クラウドファンディングで卵黄100％のカステラ～長崎　双葉屋の　KIMIだけにカステラ: 近所の和菓子屋さんの豆大福、パン屋さんのあんぱん

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2020年01月08日

クラウドファンディングで卵黄100％のカステラ～長崎　双葉屋の　KIMIだけにカステラ

卵黄１00％。
卵白を使わずに卵黄10割でカステラを・・・

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・・・つくる。

クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で見つけたプロジェクト。
「KIMIだけにカステラ」。

（これおもしろーい、食べてみたーい）と迷わず支援しました。

気になったのはどうやって膨らませるか。
だって膨張剤やBP使うのでは（ワタシのものさしでは）長崎カステラとは認め難い。

実行者（栗鷹物産）に伺うと、すぐに応えてくださった。

「使用している原材料は
卵黄
砂糖
小麦粉
マンナン
水飴(オリゴ糖)
生クリーム　　となりますので、膨張剤とBPは使用しておりません。」

こーゆー素早い対応ってっとてもうれしイ。

推察ですけど、おそらく保水性を高めて気泡を安定させる“マンナン”がポイントなのでは。

本来、カステラはBPなど膨張剤の類を使わず、泡立てた卵の力だけでふくらませる和菓子です。
（そうじゃないのが多いけど）。
泡立つ力の多くは卵の白身。例えばメレンゲなどは卵白だけでつくりますものね。

そんなカステラのなかで、とてもリッチなカステラといえば五三焼（“黄菊”も卵黄だけでつくられるカステラですが、一般に販売されてないようでワタシは未食）。

福砂屋による五三焼カステラは
通常より卵黄と砂糖の割合を増やし、小麦粉の割合を減らした特製カステラ。なので、高度な技術を持った熟練者でなくてはつくることができないのだそう。
そりゃ、膨らませる原動力の卵白が少ないのだから、ムズカシイ作業というのは想像に難くありません。
さらに卵黄十割、となるとどのようにふっくらさせるんでしょう。

というわけで。
１0月にサポート料入金、締切が11月29日で12月27日にリターン（半斤一箱）発送。
栗の実っていう名義で届いた冷凍品に最初は「？」。

年明けに家族といただいたところ・・

ふわっふわっっふわ～～～～。

その口溶けのよさと言ったらありません。
予想をはるかに上回るおいしさ！
底のザラメもしっかりある。

黄身が十割ならば、さぞかし濃厚かと思いきや。
口あたりはめちゃめちゃ軽やか～～。

この軽さ、何かに似てる・・そうだスフレ！

生クリームが入っているからなのか
カステラっていうより、食感も味わいも洋菓子のよう。

卵白を使わないのにスフレって不思議ですが、
かつて食べたチーズスフレ（店名を忘れた・・コー？ーコー？）の口溶け、軽さを思い起こさせます。

甘さはほどほどだし、バター類を使っていないから油脂の酸化臭もありません。
カステラ、というよりも新たな焼菓子という印象ですが
（店名を忘れた）スフレよりもずぅっとワタシ好み。

ついついふたきれ目に手が出てしまうほど。

届いた半斤のほとんどは開けてすぐになくなりました。

残った一切れ半は冷蔵して翌々日に食べたところ、
さすがに（ふわっふわっっふわ～）はなかったけれど、最後までおいしくいただきました。

クラウドファンディングは何度か利用していますが、和菓子の新しい試みって多くないっていうか、ほとんどない。
成立しないかもしれないけれど、お店の存在を広めるためにも個人店にはもっともっと利用してほしいなあ。
コメントのやりとりが素早いのもうれしい。

◎KIMIだけにカステラプロジェクト＝老舗和菓子店『双葉屋』と、1947年から長崎県で製菓製パン材料の卸売業を営む『栗鷹物産株式会社』が立ち上げたプロジェクト
・リターン商品：約300g 縦27.3cm 横8.0cm 高さ5.8cm（半斤サイズ）＝ワタシが選んだのは早割10%OFFで3670円送料込
●十割カステラ：砂糖、小麦粉、卵黄（桜卵使用）、マンナン、水飴(オリゴ糖)、生クリーム：消費期限：解凍後10日

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