お茶の子まめの 新どらやき 猫最中

うわさの粉に

猫

ぜんざい（パンは付きません）

「わがし甘党の会　どらやき比べ(2018年12月）」でみごと２位となった「お茶の子まめ」。

あの“どらやき”が新しく・・・

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・・・なりました。


どこが変わったかと言いますと
ほわっほわのあの“焼皮”がさらにバージョンアップ。



まめは開店当初からお菓子の材料は国内産。小麦粉は北海道産でした。
が、昨年（2019年）夏から、なんとあの“湘南小麦（商標登録）にシフトチェンジ。


上質な国内産小麦粉として名高い“湘南小麦c”
（パン好きならきいたことがあるでしょう）は
和菓子屋さんが用いるのはこれが初。


なので、ちょっとだけ説明しますと
まず、湘南産小麦すべてを指すわけではありません。
湘南藤沢小麦というのもあるけど、まったくの別モノです。



玄麦を粉にするのが製粉



では
湘南小麦（商標登録）とは？
石臼製粉プラント「ミルパワージャパン」が湘南地区で契約栽培した小麦を、低温で管理、ていねいに石臼で製粉した小麦の総称と規定している。
いまなはきブノワトン店主高橋幸夫氏が地元、神奈川の農家をまわって小麦を作付けするよう依頼、自ら設立した製粉工場で石臼挽きし、国産小麦を普及させようと始めたのが「湘南小麦プロジェクト」。

現在は高橋氏の遺志を継いだ本杉正和さんが運営している。


以下　ワタシの備忘録です

そんな湘南小麦。
いまではパン・製菓・製麺用小麦粉では国内最高品質のひとつ。

意識の高いパン店（カタネベーカリー、チクテベーカリー、パーラー江古田、にちりん製パンetc）の多くが、スペシャルメニューに限って用いるようになり、最近では焼菓子店も使い始めています。

香りの良さがハンパないこの小麦粉。
高品質、ですがかなり（細かい数字は忘れた）高価格。
なので、100%使うとパン1個あたりの売価もはね上がるので、バランスを見て使っているようです。




で、なにがそんなにスペシャルかと言いますと
製粉時の熱で小麦の旨みと香りが失われないよう、「1台で1時間に2kg（9回転/1分）しか挽かない超低速セッティング」。


そして
製粉前の入念な“精麦”（ピーリング技術）。
混入する石やゴミを取り除いた後、アリューロン層（＝ミネラル・ビタミンが豊富）に加え外皮6層・・・


と、まあ
これ以上は書きませんが、詳しく知りたい方はミルパワージャパンHPを見てね


とにかく
うんざりするほど手間と時間をかけているのは間違いありません。


ワタシも見学させていただきましたが、夏でも場内はとっても寒い。
訪問前から上着必須と言われていました。





収穫された小麦もここで低温貯蔵していて
それを何段階も経てから
巨大な石臼が音もたてずに（これで挽いてるのってくらい）ゆぅっっっくり回って、挽いていました。
そうして栄養豊富でなお風味と食感に優れた粉ができあがる。

こんな製粉所は国内でもここだけです。




ぜんざいも豊祝小豆　


「お茶の子まめ」山口さんが“湘南小麦”に興味をもったきっかけもブノワトンのパンに心酔していたから。
あの小麦粉が使えるなら、と英断したのだそう。

いまはどらやきは小麦粉の50％に湘南小麦強力粉（90％）と湘南小麦薄力粉（�T0％）を使っています

だんぜん香りが良くなったお茶の子まめの“どらやき”。
ちょっと価格は上がったけれど、売り上げ（新型コロナは別として）に影響はないそうですから、常連さんも納得の味。



あ、そうそう。
新しいお菓子として“猫最中”が加わりました。



とーぜん、ものすごくおいしい！
大粒の豊祝小豆がまるまるふっくら、つやつやっ。


どらやき、最中ともに大粒の豊祝小豆


ふっくら幸せそうに丸まった猫は、北海道の種物屋さんに特注で焼いてもらっているのだそう。



半生菓子も　白味噌の寒氷、とか　どらやき煎餅、とか　次々とおいしいのが誕生しているので、それはまた後日。


琥珀糖　調製中


◎お茶の子まめHP
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・どらやき（新版）：230円：花見糖、豊祝小豆、卵、湘南小麦強力粉（チクゴイズミ：2019年）、湘南小麦薄力粉c、北海道産小麦粉（横山製粉：ゆきんこ）清酒、はちみつ、みりん、麦芽水飴、寒天、膨張剤



◎ミルパワージャパン（併設パン店：ムールアラムール）

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