久堂」
栗蒸し羊羹ほかいろいろ
青梅麩饅頭
●菓匠 榮久堂
台東区蔵前4-37-9 火曜休 9~18時
※参考サイト(インタビュー記事)
覚書
・胡麻求肥のぼりあゆ:白玉粉、砂糖、水飴、胡麻、卵、はちみつ、膨張剤 *当日含む3日間
・(利休)小奴:当日含む2週間程度?:ひと袋350〜円程度(不確か)
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食感、口溶け、何もかもが衝撃❣
食感、口溶け、すべてが衝撃! 美味しかったです!!!!
気に入ってくれたのね、よかった!
そうなのバランスがすごい。
長く続いてる定番って、やはりそれだけのことはあるよね。