実物は想像以上の大きさ↑
老舗らしく広々と
がっちり!豆大福
明治28(1895)年創業、ゑびすや本店
125年続く・・・・
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・・・・老舗菓子舗です。
(以下、私的備忘録です)
藤沢市内の本店で豆大福、赤飯、すあま(抹茶)そしておおきなおおきな“はまぐり最中”を購入。
想像以上に、立派な店舗。
地方ならではの広々とした間口と前庭。
ここは食べログの口コミ掲載がなかったので、はなから期待していたがそれ以上に好印象。
(だいたいにおいて、食べログの口コミ掲載のない和菓子店はイイ(個人の印象による。もちろん例外もあるけど)
なんと、すあまはパック入り。
抹茶のお菓子、普段は選ばないと思うけれど、すあまは珍しいので選びました。
すあまが口火となり、ご主人とかなり長いことお話させていただいた。
長後製パンさんが共通の知人だったこともあり、
学生時代、通っていた予備校が共通だったこともあり盛り上がる。
明治28年創業というのに驚きますが、ご主人で4代目。
(ワタシの記憶が間違っていなければ)
かつて組合理事を勤めたそうで、市内の菓子店について事情通でらっしゃる。
藤沢の最古参、豊島屋の裏話などもきかせていただく。
市内のわいわい市(JAさがみ)に豆大福、赤飯などの餅菓子を出しているけれど
看板銘菓のはまぐり最中は本店のみの販売とのこと。
そのサイズ感が気になっていたこともあって追加。
★豆大福
餅がイイ、すごくイイ。
しっかりとした歯ごたえ、すでに固くなり始めた、ぐらいの。
たっぷりとした厚さも食感もワタシ好み。
甘さを控えてほどよく渋抜きしたつぶしあんも悪くない。
当然ながら餅米は秋田県産を せいろで蒸して胴搗きしたもの。
地産のものも試用したが、やはり品質、量共に安定供給できるものを使っているのだそう。
北海道産小豆で、砂糖は不明。
当然、翌朝はガッチリ固くなっているかと思いきや、前日同様の歯ごたえ。
全体に水分がやや減っているけれど、焼かずに食べられます。
思うに、わいわい市に並ぶ餅菓子は複数店舗あるけれどすべてチェックしていたはず。
いずれも酵素もしくはトレハロースなどを使用したいたので、こちらも例外ではないみたい。
これくらい、がっちりとした歯ごたえなら、美味しくいただけるもんだなあ、と。
★御赤飯(300円:もち米、ささげ、胡麻、塩)
こちらはいかにも蒸籠で蒸した(和菓子店ならではの)もっちりふっくらのお赤飯。
(ささげがもっとたくさん入ったいれば、もっと好き)。
当日、食べきれなかったものは冷凍。後日、おいしくいただいた。
★はまぐり最中(200円:小豆、砂糖、米(※糯米?)、寒天)
大きさに劣らず粒あんがとてもおいしい。
しっとりとみずみずしく、豆を潰さずに、でも豆の皮まで柔らかい炊きあがり。
色もきれいで、食欲をそそる。
創業から続く看板銘菓で、なるほどこのサイズ感、いかにも明治の頃のお祝いモノ、らしい。
(測定したところ65g!)。
昔の引き出物のお菓子って、いまにしてみれば破格の、無鉄砲に思えるデカさ。
いかにも景気よさげで、見るだけで楽しい。
ちなみに製法も創業時から変えていないのだそう(←これはWeb記事を参照)。
店の所在地は湘南ではなく、藤沢のなかでもかなり内陸部、むしろ里山といいますか。
というわけで
沿岸部でないのに“はまぐり”、というのは
貝(とりわけ二枚貝)が古来よりおめでたい意匠として使われてきたことによるもの。
各地の菓子に見られる古典的意匠です。
慶事、とくに婚礼には喜ばれたことは想像に難くない。
次回、わいわい市に行ったら、あらためてチェックしてみよう。
◎ゑびす屋本店(公式ではない)Webサイト
・豆大福(つぶしあん)140円
・はまぐり最中(粒あん)200円(本店限定)
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・わいわい市公式ブログ
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はまぐり最中のつぶつぶ感もいいですね〜♪
ワタシもそう思います(笑) 小豆と搗いた餅、赤豌豆って最高の組み合わせ。結局素朴なおやつが一番好きですねー